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女子プロの“美しすぎるドレス姿”!「JLPGAアワード」を振り返る

  • 2026.5.14

「JLPGAアワード2025」の表彰式が昨年末に都内ホテルで催された。その模様とともに、昨シーズンの女子ツアーを振り返る。

2025年12月、例年どおり「JLPGAアワード」が開催された。海外で活躍した選手もそろい、とても華やかな表彰式に。次々に登壇する選手たちを目で追いながら、25年シーズンを振り返ってみる。

開幕から米ツアー組の連勝そして、ベテランの奮起

開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」を岩井千怜が、第2戦「Vポイント×ENEOS」を吉田優利が勝ち、米ツアー参戦組が連勝した。しかし、第3戦「アクサレディス」でベテランの工藤遥加が初優勝。

この流れに乗るかのように、次戦「ヤマハレディース」では穴井詩が最年長シード選手の全美貞とのプレーオフを制して2年ぶりの優勝を果たした。序盤戦ではプロ2年目を迎えた菅楓華がつねに上位に。

一時はメルセデスランキング(以下MR)のトップに立った。雨の「富士フイルム・スタジオアリス」で安田祐香が通算2勝目をあげると、翌週「バンテリンレディス」で、佐久間朱莉が待望の初優勝を果たした。

そのころ米ツアーでは、竹田麗央が3月の「ブルーベイLPGA」で、4月の「シェブロン選手権」では西郷真央が5人プレーオフを制して、米メジャー初優勝を飾った。5月「パナソニックオープン」。24年シーズンは不振に喘いでいた菅沼菜々が復活優勝。最終18番、ラフからのアプローチが25年ベストプレーとして表彰された。

工藤遥加穴井詩と続いたベテランの奮起、5月の今季(= 25年シーズン)初メジャー「サロンパスカップ」でも、申ジエ藤田さいき、2人のベテランによる死闘が繰り広げられ、プレーオフの末に申ジエが、永久シードまであと1勝となる通算29勝を飾った。

佐久間朱莉
初優勝から4勝をあげて、一気に2025年ツアーの主役に躍り出た。「昨年の自分を超える」という今季の目勝はもちろんメジャー制覇だ

菅沼菜々
乃木坂46の衣装を手掛ける人にオーダーしたドレス。「表彰式の舞台に戻ってこられて幸せ」とコメント

山下美夢有
AIG女子オープンで海外メジャー初優勝を含む2勝をあげ、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた

荒木優奈
「ゴルフ5」で初優勝、メルセデスランキング7位、年間トップ10入りも14回と文句なしの活躍で受賞

ルーキーたちの躍動と初優勝ラッシュ

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工藤遥加プロ267試合目の初優勝だった。タキシードがこれほど似合う女子プロはいないだろう

「Sky RKBレディス」では神谷そらが、大逆転で通算3勝目。そして佐久間朱莉が「ブリヂストンレディス」で今季2勝目をあげた。その佐久間とマッチレースを演じたのが、開幕から好調のルーキー、荒木優奈だった。

「リゾートトラストレディス」「ヨネックスレディス」で、稲垣那奈子髙野愛姫がそれぞれ初優勝を飾った。そのころ米ツアーでは、岩井千怜が「メキシコ リビエラマヤオープン」で初優勝。「サントリーレディス」で2年ぶりの優勝を果たしたのは高橋彩華

そして、「ニチレイレディス」で入谷響が2位に4打差をつけて完勝。ルーキー初優勝1番乗りを果たした。 「アースモンダミンカップ」で佐久間朱莉が今季3勝目。この勝利でMR2位の神谷そらに300ポイント以上の差をつけて独走体勢に入った。

「資生堂・JALレディス」で永峰咲希が、20年「日本女子プロ選手権」以来5年ぶりの優勝。永峰を追った木戸愛のプレーオフに持ち込んだ本戦18番のバーディパットは、今季会場がもっとも沸いたプレーだった。

「ミネベアミツミ」で内田こと子が4日間首位を譲らず、初優勝を完全優勝で達成。これで6人目の初優勝者の誕生だったが、それは後半戦でも続く。「明治安田レディス」では、小祝さくらが優勝。しかし、次週「大東建託」の試合中に手首痛で途中棄権。

今季中の復帰が期待される。4日間とも気温35度の酷暑のなかで行なわれた「大東建託・いい部屋ネットレディス」は、大東建託所属のホステスプロ、渡邉彩香が勝利した。

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安田祐香

山下美夢有が快挙続いて岩井明愛も

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申ジエ「サロンパスカップ」優勝で永久シード獲得まであと1勝とし、生涯獲得賞金が14億円を突破

そのころ米ツアーでは、山下美夢有が「全英女子オープン」を制覇。アメリカでの初優勝がメジャーとは、やはりすごい選手だ。これで4月の西郷真央に続いて日本人がメジャーを連勝した。その2週間後、岩井明愛が「ポートランド・クラシック」で初優勝を飾り、参戦1年目で姉妹Vを達成。

国内8月「北海道meiji」、開幕からつねに上位で戦ってきた河本結が今季初勝利。翌週「NEC軽井沢72」では、ルーキー寺岡沙弥香を振り切り、柏原明日架が6年ぶりの勝利をあげた。「CAT Ladies」で吉田弓美子櫻井心那のキャディを務めたことが話題に。

その櫻井が2年ぶりの優勝を果たした。「ニトリレディス」では最終日13位タイから出た鈴木愛が大逆転で通算21勝目。そして「ニチレイレディス」の入谷に続き、ルーキーの初優勝者が生まれた「ゴルフ5レディス」。勝ったのは荒木優奈。今季7人目の初優勝プレーヤーとなった。

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櫻井心那(左) 高橋彩華(右)

2つのメジャーを制した1995年度生まれ

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竹田麗央「ブルーベイLPGA」で2024年「TOTOジャパンクラシック」以来の米ツアー2勝目。今季はメジャー優勝を目指す

9月「ソニー日本女子プロ選手権」桑木志帆とのプレーオフの末、金澤志奈が初優勝。それもメジャー大会を地元・茨城で達成というおまけつきだ。「ミヤギテレビ杯ダンロップ」で菅楓華が初優勝。これで今季の初優勝者は9人目。

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菅沼菜々(左)神谷そら(右)

10月のメジャー第3戦「日本女子オープン」。9年前に当時アマチュアの畑岡奈紗が逆転で初優勝を果たした今大会。そのとき畑岡に敗れたのがプロ3年目の堀琴音だった。9年越しのリベンジはアマチュア(廣吉優梨奈)に追われるという、シチュエーションも9年前と同じ巡り合わせだったが、堀は見事に悲願のメジャー制覇を達成。

翌週の「スタンレーレディス」。河本結が今季2勝目。米ツアー組が多く参加していた今大会、河本がその複雑な思いを語った会見が印象的だった。「富士通レディース」では、木村彩子が2日目に大爆発。そのまま22年「アース・モンダミンカップ」以来の通算2勝目をあげた。

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岩井明愛(左)岩井千怜(右)まず千怜が「メキシコリビエラマヤオープン」で勝ち、すぐに明愛が「ポートランド・クラシック」で優勝。米ツアー参戦1年目にして姉妹Vを達成。それぞれ敢闘賞を受賞した

95年度生まれの優勝者は、永峰咲希柏原明日架金澤志奈堀琴音に続き、木村で5人目となった。

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小祝さくら(左)與語優奈(中央) 入谷 響(右)

佐久間が初の年間女王に初優勝者の誕生は続く

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レジェンズツアーの優勝者。左から、酒井千絵、福嶋浩子、島袋美幸、二階堂美加、李知姫木

「マスターズGCレディース」。佐久間朱莉が9打差の圧勝で6月のアース・モンダミンカップ以来の今季4勝目をあげ、年間女王に王手をかけた。「三菱電機レディス」では仲村果乃が今季10人目の初優勝を飾った。初夏のころの好調がよみがえるメリハリの利いた見事なプレーだった。

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木村彩子

一方、ホステスプロとして臨んだ稲垣那奈子。初日87位タイと出遅れたが、2日目に起死回生の7バーディ(1ボギー)と意地を見せてギリギリの予選突破。所属の大会での気合いの入ったプレーは見ていて気持ちがいい。

そのころ米ツアーでは、山下美夢有が「メイバンク選手権」でプレーオフを制して今季2勝目。新人王のタイトルをほぼ手中に収めた。「TOTOジャパンクラシック」では、荒木優奈とのプレーオフを制して、畑岡奈紗が3年ぶりに米ツアー優勝。

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左から永峰咲希、脇元 華、堀 琴音

そして、腰の痛みを抱えながら戦い続けた脇元華に、ついに歓喜の瞬間が訪れた。「伊藤園レディス」で見事悲願を達成。これで今季の初優勝は11人目に。初優勝は「大王製紙エリエールレディス」でも。勝ったのは台湾のウーチャイェン

これで12人目。チャイェンは親友の藤井美羽が同じ週のステップアップツアーで初優勝を果たしており、その喜びはひと塩だったようだ。今大会で佐久間朱莉が初の年間女王に輝いた。今季の優勝者と上位選手のみ参戦が許される最終戦「リコーカップ」が例年どおり宮崎カントリークラブで開催された。

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金澤志奈

開幕戦で勝った岩井千怜が、この最終戦も勝利しそうな雰囲気だったが、それに待ったをかけたのは鈴木愛。プレーオフで千怜を下して通算22勝、永久シードまであと8勝。本人曰く「今年から年間2勝を4年続けて達成するつもり」とのこと。

これで、25年JLPGAツアーの全日程が終了。アワードでの表彰式でも明らかなように、25年シーズンは佐久間朱莉の年だった。ただ、そこに立ちはだかるライバルとして、親友の桑木志帆がこの舞台にいないのは少し寂しい気がした。

24年の最終戦「リコーカップ」を含め、その年3勝した桑木。そして当時初優勝が秒読み状態となっていた佐久間朱莉。この2人の勝負が25年のメインになると思われていたのだが、桑木が表彰台に上がることはなかった。

桑木の未勝利や、小祝の故障離脱などもあり、25年シーズンは初優勝が12人も生まれ、毎週違ったヒロインがあらわれた。ルーキーからベテランまで多くの優勝者が出たことで、例年になくバラエティ豊かなシーズンになったともいえる。

また、アマチュアの高校生たちが下部ツアーで優勝し、後藤あい岩永杏奈廣吉優梨奈らが今後も躍動することを考えると、日本女子ゴルフの未来が明るいことを実感した年でもあった。

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左から藤井美羽、ウー チャイェン

26年シーズンの主役は?

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Hitachi 3Tours Championship JLPGAチームJLPGAチームが大会3連覇を達成。左から菅楓華、荒木優奈、神谷そら、佐久間朱莉、河本結、高橋彩華

弱点らしい弱点が見つからない佐久間朱莉、やはり彼女を中心にツアーは展開していくと思われる。また、彼女は昨年12月に逝去した師匠の尾崎将司氏との約束「メジャー優勝」を果たすため、さらに強いモチベーションをもってツアーに臨むはずだ。

女子プロの“美しすぎるドレス姿”!「JLPGAアワード」を振り返る
樋口久子日本人女子選手の先駆者として活躍。現役引退後は、若手の育成や女子ゴルフ競技の普及と発展に尽力。受賞は当日まで本人には知らされず「サプライズ」だったという

そこに、この表彰式で新人賞を受賞した荒木優奈や、MR4位の菅楓華ら若手が昨季の好調そのままに上位争いを継続。30歳以上のベテランたちはその若手の壁となりながら、もちろん自身の勝利のために今季も優勝戦線につねに顔を出し続けるだろう。

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鈴木 愛

26年シーズンはアマチュア選手にも注目。レギュラーツアー優勝も十分あり得ると思う。また、原英莉花櫻井心那が米LPGAツアーに新たに参戦する。これで日本人プレーヤーは15人となった。きっと昨年より多くのグッドニュースが届くことだろう。

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大久保柚季優勝3回、トップ10入り5回を記録し「ステップアップツアー」ランキング1位に。今季のJLPGAツアー前半戦出場権を獲得
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左から水木春花、青木香奈子
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ステップアップツアーで優勝した選手たち

構成=ひよこきんぎょ
写真=田中宏幸

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