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「なんで別れたの!かわいそうに」元彼の母から長電話が来たとき、たまたまいた友達が代わって一言で黙らせた

  • 2026.5.13
「なんで別れたの!かわいそうに」元彼の母から長電話が来たとき、たまたまいた友達が代わって一言で黙らせた

きっぱり別れたはずだったのに

数年間付き合った彼とは、何度か話し合いを重ねた末にきっぱりと別れることにした。

どちらが悪いというわけではなく、将来に対する考え方が根本的に合わなかった。むしろ早めに決断してよかったと思える別れだったし、後腐れもなかった。

別れを告げてから一週間ほど経ったある夜、私のスマートフォンに見覚えのない番号からの着信があった。出てみると、元彼の母親だった。

「なんで別れたの!かわいそうに」

「なんで別れたの。長く付き合ってたのに、こんなことって。うちの子、本当にかわいそうに」

出た瞬間からこの調子だった。息子のことが心配なのはわかる。でも私にはきちんとした理由があったし、それは元彼本人とも話し合ったことだった。

「私の話も聞いてもらえますか」と口を挟もうとしても、声が重なってしまう。一方的に責め立てられる電話は、なかなか終わらなかった。

「うちの子は何も悪くない」「あなたが突然決めたせいだ」。繰り返されるその言葉を、私はただ黙って聞くしかなかった。

電話を切れば角が立つ。かといって反論すれば長引く。どうすることもできないまま、時間だけが過ぎていった。受話器を持つ手が、じわじわと疲れてきた。

友達の一言が空気を変えた

幸いなことに、その夜は友達の家に遊びに来ていた。延々と続く電話を隣で聞いていた友達が、しばらくして静かに肩を叩いてきた。

「代わってあげようか?」

小声でそう言われたとき、正直、断る理由がなかった。私はスマートフォンを差し出した。

友達は落ち着いた声で、まず元彼の母親の話を少しだけ受け止めるように聞いた。それからはっきりと、こう伝えた。

「彼女にはもう次の方もいて、新しいお母さんになれる方に出会えそうだって、とても明るく話してましたよ」

電話口がしばらく静かになった。それから短いやり取りが数秒あって、通話が終わった。

スマートフォンを受け取ったとき、胸のつかえが一気にほどけていくのを感じた。事実かどうかよりも、「こちらはもう前に進んでいる」という空気が、あの一言に込められていた。そのことが電話越しにも伝わったのだと思う。

その後、元彼の母親から連絡が来ることは一度もなかった。

共通の知人を通じて「元彼が結婚したらしい」という話が耳に入ったこともあったが、私にはもう関係のないことだった。自分の気持ちがとっくに前へ向いていたから、その話を聞いてもさほど揺れることはなかった。

あの夜、友達がそばにいてくれてよかった。一人だったら、ひたすら黙って受話器を持ち続けるだけで終わっていたと思う。あの一言が、長電話のなかで溜まっていたものをきれいに吹き飛ばしてくれた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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