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親が感情的に怒って勉強させると、子どものIQが下がる⁉︎ その理由と、怒鳴ったときの対処法

  • 2026.5.9

「今日もまた、感情的に怒っちゃった……」寝静まったわが子の寝顔を見ながら、自分を責めてしまったことはありませんか?こんにちは。小学生を12年間教えていた元教員で、3歳の娘を知育でIQ130まで伸ばしたまーやです。子どもが成長してくると、親の悩みは尽きないものですよね。乳幼児期なら、子育てサロンでお友達とおもちゃの取り合いになり「貸してって言ったでしょ!」と焦る自分。学校や習い事に通い始めれば、学習の遅れやできない姿を見て「どうしてうちの子は……」と不安になりますよね。そんな時、つい「この子の将来が心配!」「ちゃんと指導をしなきゃ」という思いが高まって、声を荒らげてしまうことありますよね。でもその一生懸命さが、皮肉にもお子さんの才能にブレーキをかけてる原因になるかもしれません。今日は教育熱心なママほど陥りやすいお子さんへの関わり方についてお話しします。

怒鳴ると脳が萎縮してしまう?!

「脳が萎縮する」という言葉に、ドキッとした方も多いと思います。「私の言葉のせいで、もう手遅れかも」と自分を責めてしまうママもいるかもしれません。しかし、近年の脳科学の研究(友田明美さんのNHK出版新書『子どもの脳を傷つける親たち』によるマルトリートメントの研究)で明らかになっているのは、あくまで脳が萎縮するのは「日常的かつ継続的な、逃げ場のないストレス」による影響です。まずは、なぜ脳に変化が起きるのか、そしてどう向き合えばいいのかを少し詳しく紐解いてみましょう。私たちの脳には、危機を感じると身を守ろうとする本能があります。激しい言葉を浴び続けると、脳は「ここは危険な場所だ」と判断し、過剰なストレスホルモンが出るのです。特に「海馬」と「前頭葉」に影響が出やすいと言われています。海馬は、ストレスホルモンに弱く、過剰にさらされると細胞がダメージを受け、学習能力や記憶力に影響が出ます。前頭葉は、理性をつかさどる部分ですが、ここが萎縮すると感情のコントロールが難しくなり、キレやすくなったり、逆に無気力になったりすることがあります。感情的になるのはよくないと分かっていても、やることが多くて心に余裕がないとつい強い口調で言ってしまう時もありますよね。そんな時はどうしたらいいのでしょう。

感情的になってしまった時にできること

しょんぼりするわが子を見ながら「今日も怒っちゃった。私が起こりすぎてるせいで影響が出てきたらどうしよう」と悩んだことはないでしょうか。真面目なママほど自分のことを責めてしまいがちですが、「たまに感情が爆発してしまった」「つい強い口調で言ってしまった」という1回1回の出来事で、すぐに脳がダメになるわけではないので安心してくださいね。また、脳には「回復する力」があります。可塑性といって、環境や経験によって自らを作り直す素晴らしい力が備わっているんですね。ですので、もし感情的になってしまったという時に心がけてみてほしいことを二つお伝えします。一つ目は、フォローを必ずすること。怒鳴ってしまった後に「さっきは言いすぎてごめんね。大好きだよ」とお子さんを抱きしめるだけでいいんです。怒られた後は子どももしょんぼりしてしまい「ママに嫌われたかな?」と不安に思っていても、ママからのごめんねの一言と抱きしめられたことによって安心感が上書きされるんです。これだけでストレスホルモンを抑え、脳の回復につながっていきます。二つ目は、ママ自身が安全基地を確保すること。ママが怒鳴ってしまうのは、性格の問題ではなく、余裕がないサインです。まずはママ自身が休息を取り、周りに頼ってくださいね。もし、周りに頼れる存在がいなければ、家事で手を抜けるところがないかを探してみてください。そうすることで、家庭を慢性的にピリピリしやすい空間から、ママがリラックスできる時間が増えることで安心できる場所へ戻していく。その変化こそが、子どもの脳を守る最強の薬になりますよ。

頭でわかっていてもいつもできるわけではない

「理屈はわかるけど、毎日笑顔でいるなんて無理!」そんな本音が聞こえてきそうです。お気持ちとてもよく分かります。毎日育児に家事に仕事に、忙しいママたち。寝不足だったり、仕事で疲れていたりすれば、つい感情のスイッチが入ることがあって当然だと思っています。こうやって書いている私も実は、完璧なママではありません。娘に対してつい声を荒らげてしまって、後で反省することも。そんな時、私が大切にしているのはやはり、先ほども書いた「子どもにしっかり謝る」ことです。「さっきはママ、イライラして怒鳴りすぎてごめんね。勉強してほしかっただけなのに、言い方が悪かったよ」と伝えます。これ、実は教育的にも大きなメリットがあるんです。ママが謝る姿を見せることで、子どもは「人は失敗してもやり直せるんだ」「悪いと思ったら謝ればいいんだ」というコミュニケーションの真髄を、身をもって学びます。怒鳴ってしまったマイナスを、親子関係の絆を深めるプラスに変えるチャンスなのです。育児は、子どもと一緒にママも育っていく長い旅のようなもの。立ち止まっても、間違えても、その都度「ごめんね」と「大好き」を積み重ねていけば、親子の絆は必ずしなやかに強くなっていくと思っています。もし言いすぎてしまったなという日があっても、自分を責めて一日を終えるのではなく、「明日は今日より一回多く、笑顔を増やせたらいいな」くらいの、ゆるやかな気持ちで眠りについてくださいね。少しでも心に余裕が持てるよう、ママが少しでも息抜きできる時間を確保できますように。

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Instagram:まーや(@ma_ya.chiiku)

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