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「お義母さんのことはどうでもいいのね!」車検代の返済中に追加援助を断った私→ヒステリックに叫ばれた本音

  • 2026.5.11

車検代10万円の返済が始まって

結婚して2年目の春、夫の車の車検が回ってきた。家計はぎりぎりで、貯金は子どもの保育料の支払いに充てている時期だった。何度も家計簿をめくっても、車検代をひねり出す余裕は見つからなかった。

困った夫が頭を下げた相手が、義母だった。

「車検代10万円、一時的に立て替えてもらえないかな」

義母は二つ返事で出してくれた。返済も急がなくていい、と言ってくれた。

「毎月1万円ずつでいいわ、無理しないで」

ありがたい言葉だった。私はその言葉に甘えるのではなく、必ず期日を守って返そうと決めた。給料日の翌日、銀行へ行き、決まった金額を毎月きっちり振り込み続けた。振込明細はすべて引き出しのファイルに綴じ、夫にも見せた。

1ヶ月目、2ヶ月目。残高は確実に減っていく。

義母は会うたびに「ちゃんと返してくれてるね、ありがとう」と笑顔で言ってくれた。その笑顔に救われて、私は嫁としての立ち位置をなんとか保てていた気がする。

このペースなら、来年の春には完済できる。私は心の中で密かに、その日を楽しみにしていた。

「お義母さんのことはどうでもいいのね!」響いた一言の本音

3ヶ月目の振込を済ませた、その週の電話だった。

「今月厳しいから、10万円援助して」

義母の声は、いつもより少し早口だった。一瞬、なにを言われたのか分からなかった。返済中の10万円とは別に、新しく10万円。我が家の口座を頭の中でめくっても、出せる金額ではなかった。

私は受話器を握り直し、できるだけ穏やかに伝えた。

「ごめんなさい、今月はうちも厳しくて……難しいんです」

沈黙が一拍。そのあと、義母の声は別人のように跳ね上がった。

「お義母さんのことはどうでもいいのね!」

叫ぶような声に、耳の奥がきんと鳴った。返済はちゃんと続けている。それでも、断った瞬間に「どうでもいい」と言われてしまう。

受話器を置いたあと、しばらく台所の床を見つめていた。優しさで貸してくれたはずの10万円は、いつのまにか「貸し」として、嫁である私の上に重く乗っていた。

その夜、夫に話しても「まあ、母さんも大変なんだろう」と苦笑いするだけだった。胸の奥に小さな砂粒のようなモヤモヤが残り、いまも消えていない。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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