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上田竜也「正解がわからず、家で何度も台本を投げた(笑)」 難解さに悩んだ主演舞台『リプリー』の開幕に感慨

  • 2026.5.7
舞台『リプリー』初日前会見より 撮影:阿部章仁 width=
舞台『リプリー』初日前会見より 撮影:阿部章仁

上田竜也が主演する舞台『リプリー』が、5月6日開幕。初日前会見&公開ゲネプロが行われ、上田らキャストが意気込みを述べた。

【写真】上田竜也、木村了、川上麻衣子、鶴見辰吾らが出演! 舞台『リプリー』ゲネプロの様子

本作は、1960年公開されたアラン・ドロン主演映画『太陽がいっぱい』(原題『Purple Noon/Plein Soleil』)の原作であるパトリシア・ハイスミスの小説『リプリー』を舞台化。演出家・宮田慶子の新演出により初の日本上演を果たす。

巧妙で冷酷でありながら人を引きつける主人公トム・リプリーを上田竜也が演じる。トムとの出会いで人生が変わっていく青年リチャード・グリーンリーフは木村了。トムを警戒するかれんな女性マージ・シャーウッドには潤花。リチャードの友人であるフレディ・マイルスには板倉武志。イタリアに生きるティーンエージャーのファウストに長友郁真。ある依頼を通してトムと関わりをもつことになるリチャードの両親は川上麻衣子と鶴見辰吾が演じる。

本作では、トムとリチャードを除く登場人物を、5名の俳優が複数の役として兼任して演じ分ける構成になっており、その配役は原作においても重要な要素となっている。

上田は「1ヵ月間の稽古があっという間でした。稽古中は『どうしてこの話を受けてしまったんだろう?』と逃げ出したくなるほど大変で…何が正解なのかわからず、家で何度も台本を投げました(笑)。皆それぞれ役の難しさにぶち当たりながらも、とてもチームワークの良いカンパニーですので、楽しく思う存分芝居ができる環境だったと思います。僕自身難解な作品に悩む日々でしたが、宮田さんやキャストの皆さんに『大丈夫だよ』と声をかけていただき、なんとかこの日を迎えられました」と心境を明かす。

そして「不朽の名作である『リプリー』を、このチームワークを武器にしてお客様にしっかり伝え、何か一つでも感情を持ち帰ってもらえればと思います。そのためにカンパニー一同しっかり細部を詰めて初日を迎えたいです。劇場でお待ちしています」と意気込みを述べた。

舞台『リプリー』は、東京・東京グローブ座にて5月6~24日、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて5月29~31日上演。

キャストのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■上田竜也

1ヵ月間の稽古があっという間でした。稽古中は「どうしてこの話を受けてしまったんだろう?」と逃げ出したくなるほど大変で…何が正解なのかわからず、家で何度も台本を投げました(笑)。皆それぞれ役の難しさにぶち当たりながらも、とてもチームワークの良いカンパニーですので、楽しく思う存分芝居ができる環境だったと思います。僕自身難解な作品に悩む日々でしたが、宮田さんやキャストの皆さんに「大丈夫だよ」と声をかけていただき、なんとかこの日を迎えられました。

不朽の名作である『リプリー』を、このチームワークを武器にしてお客様にしっかり伝え、何か一つでも感情を持ち帰ってもらえればと思います。そのためにカンパニー一同しっかり細部を詰めて初日を迎えたいです。劇場でお待ちしています。

■木村了

難解な戯曲でしたが、演出・宮田さんのわかりやすいディレクションのもと稽古を頑張ってきました。上田くんは膨大な台詞量ですが、稽古初日からほぼ全て頭に入っていたことに驚いて、やめてくれよ!と思いました(笑)。初共演で第一印象は怖かったのですが、実際はとても誠実な方で。日に日に台本がボロボロになっていく様子を見ていて、宮田さんにディレクションされた部分も翌日には解消されていてすごいなと思いました。

稽古場では鶴見さんや川上さんが場を和ませてくださったり、上田くんの兄貴気質なところに引っ張ってもらったりしてここまでやってきました。お客様にはこの物語がどう立ち上がっていくのか見届けていただきたいなと思います。

■潤花

演出の宮田さんを始め、キャスト全員が初めましてで、この台本をどう解いていくのかというところにも不安を感じながら始まったお稽古でした。けれど宮田さんがおっしゃることがとてもわかりやすくて、すぐに作品のイメージが固まりました。お稽古期間はものすごくあっという間で、それは本当に難しく頭を抱える時間だったはずなのに、キャストの皆さんのおかげでとても楽しく前向きに今日を迎えることができました。心から感謝の気持ちでいっぱいです。

劇場に来てからも新たな発見があり、初日を迎えてお客様がいてくださったらまた新たなものを見つけることができそうで、緊張がありつつ楽しみにしています。

■板倉武志

僕はリチャードの友人フレディとトムの友人マークの二役を演じますが、特にフレディには苦戦しました。悩んでいる僕を、宮田さんを始めとした皆さんが優しく励ましてくれたのがとても嬉しかったので、まずはこのカンパニーの皆さんの気持ちに応えられる芝居ができればと思います。トムを詰めるシーンはお客様の反感を買いそうですが(笑)、それも役者冥利に尽きます!

難解な話ではありますが、劇場に来ていただける方には楽しんでいただきたいです。劇場でお待ちしております!

■長友郁真

僕の演じる三役は見た目に始まり何から何まで全く違ったキャラクターで、特に最初のシーンは緊張感があります。けれど最後の方に演じるシルヴィオはやったことのないタイプの役なので、とても楽しく演じさせていただいています。

作品としては明るい物語ではありませんが、稽古中も笑いの絶えない明るいカンパニーです。今日こうして誰一人欠けることなく初日を迎えられたことを嬉しく思います。良い意味で毎回変化していく作品ですので、その日その日の1回を完成形としてお届けできるよう、皆で立ち上げられたらと思います。

■川上麻衣子

今回の座組は初めましての方が多く、難解なお芝居なのでどうなるかなと思っていましたが、本当に楽しい稽古場で。特に、若い皆さんからたくさんの刺激をいただきました。劇場に来てからは映像や音が入り、稽古場の時とは全く違うものになっているように見えて、わくわくしながら観させていただいています。

私が演じている二役は共に少し変わった役。すごく難しい役だなと思っていますし、早替えもあるので大変です。舞台裏ではスタッフの皆様と協力して、息を合わせながら二役を演じたいと思います。

■鶴見辰吾

『リプリー』といえば、映画「太陽がいっぱい」ですね。もう上田竜也は「令和のアラン・ドロン」と言っても過言ではないと思います。この役を演じられる俳優さんはなかなかいませんが、彼は非常にスタイリッシュでセクシーに演じているので、皆さんの心をぎゅっと鷲掴みにすると思います。個人的には川上さんとは31年ぶりの共演になりますので、とても嬉しく思っております。

この作品を演じるにあたって役者はいろいろな壁にぶつかりますが、物語はスリリングで、サスペンスの原点と言われるような、手に汗握る面白い展開になっていると思います。主人公のトム・リプリーは悪役ですが、なぜか応援したくなってくる。その“悪徳の美学”を楽しんでいただきたいです。

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