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「◯◯さんはマイペースだよね」食事中に義母から放たれた一言→さん付け呼びに気づいた嫁のモヤモヤ

  • 2026.5.8

食事の席で笑顔とともに飛んできた一言

結婚して数年。義実家との関係は表向き穏やかで、月に一度の食事会も特にトラブルはない。だからその夜も、私はいつものように義母の作った肉じゃがをよそってもらって、にこにこと箸を進めていた。

話題が私の仕事の進め方に流れたとき、義母が小皿を置きながら、ふっと笑って言った。

「◯◯さんはマイペースだよね」

口調はやわらかい。声のトーンも責めるようなものではなく、むしろ褒めるニュアンスを含んでいる。隣で夫もうんうんと笑って、湯気の立つお椀を傾けている。

悪気がないのは分かる。義母は昔からこういう、にこにこした褒め寄りの言葉で家族をまとめてきた人だ。それでも私の中で、何かが小さく引っかかった。

(あ、私、いまも「◯◯さん」のままなんだ)

結婚して何年経っても、義母は私を「◯◯さん」とさん付けで呼ぶ。夫のことは下の名前を呼び捨てで、義妹のことも幼い頃のあだ名で呼ぶのに、私だけが他人行儀の一線をまたげずにいる。

夫に話して、もう一段深くなった違和感

帰り道の車の中で、私は思いきって夫にその引っかかりを伝えてみた。

「お義母さんに『◯◯さんはマイペースだよね』って言われたの、なんかちょっと、距離感あるなって思っちゃって」

夫はハンドルを握ったまま、ちらりとこちらを見て、すぐに前に視線を戻した。

「気にしすぎじゃない?うちの母、誰にでもああだから」

軽く流された。怒鳴られたわけでも、否定されたわけでもない。ただ、こちらが拾って欲しかった部分が、夫の手のひらをするりとすり抜けていった感じ。

(私が引っかかったのは「マイペース」のほうじゃないのに)

言葉にして反論するほどでもない、と私は唇を結ぶ。義母の声は確かに優しかったし、夫だって悪気があるわけじゃない。だからこそ、どこにも返せないモヤモヤが、胃のあたりにとろりと沈んでいく。

その夜、子どもを寝かしつけて、私は冷えた麦茶を一口だけ飲んだ。「◯◯さん」というさん付けが、義母から私への、たぶんずっと縮まらない距離。それを気にしすぎだと笑って終わらせる夫。

二つが重なって、思っていたよりずっと深いところに、小さな違和感が落ちていった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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