1. トップ
  2. 物件選びは「ブランドマンション」一択?メリットと、選ぶべき鉄板ブランドとは【元TBSアナ・国山ハセン氏が解説】

物件選びは「ブランドマンション」一択?メリットと、選ぶべき鉄板ブランドとは【元TBSアナ・国山ハセン氏が解説】

  • 2026.5.3

不動産を購入したいエリアが決まったあと、多くの人が頭を悩ませるのが「どんな物件を選ぶか」という問題です。価格、間取り、駅距離など判断材料は多く、不動産の専門知識がなければ、何を基準に決めるべきか迷ってしまいがちでしょう。

TBSキャスターとして活躍し、現在はビジネス映像メディア「PIVOT」でマネー番組のナビゲーターを務める国山ハセン氏は、「ブランドマンション」がおすすめだと言います。一見すると割高に見えるこの決断が、なぜ長期的には理にかなっているのか。

本記事では、国山氏の著書から、住み心地・売りやすさ・価格の下がりにくさという観点でブランドマンションが持つ実践的なメリットをわかりやすく紹介します。

※本記事は書籍『投資初心者の僕がプロたちから学んだ、正しいお金の増やし方』(国山ハセン :著/徳間書店)から一部抜粋・編集したものです

 

「ブランドマンション」はメリット多数

購入したい、あるいは住みたいエリアが決まったら、次に大事なのが「どんな物件を選ぶか」です。

結論から言います。大手デベロッパー(不動産開発会社)が手がける、いわゆる「ブランドマンション」を選んでください。「そんな単純でいいの?」と思うかもしれません。でも、これこそが素人である私たちが不動産のプロの判断力を借りられるもっとも確実な方法なのです。

 

建物の品質が信頼できる

不動産投資のプロは、建物の構造や管理体制、周辺環境、将来の再開発計画まで、細かくチェックして購入判断を下します。

一方で、私たち一般の購入者がそこまで専門的に調べるのは現実的ではありません。そこで頼りになるのが、三井不動産レジデンシャルや野村不動産といった大手デベロッパーのブランド力。

彼らは会社の看板を背負って物件を開発しており、もし手抜き工事や低品質な建材を使えば、企業の信用そのものが損なわれてしまいます。だからこそ、施工管理や建材選定には厳しい基準が設けられているのです。私たちは、その企業の信用力を「目利き」として活用できるわけです。

 

住環境の質が高く、快適に暮らせる

ブランドマンションは、住む人の満足度を高めることを前提に、細部まで丁寧に設計されています。

エントランスのデザイン、宅配ボックスやゲストルームなどの共用設備、管理人の常駐体制、植栽の手入れといった部分にも、しっかりと予算と手間がかけられています。こうした工夫は単なる「見た目」ではなく、日々の暮らしの快適さに直結します。

この「住み心地の良さ」は、当初は投資目的で購入した人にとっても決して無関係ではありません。将来、自分や家族が住むことになるかもしれませんし、その際、こうした住環境の質が、日々の生活の満足度を大きく左右するからです。

 

売却時に買い手がつきやすく、価格が下がりにくい

不動産を売却する際、もっとも重要なのは「買い手が現れるかどうか」です。その点、ブランドマンションには安定した需要があります。

たとえば、「高くても『プラウド』を選びたい」「子育て中だから管理体制がしっかりした『パークシティ』に住みたい」といった声に代表されるように、ブランド指名で探す購入希望者が多いのです。

こうした“住みたい理由”が明確な層が厚いため、中古市場に出した際も比較的早く買い手が見つかります。結果として、価格の下落圧力がかかりにくく、相場よりも高い水準で売却できるケースも少なくありません。

さらに、立地条件やブランドの人気が重なれば、購入時よりも高値で売却できる可能性すらあります。

 

ブランド料は「保険料」と考える

ただし、大手デベロッパーが手がけるブランドマンションの価格は、同じエリアのほかの物件と比べて1〜2割ほど高めに設定されていることが一般的です。それでも、僕はこの価格差を「安心を買うための保険料」と考えて納得しています。

事実、建物の品質管理が徹底しているため、購入後に想定外の修繕費がかかるリスクは抑えられています。管理組合の運営もしっかりしているので、管理費や修繕積立金の急激な値上がりも起こりにくい。さらに、ブランド価値が市場で評価されるため、売却時に「なかなか売れない」「大幅に値下がりする」といった事態を回避しやすくなります。

多少の価格差を支払ってでも、こうした将来の不確実性を減らせるなら、それは長期的に見ても合理的な判断だと思います。

では、どのブランドを選ぶべきでしょうか。首都圏であれば、次の3つが鉄板です。

・野村不動産の「プラウド」
 ・三井不動産レジデンシャルの「パークホームズ」「パークシティ」
 ・三菱地所レジデンスの「ザ・パークハウス」

これらは、いずれもファミリー層を中心としたニーズが強く、中古市場での流通実績も豊富です。つまり、「買いたい人」が常に一定数いるため、売却時にそうそう困ることがないのです。

僕が鉄板ブランド以外で注目しているのが、日鉄興和不動産の「リビオ」シリーズです。リビオはデザイン性に優れた物件を多く手がけており、特に30代から40代前半の、デザインにこだわりを持つ層から高く支持されています。

このように「誰が買うのか」がはっきりしたブランドもまた、中古市場でも買い手がつきやすく、需要が安定しています。投資対象としてもマイホームとしても安心して選べる魅力的なブランドと言えるでしょう。

 

地方でも「ブランド」にこだわろう

もちろん、地域によっては大手デベロッパーが参入していないエリアもあります。しかし、その場合でも考え方は変わりません。そこで探すべきは、その地域でいちばん実績があり、評判の良いデベロッパーです。その会社が手がける物件こそ、地域における“ローカルブランド”であり、資産価値が落ちにくい土台になります。

この地域ブランドを見極めるには、少しリサーチが必要です。不動産情報サイトを見る。地元の不動産会社や入居者の声を聞く。そして実際に街を歩いてどの会社の物件が多いか観察する――。

地味ですが、こういったリサーチを重ねて優良なデベロッパーを見つけ出す「考え方」さえ押さえておく。そうすることで、大手のブランド力に頼らずとも、地方でも同じように“価値が守られる不動産”を選ぶことができます。

 

■著者略歴: 国山ハセン(クニヤマハセン)
1991年生まれ、東京都出身。中央大学商学部卒業。2013年、TBSテレビに入社。数々の番組でメインMCなどを務め、2021年8月からは報道番組『news23』のキャスターも務める。2022年末に退社し、ビジネス映像メディア「PIVOT」に参画。動画コンテンツの企画・制作に携わり、なかでもMCを務める『MONEY SKILL SET(マネースキルセット)』『MONEY SKILL SET EXTRA(マネースキルセット・エクストラ)』は資産運用の学びの番組として大きな人気を博している。2025年、アメリカでFOX UNION Inc.を立ち上げ、日本発のグローバルメディア「UnKnown」を合わせてローンチ。著書に『アタマがよくなる「対話力」』(朝日新聞出版)がある。

元記事で読む
の記事をもっとみる