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タケウチリョースケの愛が詰まった描きおろし!『マンダロリアン・アンド・グローグー』に期待する、「スター・ウォーズ」だからこその没入体験

  • 2026.5.1

「スター・ウォーズ」シリーズの待望の最新作であり、7年ぶりの劇場映画となる『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』が5月22日(金)よりいよいよ日米同時公開!孤高の賞金稼ぎマンダロリアンことディン・ジャリン(ペドロ・パスカル)と、強力なフォースに目覚めつつある子どものグローグーの2人が、ダース・ベイダーの死後、帝国が崩壊した銀河での新たな戦争を阻止するため立ち向かう。

【イラストを見る】超カッコいい&鬼かわいいが共存!『マンダロリアン・アンド・グローグー』への期待が高まる描きおろしイラスト

誰もが楽しめるスペクタクルなアクションの見せ場に加え、シリーズの真のテーマともいえる“親子”の物語が描かれる本作。そこでMOVIE WALKER PRESSでは、大の「スター・ウォーズ」好きであり、アニメやゲームのファンアートを中心に独自の作風と色彩感覚で話題のイラストレーター、タケウチリョースケにインタビューを敢行!描き下ろしイラストに込めた想いと共に、劇場ならではの「スター・ウォーズ」体験から最新作への期待など、「スター・ウォーズ」愛をたっぷり語ってもらった。

【イラストを見る】超カッコいい&鬼かわいいが共存!『マンダロリアン・アンド・グローグー』への期待が高まる描きおろしイラスト イラスト/タケウチリョースケ
【イラストを見る】超カッコいい&鬼かわいいが共存!『マンダロリアン・アンド・グローグー』への期待が高まる描きおろしイラスト イラスト/タケウチリョースケ

「きっかけは『週刊少年ジャンプ』。尾田栄一郎先生の『スター・ウォーズ』ファンアートでした」

タケウチが始めて「スター・ウォーズ」に触れたのは1999年公開の『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』(99)からだった。それまで、「スター・ウォーズ」の存在こそ知っていたものの、自発的に観てみようとは思わなかったという。そんなタケウチが『ファントム・メナス』の公開に合わせて映画館に足を運んでみようと思うきっかけはとある1枚のイラストだった。

「『ファントム・メナス』の公開が近づくなかで、『週刊少年ジャンプ』で映画との連動企画があったんです。その時に『ONE PIECE』の尾田栄一郎先生が『スター・ウォーズ』の新作にかける想いと共にファンアートを描かれていて。そのイラストから伝わるイメージで、『この映画、おもしろそうだな』と思いまして。それをきっかけに観にいった結果、すっかり『スター・ウォーズ』のファンになりました。映画がすごくおもしろかったですし、ポッド・レースのシーンには衝撃を受けましたし、ダース・モールも格好よかった。最高の映画体験でしたね」。

人気イラストレーター・タケウチリョースケの「スター・ウォーズ」愛をたっぷりお届け! イラスト/タケウチリョースケ
人気イラストレーター・タケウチリョースケの「スター・ウォーズ」愛をたっぷりお届け! イラスト/タケウチリョースケ

その後タケウチは、『スター・ウォーズ/クローンの攻撃(エピソード2)』(02)が公開されるまでの間に、『スター・ウォーズ/新たなる希望(エピソード4)』(77)、『スター・ウォーズ/帝国の逆襲(エピソード5)』(80)、『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還(エピソード6)』(83)のオリジナル・トリロジーを観ていき、ますますシリーズの深みにはまっていったそうだ。

「旧三部作は、観る前までは古い映画だと思っていたんですが、観てみるとそのすごさがわかりました。SFXやVFXを使った宇宙の雰囲気の描き方に驚きましたし、なかでも、僕自身が神様のように尊敬している『ドラゴンボール』を描かれた鳥山明先生にも大きな影響を与えていたことが衝撃でした。あの鳥脚のような関節を持つメカのイラストを鳥山先生はよく描かれていたんですが、それは『スター・ウォーズ』のAT-STやAT-RTからインスパイアされたものだと知って、その影響力のすごさを理解しましたね。そのほかに登場する宇宙船などの乗物は、使い古された表現でとても格好いい。そのビジュアルインパクトは自分のイラストの描き方にも大きく影響を与えていると思います」。

「スター・ウォーズ」に登場するメカのビジュアルに、大きく影響を受けたと語る [c]2026 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.
「スター・ウォーズ」に登場するメカのビジュアルに、大きく影響を受けたと語る [c]2026 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.

こうして、すっかり映画の「スター・ウォーズ」の魅力にハマったタケウチは、続く『クローンの攻撃』と『スター・ウォーズ/シスの復讐(エピソード3)』(05)を劇場で楽しみ、その後は「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」や「スター・ウォーズ/反乱者たち」などのアニメシリーズにも手を伸ばすほどのファンとなった。そんななかで、シリーズ全体で好きな作品、そして好きなキャラクターについて語ってもらった。

「好きな作品となると、『帝国の逆襲』と『ジェダイの帰還』あたりです。特に『帝国の逆襲』は、前半から引っ張りまくって、さらに主人公たちが負けるような終わり方をしていて衝撃でした。初めて観た時は、『こんな作り方の映画があるんだ』という驚きが大きくって。ちなみに、好きなキャラクターはダース・ベイダーです。画面に出てくるとテンションが上がる感じがありますね。唯一無二のカリスマ感がすごいですし、サイドストーリー系の作品でも出てくると空気が変わりますから。すごい魅力を感じます」。

「グローグーをかわいく見せるセンスが『スター・ウォーズ』のデザイン力のすごさ」

「マンダロリアン」の顔ともいえるグローグーのかわいさ [c]2026 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.
「マンダロリアン」の顔ともいえるグローグーのかわいさ [c]2026 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.

最初に映画館で「スター・ウォーズ」の世界を体験し、その後じっくりとシリーズを楽しんできたタケウチにとって、7年ぶりの劇場公開作となる『マンダロリアン・アンド・グローグー』は、久しぶりに大スクリーンで「スター・ウォーズ」を堪能できる作品として高い期待をしていると語る。

「『マンダロリアン』のドラマシリーズは本当に楽しい作品でした。1話完結に近いスタイルがまずおもしろいですし、その中心となるマンダロリアンとグローグーの掛け合いで物語に引き込まれますね。とにかくグローグーがかわいいので、その姿をずっと観ていたくなります。アクションシーンも最高なんですが、2人の日常的なところが見どころになっているのもいいですね。そんな感じで、『マンダロリアン』のドラマシリーズは、1話完結的にいろんな星を巡る雰囲気に乗って、彼らと一緒にスター・ウォーズの銀河を旅していたみたいな気持ちで観ていました。作品自体も、過去の映画やアニメのシリーズと『こんなところで繋がるんだ』『ああ、このキャラが来た』と驚く感じなど、仕掛けも楽しませてもらいました。そんなシリーズの魅力が詰まった作品を、映画館の大スクリーンで観ることができるということで期待が高まっています!」。

劇場の大スクリーンに「スター・ウォーズ」の迫力が帰ってくる! [c]2026 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.
劇場の大スクリーンに「スター・ウォーズ」の迫力が帰ってくる! [c]2026 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.

本作の大きな注目ポイントとなるのは、その可愛らしさから大人気となっているグローグーの活躍。タケウチはイラストレーターとして、グローグーというキャラクターに関してはどのように捉えられているのだろうか?

「単純にかわいいキャラクターというのは世の中に溢れていると思うんですが、グローグーはちょっと違いますよね。元になったのは、ジェダイ・マスターであり高齢のお爺ちゃんキャラクターであるヨーダで、グローグーは彼と同じ種族の幼体ということですが、あの見た目を幼くして、説得力のある形で可愛く見せるセンスが『スター・ウォーズ』のデザイン力のすごさなのかなと感じますね。よく観ると生物的にリアルな感じで、シワがあったりうっすら毛が生えていたりしているんですが、子どもっぽくさせる加減が絶妙で。性格もヤンチャなのもいいですよね。グローグーが気になっている人は、映画館でぜひあのかわいさの魅力に触れてみて欲しいなと思いますね」。

かわいいだけじゃないのがグローグーの魅力の一つ [c]2026 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.
かわいいだけじゃないのがグローグーの魅力の一つ [c]2026 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.

取材が行われた4月16日現在、作品の全容は判明していないが、ファン心をくすぐる要素が満載の予告編から、日に日に期待が高まってきている『マンダロリアン・アンド・グローグー』。タケウチはその予告編から、どのような部分に注目しているのだろうか?

「キャストに関しては、新共和国のパイロットとして登場するシガーニー・ウィーバーにとにかく期待ですね!予告編でのマンドーやグローグーとのやり取りだけで、『この2人とはどんな関係になるのか?』と気になります。予告編を観るとアクションも満載ながらも、マンドーとグローグーの親子関係を軸に、銀河の危機を救う展開になりそうで、2人のドタバタ劇が期待できそうです。ジャバ・ザ・ハットの血縁であるハット族もフィーチャーされていますし、AT-ATの雪に覆われた場所での爆破シーンなんかもどんな流れからあの展開に繋がるのか…。それから、やっぱりグローグーと機械いじりが得意な小型の宇宙人であるアンゼランの活躍がおもしろそうです。ドラマでは、グローグーは自分よりも小さいアンゼランという種族に会ってうれしくて、アンゼランたちは抱っこをしてウザがられるシーンがありましたが、そうした小さい者同士でのやり取りは楽しそうですよね。あの小さい者たちの活躍も予告映像からはいろいろと想像が広がるので楽しみが多いです」。

やんちゃなグローグーを静止するウォード大佐(ウィーバー) [c]2026 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.
やんちゃなグローグーを静止するウォード大佐(ウィーバー) [c]2026 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.

一方で、タケウチは「スター・ウォーズ」を劇場で観るならば、その迫力をよりしっかりと楽しみたいという想いもあるという。シリーズでは初となるFilmed For IMAX作となる『マンダロリアン・アンド・グローグー』での映像体験にも大きな期待をしているそうだ。

「僕は関西に住んでいるので、大阪の吹田市にある109シネマズ大阪エキスポシティで、フルサイズのIMAXを観る事もあります。話題だった『インターステラー』を観に行ったのが最初だったのですが、その時の音響や映像の衝撃が本当にすごくて忘れられません。なので、『マンダロリアン・アンド・グローグー』をあの環境で観るのは本当に楽しみですね!宇宙空間やちょっと暗い地下闘技場っぽいところでのバトルとかどんなふうに見えるのか?没入して楽しみたいです」。

どんな大冒険が待っているのか?公開が待ち遠しい! [c]2026 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.
どんな大冒険が待っているのか?公開が待ち遠しい! [c]2026 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.

「もしこのイラストで、誰かが『スター・ウォーズ』へ興味を持って、新しいファンが生まれるのならば、こんなにうれしいことはない」

そんなタケウチが描き下ろした3枚のイラストは、自身が予告編から気になるシーンをチョイスして描いたとのこと。それぞれのシーンはどのような想いで選び、イラストに落とし込んだのだろうか?詳しく解説してもらった。

「予告編のなかで印象に残ったのが、まずなんといってもAT-ATの爆破シーンでした。『スター・ウォーズ』の世界観を代表する兵器を、マンダロリアンとグローグーが一緒に破壊して、爆発の中から飛び出す…というこの映画らしい見どころなんだろうなと思って最初に選びました。予告編では爆発から飛びだす2人とAT-ATの爆発は、実は別のカットなんですが、それを1枚の絵としてあのシーンを凝縮しています。ぴょんと肩に乗ったグローグーもかわいいので、そこも注目してほしいですね。

『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』描きおろしイラスト(1/3) イラスト/タケウチリョースケ
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』描きおろしイラスト(1/3) イラスト/タケウチリョースケ

2枚目はマンドーがグローグーを水の中から救いだして抱き上げるシーンを選びました。どんな流れであのシーンになるのかわからないのですが、わずかなカットからグローグーを助けることができてホッとしているマンドーの仕草が伝わってくる。顔も見えないのに『よかった』と思っているのが演技から伝わって、すごく親子の絆を感じたんです。そういう意味では、“親子の絆”を象徴するシーンなのかという想いを込めて描きました。

『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』描きおろしイラスト(2/3) イラスト/タケウチリョースケ
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』描きおろしイラスト(2/3) イラスト/タケウチリョースケ

最後は、グローグーとアンゼランたちがスピーダー・バイクみたいな乗り物に乗っているシーンです。小さい種族が乗物に乗っている姿も『スター・ウォーズ』を象徴しているような感じがありますよね。かわいいキャラクターたちがすごく真剣な表情でどこかにスピーダーで移動している。かわいいさとマンドーを助けるために行動していると思われる緊迫感が伝わってきていいんですよね。『スター・ウォーズ』は、人とメカとの組み合わせが一つのポイントだと思うので、イラストを描かせていただけるなら、やっぱりこういったマシンを描きたかったです。先ほども言った通り、鳥山明先生の影響を受けている人間でもあるので、乗物に乗っているところは、先生へのリスペクトの気持ちも込めて描かせてもらいました」。

『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』描きおろしイラスト(3/3) イラスト/タケウチリョースケ
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』描きおろしイラスト(3/3) イラスト/タケウチリョースケ

語れば語るほど溢れ出るタケウチの「スター・ウォーズ」愛。最後に、大好きな「スター・ウォーズ」のイラストを手掛けてみた感想について聞かせてもらった。

「僕の『スター・ウォーズ』との出会いは、尾田栄一郎先生のファンアートから始まったものなので、今回のような公式の応援企画に携われる未来が来るなんて本当に信じられない想いでいっぱいです。完成したイラストを『ルーカスフィルムさんに確認させていただきます』って言われた時は、『え?僕の絵をルーカスフィルムが見るの?』と、信じられない思いと光栄さしかなかったです。この企画に携われたことは感謝の気持ちしかないですね。今回描いた自分の絵が、もしかしたら誰かが『スター・ウォーズ』へ興味を持つきっかけになって、新しいファンが生まれるのならば、こんなにうれしいことはないですね。1人でも多くの人にこのイラストと、そして『マンダロリアン・アンド・グローグー』を観てもらえたらと思っています」。

『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』は5月15日(金)日米同時公開! [c]2026 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』は5月15日(金)日米同時公開! [c]2026 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.

取材・文/石井誠

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