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「歴史を被る」?天竺川原×真空ジェシカ川北『NEWSクライシス』最新回に川原自ら「一番楽しかった」

  • 2026.4.27
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お笑い界屈指の「奇才」、天竺川原さん(46)と真空ジェシカ・川北茂澄さん(36)が出演する異色の報道ショー『NEWSクライシス』(テレビ大阪/毎週水曜・深夜1時35分)。この番組は「ニュース番組」という根底を、奇才2人がカオスな笑いで打ち砕く〝他に類を見ないスタイル〟が話題を呼び、その底知れぬ不条理さに「沼る」深夜帯の視聴者やYouTube・SNS上のファンが増殖中です。

前回の「賛否」を吹き飛ばす神回へ

4月15日放送の第11回「口腔危機」特集では、真面目なテーマに対し、終始ニヤけたり吹き出してしまう2人に、視聴者からは「生きがい」「この番組を見るために生まれてきた」という熱狂の一方で「笑いすぎでは?」「専門家が不憫」といった困惑の声も上がっていました。しかし、22日放送の第12回は、そんな前回の混沌をも吹き飛ばす「神回」となったようです。

壮大すぎる質問

冒頭「まーちゃんごめんね」に続けて「ごめんねまーちゃん」と挨拶を重ねた川北さん。これに川原さんは「えー…まだ許しを得てない状態での収録ということになるわけですけれども」と華麗にいなすと、「川北さんどうですか? 過去を振り返って」と壮大なスケールの質問を投げかけます。「そうですね…」と言葉に詰まる川北さんに、なおも「過去の人生」と攻め立てる川原さんでしたが、自ら仕掛けた状況の可笑しさに思わず笑いが漏れてしまう一幕も。川北さんも眉をひそめながら「いろんなことがありました」と感慨深げに答え、本題へと突入しました。

テーマである「伝統技術の消滅危機」のVTR後、深刻な後継者不足について川原さんは「人間というのは例えば、絶滅危機の動物を増やしにかかるのは分かるとしてもですね、増えすぎた場合もあるわけですよ。増えすぎた場合にまた頭を抱える…」と熱弁。ところがその後、「本当、無残と言っ…その~人間の…無様な。それとはまた違うんじゃないかな、川北さん」と迷走したままの無茶苦茶なパスを川北さんに放り投げます。これには川北さんも口を一文字に結び、数秒間の沈黙の末についに決壊。スタジオは深刻なテーマとは裏腹の和気あいあいとした空気に包まれました。

歴史を被る?

その後スタジオには、「西陣織キャップ」や「ロリータ包丁」といった斬新な伝統工芸品が登場。帽子好きの川原さんは喜んでキャップを被ると、「カッコイイ、かわいいではなく、趣を被らせていただいている。よく言う『歴史を被る』」と表現。これには川北さんも「よく言う?」とその耳慣れない慣用句に引っかかりを見せますが、川原さんの勢いは止まりません。

キャップの裏地に施された金色の鶴の模様に「うわぁ~! 」と素直に歓声を上げてしまった川原さんは「あっ、すみません。大きい声を普通に出してしまいましたけども」と謝罪しつつも、視線をスタッフに向け「カッコいい…これは…いただけるということですかね?」と、なかば無理やりおねだり。最終的には、ゴージャスなキャップを被り、刃の背に蝶の羽がデザインされたド派手な包丁を手に「冗談抜きでこういう感じになるわけですよ。どうですか?僕がバーベキューでこう切っていたら」と問いかけ、川北さんに「趣がある」と言わしめるカオスな展開となりました。

「今までで一番楽しかった」

エンディングでは、川原さんが「漫才もですね、お笑いという世界も昔からあるわけですけど、今も若い世代で(受け継がれている)それの先駆者じゃないですか。まぁ、帽子じゃないですけども」と語り、「ん?」とこの日一番の困惑を川北さんに与えます。しかし、最後は晴れやかな表情で「今週のクライシスは、本当に今までで一番楽しかったなと思います。このクライシスの番組が今日は終わりですが、この後にする番組にバトンタッチ!」と、意気揚々と締めくくりました。賛否を呼んだ前回の空気をも一蹴する、圧倒的な満足感に満ちた幕切れとなりました。

番組は、4月29日の夜8時よりYouTubeにて最新回(第13回)を先行公開。次はどんな「危機」が我々の脳を揺さぶりに来るのか。蜘蛛の巣のように絡みつく「情報」と「笑い」の連鎖に、我々はまだ抗えそうにありません。

熱狂と困惑、そして「ガイアの夜明け」への期待?

第12回の放送を受け、視聴者からは実に多様な反応が寄せられています。

肯定的な層からは「毎回取り上げてるテーマがちゃんとしたのだからかろうじて期待してしまう自分がいる」「どういうわけかこの番組が水曜夜の楽しみになっている」「冗談抜きでとっても面白いです」と、その独特な魅力に魅了される声が目立ちます。中には、伝統技術の継承というテーマに絡めて「この番組も世代交代をすることがあるのか」と番組自体の永続を願う声や、「VTRは面白かったが、スタジオは静かだな」といった冷静な分析も届いていました。

一方で、その中毒性の高さゆえに「なんで私はこの番組を心待ちにしてるんだろう」「見た瞬間から記憶が失われていって結局なにも残らない」と、戸惑いながらも視聴を続けてしまう「困惑」の声も絶えません。特に2人の絶妙な間に対しては、「マジでどう楽しんでいいかわからんくなってきたくらいおもろい」「先週と全く同じの上げられても気づかず観ちゃうと思う」といった声や、「ながら見してると、結構な無音の時間が訪れるので『あれ?グルってる?』と画面を見るとだいたい二人が肩震わせて笑いをこらえてる」という、この番組特有の現象を指摘する意見も上がっています。

当然、2人の「緩さ」に対しては厳しい指摘もあり、「最近笑いすぎ、たるんでる、厳しさが足りない」「川原は笑わない面白さがあったんやけどな〜」と、以前のスタイルを懐かしむ声も少なくありません。「笑うなとは言わないけどさ」「イチャイチャしてないで、ニュースを視聴者にちゃんと届けてほしい」という直球の批判がある一方で、「伝統工芸に携わる身として非常に充実した時間でした」と、真っ向から受け止める視聴者まで現れるなど、全方位から予測不能なリアクションが飛び交っています。

そのほか、川原さんの奔放な姿に着目し、「俗に言う『歴史をかぶる』??」「帽子のカッコよさにテンション上がっててかわいい」「冗談抜きで帽子が好きすぎてる」と、その無邪気な様子を面白がる声も。極めつけは、「VTRももう少し静かなら、ガイアの夜明けに近いかもしれない」という声。番組が持つポテンシャルの高低差を物語る、鋭すぎる観察眼に驚かされます。

ライターコメント

川原さんの口から飛び出した「歴史を被る」というパワーワードに、川北さんが静かに困惑を浮かべた瞬間も、この番組の「趣」そのものでした。前回の困惑さえも、川原さんの「一番楽しかった」という肯定の一言で浄化してしまった感が否めません。筆者は視聴後、西陣織キャップやロリータ包丁が素直に欲しいと思いました。カオスな笑いの中に、有益な情報を提供する神番組に出会えたことに感謝です。

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