1. トップ
  2. 住まい
  3. 「GW中に一気に終わらせて」知人にマンションリフォームを依頼→初日で工事ストップ…50代夫婦が青ざめた“痛恨のミス”

「GW中に一気に終わらせて」知人にマンションリフォームを依頼→初日で工事ストップ…50代夫婦が青ざめた“痛恨のミス”

  • 2026.5.15
undefined
出典:PhotoAC ※画像はイメージです

皆さま、こんにちは。大手不動産会社で10年以上の現場経験を持つ、ライターのT.Sです。大型連休を利用して、引越しや片付けを一気に進めたいと考えた経験はお持ちではないでしょうか。

今回は中古マンションを購入したご夫婦が、連休中のリフォーム工事を強行して、予定外の出費を伴うことになったエピソードを紹介します。

コスト重視で発注した工務店との認識のずれと連休初日の解体工事

50代の会社員の夫とパートの妻は、築20年の中古マンションを購入しました。そしてリフォーム費用を少しでも抑えるため、夫の知人が営む地元の工務店へ発注します。

夫は少しでも早く入居するため「GWの連休をフルに使って一気に作業を進めてほしい」と、業者へ要望を伝えました。そしてマンション工事の経験が浅い業者は、管理組合への事前申請を行わずに着工へ踏み切ります。

業者はGW初日の朝から、養生を済ませて解体工事に取りかかりました。激しい騒音に驚いた隣戸の居住者が「連休の朝から大きな音がして迷惑だ」と、管理員室へ駆け込みました。

管理員からの工事停止指導と発覚した使用細則の壁

通報を受けて現場に駆けつけた管理員は、状況を見てすぐに作業を止めさせます。管理員から「当マンションの使用細則では日曜祝日やGW期間中の工事は禁止です。さらに事前申請も出ていない」と、厳しく指摘される事態に発展したのです。

夫婦が慌ててマンションの使用細則を確認したところ、工事が可能な時間は平日の9時から17時と土曜日の午前中のみと定められていました。お盆や年末年始も全面禁止と明確に記載されており、夫婦は事の重大さに気づきます。

当事者であった夫婦も業者も、マンション特有のルールを十分に把握していなかったことが、トラブルの主な原因といえるでしょう。

工期の大幅な延長とマンションリフォームの基本原則

結局夫婦は管理組合へ始末書と事前申請を提出し直し、隣戸へ謝罪して回る羽目になりました。工事を平日のみに切り替えて再開した結果、当初2週間の予定が約1ヶ月半まで延びてしまいます。

さらに、工期延長による職人の人件費追加分や、廃材処分の再手配費用が発生しました。現居である賃貸アパートの家賃延長分も加わり、合計で約20万円の追加負担となったのです。

隣戸との関係も気まずいまま引越しを迎える状況に陥り、後悔の残る入居となりました。マンションのリフォームを行う際は、規約の確認と事前申請に加えて、近隣への挨拶が欠かせません。

見積金額の安さだけで判断せず、マンションの規約対応に慣れた業者を選ぶことが重要です。あわせて、購入時に使用細則を受け取り、計画している工期がその規定(工事禁止日などの制限)に沿っているかを、業者と確認する手順を徹底しましょう。



ライター:T.S(宅地建物取引士)
大学卒業後、大手不動産会社に入社。10年以上にわたり、都心のタワーマンションから郊外の築古戸建てまで、数多くの現場経験を積む。現在は不動産ライターとして「業界の不都合な真実」や、消費者が陥りやすいマネーの罠について、実体験に基づく記事を執筆している。

の記事をもっとみる