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【歴代メットガラ】過去のテーマを総復習~パンク、女神、スーパーヒーローまで~

  • 2026.4.28
Getty Images

メットガラ(METガラ)は、一年のファッションカレンダーのなかでも、最も話題となるイベントのひとつ。毎年5月の第1月曜日にNYのメトロポリタン美術館(MET)で行われるこのイベントには、ファッション界やエンタメ界を牽引するセレブリティが集結し、レッドカーペットを華やかに彩る。

2026年の開催は5月4日(現地時間)。附属機関のコスチューム・インスティチュート(服飾研究所)が発表したテーマは「Costume Art(コスチューム・アート)」で、ドレスコードは「Fashion is Art(アートとしてのファッション)」。共同ホストには、シンガーのビヨンセ、俳優のニコール・キッドマン、テニス選手のヴィーナス・ウィリアムズらが選ばれており、サンローランのクリエイティブディレクター、アンソニー・ヴァカレロと俳優のゾーイ・クラヴィッツがメットガラ・ホスト委員会の共同委員長を務める。

1948年にスタートして以来、恒例のイベントとなっているが、テーマを導入するようになったのは1971年以降。ここでは、70年代から現在に至るまでの、メットガラ史上最も記憶に残るテーマと、その年多くの視線を集めたルックをご紹介。UK版『ハーパーズ バザー』より。

From Harper’s BAZAAR UK

Dimitrios Kambouris / Getty Images

2025年「Superfine: Tailoring Black Style(華麗なるブラック・スタイル)」

2025年はブラック・ダンディズムとその文化的スタイルに焦点が当たり、多くのセレブがクラシカルなテーラリングやメンズウェアの要素を取り入れた装いを披露した。

3度目のメットガラ出席となったBLACKPINKジェニーは、シャネルのカスタムルックで会場に降臨。ドレスコードである「Tailored For You(あなただけの仕立て)」に合わせて、フェミニンなカメリアモチーフとパールがあしらわれたオフショルダーのドレスの下に、スリムなボトムスをのぞかせ、ハットとハイヒールで優美なオーラを振りまいていた。

Jamie McCarthy / Getty Images

2024年「眠れる美への追憶――ファッションがふたたび目覚めるとき」

ドレスコードである「The Garden of Time(時の庭)」に合わせて、過去のコレクションで発表された記憶に残るヴィンテージルックや、そこからインスピレーションを得たドレスが数多く登場した2024年。

共同ホストのひとりを務めたゼンデイヤは、ジョン・ガリアーノ期のジバンシィが1996年春夏クチュールコレクションで発表したドレスを着用。そこに、マックイーンの2006年春夏コレクションに登場した、フィリップ トレーシーによるフラワーモチーフのヘッドピースを合わせて、タイムレスなルックを完成させた。

このドレスのほかにも、ディオールの1999年春夏クチュールコレクションでガリアーノが手がけたドレスからインスパイアされた、メゾン マルジェラのブルーとグリーンのドレスも身にまとい、注目の的となった。

Michael Buckner / Getty Images

2023年「カール・ラガーフェルド:美の系譜」

2023年は、亡きファッションデザイナーのカール・ラガーフェルドを称えたテーマに沿って、彼が手がけた衣装や、彼の作品にオマージュを捧げた衣装を着用するゲストで会場はあふれかえっていた。

ひときわ目を引いたのは、カールの愛猫シュペットに扮して出席したジャレッド・レト。あまりにもキュートな姿に、アン・ハサウェイ(左)とサルマ・ハエック(右)も駆けつけ、カメラの前でポーズ。アンはヴェルサーチェ、サルマはグッチのドレスを着用している。

John Shearer / Getty Images

2022年「イン・アメリカ:ファッションのアンソロジー」

アメリカの映画スターやヒーローに敬意を表した衣装で登場したゲストたちのなかで、特に注目を浴びたキム・カーダシアンのルック。ボブ・マッキーのスケッチをもとにジャン・ルイがデザインし、マリリン・モンローが実際に着用した、アメリカの歴史上最もアイコニックなドレスのひとつ。キムの着用によりドレスの一部が破損したことが明らかになり、炎上騒ぎに発展した。

Dimitrios Kambouris / Getty Images

2021年「イン・アメリカ:ファッションの辞書」

パンデミックの影響で2020年は中止となり、2021年は9月に開催されたメットガラ。カイア・ガーバーは、オスカー デ ラ レンタのドレスで登場し、1981年のビアンカ・ジャガーのルックにオマージュを捧げた。

Dimitrios Kambouris / Getty Images

2019年「キャンプ:ファッションについてのノート」

この年、ゼンデイヤはトミー ヒルフィガーのドレスを着て登場。グレーだったドレスが、魔法使いのマジックでオーロラブルーに輝きだすという、粋なシンデレラモーメントを演出した。

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2018年「天国のボディ:ファッションとカトリックのイマジネーション」

リアーナが話題をさらった、こちらのルック。ジョン・ガリアーノがデザインしたメゾン マルジェラのミニドレスとローブには、無数のパールやクリスタルがあしらわれており、頭には同じ素材でできたスティーブン・ジョーンズのミトラ(司教冠)を着用した。

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2017年「川久保玲:コム デ ギャルソン 間の技」

初めてメットガラに参加したプリヤンカー・チョープラーは、まるでトレンチコートのようなラルフ ローレンの衣装で登場。ドレスアップをすることが、必ずしもドレスを着用することとは限らないと証明した。

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2016年「手仕事×機械:テクノロジー時代のファッション」

ビヨンセはこの年、パールがちりばめられたラテックス(天然ゴム)素材のジバンシィのドレスをセレクト。

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2015年「鏡越しに見る中国」

毎年期待を超える圧巻のルックを披露してきたリアーナ。レッドカーペットの歴史に残るこのイエローのケープドレスは、4.8メートルにもおよぶトレーンの長さが話題となり、SNSでも大きな盛り上がりを見せた。こちらは中国人デザイナーのグオ・ペイによるもので、制作に2年かかったそう。

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2014年「チャールズ・ジェームス:ファッションを超えて」

会場ではあらゆる角度から撮影されるため、360度どこから見ても写真映えすることが重要。この年の共同ホストも務めたサラが着用したオスカー デ ラ レンタのドレスは、まさに後ろ姿も印象的。なお、こちらの黒の格子柄はチャールズ・ジェームスへのオマージュ。

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2013年「パンク:カオスからクチュールまで」

マイリー・サイラスはこの年、マーク ジェイコブスのロングドレスに、パンク風のブロンドヘアと真っ赤なリップを合わせた。

Kevin Mazur / Getty Images

2012年「スキャパレリとプラダ:不可能な対話」

シンガーのソランジュは、まばゆいイエローのペプラムドレスに身を包んでポージング。

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2011年「アレキサンダー・マックイーン:野生の美」

背中から袖を無数の立体的なフラワーが覆う、グッチのエレガントなドレス姿を披露したジェニファー・ロペス。

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2010年「アメリカの女性:国民意識の表現」

レッドカーペットでは、大胆であればあるほど正解!? さまざまな色にライトアップするドレスを着用したケイティ・ペリーが、視線をひとり占めした。

Patrick McMullan / Getty Images

2009年「ミューズとしてのモデル:ファッションの体現」

マーク・ジェイコブス(左)がデザインした、メタリックのミニドレスとターバンに、サンローランのシューズをコーディネートしたケイト。メットガラの歴史に残るルックのひとつとなった。

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2008年「スーパーヒーロー:ファッションとファンタジー」

ジョルジオ アルマーニのシアーな白のドレスと、クラシカルな黒のタキシードで、グラマラスなモノクロルックを披露した、ヴィクトリア&デヴィッド・ベッカム夫妻。

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2007年「ポワレ:キング・オブ・ファッション」

メタリックなシルクのドレスに、ゴールドのクラッチとシューズを合わせ、レトロなヘアスタイルでまとめ上げたケイト・ボスワース。

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2006年「アングロマニア:英国ファッションの伝統とトランザクション」

サラ・ジェシカ・パーカーは、ドレスをデザインしたアレキサンダー・マックイーンとともに、鮮やかなタータンチェックの衣装で登場。目立ち度満点のリンクコーデが、ひときわ存在感を放っていた。

Evan Agostini / Getty Images

2005年「ザ・ハウス・オブ・シャネル」

俳優のクレア・デインズは、美しいレースのストラップドレスに、ピンクのボレロを合わせてフェミニンに。

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2004年「危険な関係:18世紀のファッションと家具」

当時スーパーモデルとして人気を博していた、左からアンバー・ヴァレッタ、ナタリア・ヴォディアノヴァ、リンダ・エヴァンジェリスタ。特にアンバーはコルセットとウィッグを着用し、18世紀の世界観を見事に表現。

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2003年「女神:クラシカル・モード」

『セックス・アンド・ザ・シティ』のサマンサ役で人気の絶頂を迎えていたキム・キャトラルは、胸元から袖にかけてスパンコールやビーズがふんだんにあしらわれた、ロベルト カヴァリのエキゾチックなドレスでポージング。

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2001年「ジャクリーン・ケネディ:ホワイトハウス時代」

こちらは、胸元が大きく開いた、きらめく真っ赤なドレスに身を包んだステラ・マッカートニー(左)。彼女のデザインを着用したグウィネス・パルトロウと手をつないで出席。

Mitchell Gerber / Getty Images

1999年「ロックスタイル」

リヴ・タイラー(左)とステラ(右)は、“ロック”なスタイルを文字通り体現。「ロック・ロイヤリティ」と書かれたお揃いのワンショルダートップスでレッドカーペットに登場し、そのカジュアルな装いが大きな反響を呼んだ。

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1998年「キュビスムとファッション」

スーパーモデルのクラウディア・シファーは、シルクの赤いドレスに、胸元のレースと同系色のストールを巻き、コントラストが魅力的な着こなしを披露した。

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1997年「ジャンニ・ヴェルサーチェ」

今にも踊り出しそうなデザイナーのドナテラ・ヴェルサーチェ(左)と、デヴィッド・ボウイの妻でモデルのイマン・アブドゥルマジド(右)。この年のテーマにもなったジャンニは、ドナテラの兄。

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1996年「クリスチャン・ディオール」

ディオールの当時のクリエイティブ ディレクター、ジョン・ガリアーノがデザインした、センシュアルなディオールのドレスに、サファイアやダイヤモンド、パールが施されたチョーカーを合わせて、晴れやかな笑顔で登場したダイアナ元妃。

チャールズ皇太子(当時)との離婚が発表されたばかりだった彼女は、この年が最初で最後のメットガラへの出席となった。

Ron Galella / Getty Images

1995年「オートクチュール」

ライトイエローのドレスを身にまとったケイト・モスは、この年初めてメットガラに出席。隣には、このドレスをデザインしたカルバン・クライン(中央)と、モデルのクリスティ・ターリントン。

Ron Galella / Getty Images

1994年「オリエンタリズム:洋装における東洋のビジョン」

90年代当時、メットガラの常連だったコメディアンのジョーン・リバースは、エレガントな黒のホルターネックドレスをチョイス。

Rose Hartman / Getty Images

1990年「テアトル・デ・モード ファッションの劇場」

この年、初の参加となったナオミ・キャンベルは、ファッションフォトグラファーのフランチェスコ・スキャバロとともに出席。

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1985年「インドの宮廷衣装」

1974年に続き、再びボブ・マッキーのデザインを着用したシェールは、クリスタルがまばゆいシアーなボディスーツにローウエストのスカートを合わせて、テーマの世界観を体現。

Ron Galella, Ltd. / Getty Images

1983年「イヴ・サンローラン:デザインの25年」

モデルで俳優のブルック・シールズは、大胆なパフスリーブが目を引く80年代らしいルックを披露した。

Images Press / Getty Images

1981年「18世紀の女性」

シックな黒のストラップレスドレスを身にまとったビアンカ・ジャガーと、ファッションデザイナーのロイ・ホルストン。

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1980年「満州の女性:清時代の中国の衣装」

豪華な衣装と同じくらい、ゲストの顔ぶれも華やかなメットガラ。この年はアンディ・ウォーホルが上品なタキシードに身を包んで登場。隣にはジャーナリストでエディターのダニエラ・モレラ。

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1977年「虚栄と軽薄の世界:発見された秘宝」

70年代から80年代にかけて、毎年参加していたテレビジャーナリストのバーバラ・ウォルターズ(左)。テーマを完璧に捉えたきらめくワンショルダーのドレスに、ゴールドのクラッチを合わせて登場。隣には、赤のドレスに大ぶりのネックレスをコーディネートしたエスティ・ローダー。

Ron Galella / Getty Images

1974年「ハリウッド黄金時代のロマンティック&グラマラスデザイン」

2回目のメットガラとなるこの年に最も注目されたのは、ネイキッドドレスの先駆けともなる衣装で登場したシェール。ドレスをデザインしたボブとともに出席。

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