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興収200億超え!『国宝』で日本中を熱狂させた“バケモノ級女優”「レベル違う」NHK大河で“視線を奪った”存在感

  • 2026.6.7

知的な雰囲気をまとい、作品ごとに異なる役柄を自然に演じ分ける。そんな俳優の演技には、つい引き込まれてしまうものです。今回は「知的な一面が輝く名優」をテーマに、印象に残る役柄を演じてきた俳優たちをご紹介します。

第4弾として取り上げるのは、高畑充希さんです。舞台や映像作品で存在感を示し、作品ごとに立場の異なる人物を丁寧に演じ分けてきました。本記事では、映画『国宝』とNHK大河ドラマ『光る君へ』を中心に、最新の出演作も交えながら、高畑さんの魅力を掘り下げていきます。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品を選定・構成しています。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

大ヒット映画『国宝』で演じた、芸の道を支える福田春江

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映画「ロストハーモニー」出演 高畑充希   (C)SANKEI

幼い頃から本を読むことが好きで、現代文が得意だったという高畑充希さん。こうした読書への関心や新しい出会いを求める好奇心からも、深い探求心知性がうかがえます。

そんな高畑さんの近年の代表作のひとつが、映画『国宝』です。吉田修一さんの小説を李相日監督が映画化した本作は、歌舞伎の世界で芸の道に人生をささげる主人公・喜久雄の一代記を描いています。2025年6月6日に公開され、吉沢亮さん、横浜流星さん、渡辺謙さんといった実力派が顔をそろえました。

その豪華な顔ぶれのなかで、高畑さんが演じたのが福田春江です。春江は、喜久雄の幼なじみ。芸の道を歩む喜久雄を追って上阪し、ミナミのスナックで働きながら、彼の歩みを陰で支えます。やがて物語が進むと、かつて喜久雄の恋人だった春江は俊介と結ばれ、梨園の妻として生きていくことに――。立場も境遇も移ろっていく春江を、高畑さんは丁寧に演じ切りました。

そんな春江を演じた高畑さんには、SNSでも「目だけで春江の全部が伝わってくる」「春江の芯の強さと優しさが心に刺さった」「春江の怖さこそこの映画の見どころ」「さすが圧巻の演技」といった声が数多く寄せられました。春江という女性の複雑さが、それだけ多くの人に伝わったのでしょう。 

作品そのものへの評価も高く、『国宝』は数々の記録を打ち立てました。2026年2月16日に発表されたところによると観客動員数1415万人、 興行収入は200億円を突破し、歴代邦画実写映画の最高興行収入記録を22年ぶりに塗り替えています。第78回カンヌ国際映画祭では「監督週間」部門で公式上映され、上映後には約6分間にわたるスタンディングオベーションが送られました。

さらに第49回日本アカデミー賞では、最優秀作品賞を含む10冠を達成。高畑さん自身も、同賞の優秀助演女優賞を受賞しています。

主人公・喜久雄の幼なじみから、俊介と結ばれ梨園の妻へ――。立場も境遇も変えながら生きる春江を、説得力たっぷりに体現した高畑さん。『国宝』は、その確かな表現力をあらためて印象づける一作となりました。 

大河ドラマ『光る君へ』で演じた、一条天皇の中宮・藤原定子

高畑充希さんのもう一つの代表作が、2024年に放送されたNHK大河ドラマ『光る君へ』です。大河ドラマ第63作にあたる本作は、平安の世を舞台に、紫式部を主人公として、その思いや情熱を描き出しました。脚本を手がけたのは大石静さん、主演は吉高由里子さんが務めています。

本作で高畑さんが演じたのは、藤原定子。藤原道隆(井浦新)の長女として生まれ、一条天皇(塩野瑛久)の中宮となった、高貴な女性です。位の高さゆえに、一条天皇や清少納言など心を許せる相手をのぞけば、多くの人とは御簾を隔てて言葉を交わすという、孤独を抱えた立場にありました。

そんななかで印象に残るのが、清少納言を演じたファーストサマーウイカさんとの結びつきです。二人の関係は作品のなかで丁寧に描かれ、定子が「春はあけぼの」と口にする場面は、視聴者の注目を集めました。そして物語の中盤、定子は静かにその最期を迎えます。

そんな定子を演じた高畑さんには「稀に見る逸材」「レベル違う」「艶やかだった」「一途に尽くす姿が美しかった」「何度観ても号泣」「まさにハマリ役」といった称賛の声が多数寄せられました。

華やかさと孤独をあわせ持つ定子を、気品あるたたずまいで好演した高畑さん。御簾の内側に生きる女性の気高さを静かに伝える、印象深い一作となりました。 

高畑充希の快進撃

ここからは、高畑充希さんの最近の活躍をご紹介します。

  • 実写映画『秒速5センチメートル』(2025年10月10日公開)
    新海誠
    さんの劇場アニメーションを、奥山由之監督が実写映画化した作品です。主演は松村北斗さんで、遠野貴樹を演じました。高畑さんが演じたのは、貴樹と小学校で出会い、互いに心を通わせた篠原明里。大人になった明里は、新宿の紀伊國屋書店に勤める書店員として描かれます。

  • 映画『ウィキッド 永遠の約束』(2026年3月6日公開)
    ウィキッド ふたりの魔女』の先に待つ、最終章として公開された作品です。前作に続いてジョン・M・チュウ監督がメガホンを取り、高畑さんも日本語吹替版でエルファバ役を続投しました。グリンダ役を演じた清水美依紗さんとの『フォー・グッド』特別映像や、高畑さんが歌う『ノー・グッド・ディード』の吹替版本編歌唱映像も公開され、その歌声にも注目が集まりました。

歌舞伎の世界に生きる福田春江、平安の宮中に生きる藤原定子――。立場や運命の変化を抱えた女性たちを、高畑充希さんは一つひとつ丁寧に演じ分けてきました。幼い頃から本に親しみ、言葉を大切にしてきたその姿勢は、役と向き合うまなざしにも静かににじんでいるように感じられます。

実写映画の繊細なヒロインから、ミュージカル映画の吹替まで、活躍の場を広げ続ける高畑さん。この先、どんな表情を見せてくれるのか、その歩みからますます目が離せません。


※記事は執筆時点の情報です。

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