1. トップ
  2. エンタメ
  3. 25年前、「国宝級」イケメンと“電撃婚”したNHK朝ドラヒロイン 日本中をトリコにした“笑顔封印”の『伝説ドラマ』

25年前、「国宝級」イケメンと“電撃婚”したNHK朝ドラヒロイン 日本中をトリコにした“笑顔封印”の『伝説ドラマ』

  • 2026.6.6

大ヒット作品を牽引し、作品の成功や印象的な役柄を通じて存在感を示してきた俳優がいます。今回は「ヒット作を牽引した国民的俳優」をテーマに5名をセレクトしました。

本記事ではその第3弾として、松嶋菜々子さんをご紹介します。連続ドラマや連続テレビ小説、大河ドラマ、そして近年の最新作まで、松嶋さんは作品ごとに表情の異なる役を演じ分けてきました。

今回は、2002年に放送されたNHK大河ドラマ『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』と、2011年に放送された日本テレビ系ドラマ『家政婦のミタ』の2作品を軸に、松嶋さんが大きな作品のなかでどのような役どころを担ってきたのかを振り返ります。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品を選定・構成しています
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

初大河『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』で魅せた夫婦愛

同作は、松嶋さんにとって初めての大河ドラマ出演作にあたります。唐沢寿明さんとW主演を務め、唐沢さんが演じた前田利家の妻(正室)であるまつを演じました。連続ドラマや映画を中心に存在感を放ってきた松嶋さんが、大河の中心に立った一作であり、俳優としてのキャリアにおける大きな節目にもなった作品といえるでしょう。

物語は、戦乱の世を家族の視点から描いた戦国ホームドラマ。夫婦愛を軸に据え、まつは利家を支え続けた妻として描かれていきます。戦の絶えない時代のなかで、家族と夫を信じ抜くまつの姿は、現代の視聴者にも届く普遍的な物語として親しまれた一作です。

SNSでも「まつが美しすぎる」「夫婦愛に涙」「大河のヒロインとして完璧」といった称賛の声が多数寄せられています。現代劇とはまったく異なる凛とした佇まいで戦国の妻を演じ切った姿は、ジャンルを越えて主役を担える松嶋さんの女優としての底力を強く印象づけました。 

夫婦愛といえば、プライベートでも2001年2月に反町隆史さんと結婚。「国宝級」と称される顔立ちと確かな存在感で知られていた反町さんと、平成の絶対的ヒロイン松嶋さんの人気絶頂での結婚に日本中が注目を集めました。そんなお二人ですが、2024年春に放送されたドラマ『GTOリバイバル』での再共演が大きな話題を集め、公私共に輝きを放っています。

“笑わない家政婦”三田灯

松嶋菜々子さんの代表作として、まず思い浮かぶのが連続ドラマ『家政婦のミタ』です。2011年10月12日から12月21日まで日本テレビ系で放送された同作は、遊川和彦さんが脚本を手がけ、松嶋さんが主演を務めました。

松嶋さんが演じたのは、家政婦・三田灯(みた・あかり)。第1話のタイトル「崩壊寸前の家庭にやって来た笑顔を忘れた氷の女」が示すとおり、無表情で決して笑わない女性です。雇い主の業務命令を淡々と遂行し、頼まれた仕事は何でもこなしていく――笑顔を封印し、感情を一切表に出さないその姿は、放送当時から強烈な印象を視聴者に残しました。

物語の舞台は、母親を亡くした阿須田家。父親役を長谷川博己さん、子ども役を忽那汐里さん、本田望結さんらが務めました。

三田は業務命令を淡々と遂行する一方、その一見常識はずれな行動が阿須田家それぞれの問題と向き合うきっかけとなり、結果として家族の再生にもつながっていきます。 そんな三田が最終回でついに笑顔を見せる場面は、放送当時に大きな反響を呼びました。

第71回ザテレビジョンドラマアカデミー賞では、作品が最優秀作品賞を、松嶋さんが主演女優賞を受賞。助演男優賞やドラマソング賞など、関連部門でも受賞が相次ぎました。さらに東京ドラマアウォード2012では連続ドラマ部門グランプリを含む5部門を受賞し、上海テレビ祭の「マグノリア賞」海外連続テレビドラマ賞・銀賞にも輝くなど、国内外で高い評価を受けています。

SNSでも「めちゃくちゃ刺さった」「松嶋菜々子最高」「魅力が限界突破」「沼った」「神ドラマ」「まさに女神」といった称賛の声が続出。

無表情を貫きながら最終回で見せた一瞬の笑顔という極端な振れ幅を、これほどの数字と賞レースで裏付けてみせた事実が、強烈な役柄を演じ切る松嶋さんの実力を物語っています。 

『ひまわり』再放送と最新作『おコメの女』

undefined
NHK連続テレビ小説『ひまわり』ヒロインを演じる松嶋菜々子 1996年ごろ撮影(C)SANKEI

松嶋さんのキャリアをさらにさかのぼると、たどり着くのが1996年放送のNHK連続テレビ小説『ひまわり』です。ヒロイン・南田のぞみを演じた同作は、松嶋さんのドラマ初主演作にあたり、ここから女優としての本格的な活動が始まりました。

約30年の時を経た2026年4月20日からは、「連続テレビ小説アンコール」としてBS・BSプレミアム4Kでの再放送がスタートし、松嶋さんの原点ともいえる作品が、改めて視聴者のもとに届けられています。

そして直近の主演作となったのが、2026年1月8日から放送されたテレビ朝日系木曜ドラマ『おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-』です。テレビ朝日系の連続ドラマでは初主演にして、約10年ぶりの連ドラ主演作にあたる一作。松嶋さんが演じた米田正子は、東京国税局・資料調査課(通称「コメ」)の国税調査官で、同作は悪徳脱税者を追う社会派・痛快エンタメドラマとして話題を呼びました。

共演には佐野勇斗さん、長濱ねるさん、高橋克実さん、大地真央さんらが名を連ね、松嶋さんはショートヘアに黒縁メガネという、これまでとは趣の異なる姿で主演を務め上げました。

戦国の世を生きるまつ、感情を抑え込んだ家政婦・三田灯、朝ドラのヒロイン・南田のぞみ、そして国税調査官・米田正子――松嶋菜々子さんは、作品ごとにまったく異なる役柄を担いながら、ヒット作の中心に立ち続けてきた女優です。

1996年の『ひまわり』でドラマ初主演を飾ってからおよそ30年、初大河『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』、社会現象級ヒット作『家政婦のミタ』を経て、約10年ぶりの連ドラ主演となる『おコメの女』へ――積み重ねてきたキャリアの先で、松嶋さんが次にどんな役柄で新たな表情を見せてくれるのか、今後の活躍からますます目が離せません!


※記事は執筆時点の情報です

の記事をもっとみる