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お酒がなくても満足度が上がる。アメリカで広がる“Dry Wedding”【ウエディング・パーティ最旬トレンド】vol.92

  • 2026.4.24
Sasha Souza Events

最近アメリカのウエディングでじわじわ存在感を増しているのが、“Dry Wedding”(=お酒を出さない結婚式)というスタイルです。TikTokではハッシュタグ #drywedding が300万回以上閲覧され、お酒がない=地味ではなく、むしろ新しいセンスとしてポジティブに語られています(米国ABC Newsより)。

これまでアメリカのレセプションといえば、オープンバーやシグネチャーカクテルなど、バーを楽しむ文化が強く反映されたものが定番でした。ところが近年は、健康志向やウェルネス志向の高まり、ゲストの宗教・文化的背景への配慮、そして現実的な予算感などから、あえてアルコールを提供しない選択をするカップルが増えています。

ノンアル化で、アメリカのウエディングはどう変わってきたのでしょうか。

Sasha Souza Events

Dry Weddingの背景について

その背景のひとつが、いわゆる 「Sober Curious」(ソバー・キュリアス)の広がりです。

Sober Curiousとは、完全に飲まないと決めるのではなく、「なぜ飲むのか/飲まない選択も含めて、自分の意思で整える」という考え方。若い世代を中心に浸透し、その価値観が結婚式にも反映されはじめています。

Sasha Souza Events

進化するノンアルコールドリンク

そしてもう一つの大きな要因がノンアル飲料の進化。いまは「ジュースで我慢」ではなく、バーテンダーが作るクラフトモクテル、ノンアルスパークリング、さらにはスパークリングティーなど、見た目も香りも祝杯仕様の選択肢が増えています。これにより、ドライでも華やかさを十分に演出できるようになりました。

Sasha Souza Events

“Dry Wedding”の3つのポイント

そして、“Dry Wedding”のメリットを調べてみました。どんな披露宴にしようか検討中の皆さんもぜひ、参考にしてみてください!

1)ゲストが安心感を得られる

お酒が苦手な人、運転する人、妊娠中・授乳中の人、宗教上飲めない人など、誰もが同じテンションで楽しめる。「気を遣わせない優しさ」が、いまの時代のホスピタリティとして評価されています。

2)会話と体験の密度が上がる

アルコールが主役ではなくなる分、料理・演出・会話そのものの印象が強まる、という声も。お酒の勢いに頼らず、本当に心地よい場をつくろう、という発想が増えています。

3)コストの再配分ができる

バーサービスやアルコールは、実は会計の中で大きな比率になりやすい項目。そこを抑えた分を、装花・音楽・写真・ゲスト体験(演出)へ回す=満足度の上がる使い方に切り替えられるのもメリットです。

Yoshiyuki Kohara

ドライでも華やかな、人気の演出アイデア

□シグネチャー・モクテル
~ふたりの思い出のフルーツやハーブを使って。

□インフューズドウォーター・ステーション
~柑橘×ミント、ベリー×ローズマリーなどで彩りよく。

□自家製レモネードバー
~スパイスやはちみつで大人の味に仕上げて。

□ノンアル・スパークリングで乾杯
~全員が同じグラスを掲げられる一体感。

□スパークリングティーのペアリング
~料理と合わせてラグジュアリー感を演出。

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“Dry Wedding”の隠れた魅力とは?

もうひとつ、アメリカでDry Weddingが支持される理由として見逃せないのが、「式の安全性」と「翌日の快適さ」です。

アルコールが入るとどうしてもトラブルのリスクが上がりがちですが、ドライにすることで、式中はもちろん帰宅までの不安が減り、ゲストも最後まで安心して楽しめます。

Joey Ikemoto Photography

また、新郎新婦も疲労感が軽く、翌日のアフターパーティヤブランチ、ミニムーン(近場のハネムーン)まで気持ちよくつなげられるという声も。結婚式を一日限りのイベントではなく、週末全体の体験としてデザインする流れが強まるなかで、“Dry Wedding”はその設計と相性がいいのです。

お酒を出さない、ではなく「新しいおもてなし」をつくる。“Dry Wedding”は、単なる節約でも、禁欲でもありません。健康志向や多様性、そして自分たちの心地よさを大切にする時代のムードが、ウエディングにも映し出されているのだと思います。

Sasha Souza Events

お酒がなくても、祝宴の高揚感はつくれます。むしろ、ノンアルの進化によって、より洗練された飲み物での演出が可能になったいま、新しい選択肢としてドライは十分に魅力的です。

皆さんの引き出しに、“Dry Wedding”というメリットの多いスタイルも加えてみてはいかがでしょうか。

※この記事は2026年4月24日時点のものです。

Yoshiyuki Kohara , Edenopolis Catering & Events

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