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「気づけば20台。部屋のアクセントになるラジカセ」。フォトグラファー・山口 明さんの連載コラム。最新回が更新されました。

  • 2026.4.22

学生時代から、ソウルやファンク、ヒップホップといったブラックミュージックが好きでした。カルチャーからも影響を受け、1970年代のニューヨークのストリートスナップなどを見て、肩に担いだでっかいラジカセに強い憧れがありました。

僕もいつか肩に担ぎたい! そう思うようになりました。 今回は、ラジカセを肩に担ぐ話です。

自宅のラジカセコレクション。

30代でフォトグラファーとして独立したときに、初めてヤフオクでラジカセをゲットしました(ラジカセは「ゲット」という言い方がよく似合います)。

そのラジカセは、〈シャープ〉の「GF-999」という機種で、横幅が75センチくらいあるバカでかいやつです。カセットテープはゴムベルトが劣化していて聴けなかったのですが、外部入力にコードを挿してiPodを繋げ、撮影現場に持ち込んで音楽を鳴らしていました。どっしりとした動かないオーディオセットも良いですが、場所を選ばずに持ち運べるラジカセもカッコいい。2台、3台と増え始め、テープが聴ける状態の良い機種とも出合えました。当時、カセットテープはレコード屋の隅で安く眠っていたので、片っ端から買い集めていました。ラジカセはさらに増え続け、気づけば20台以上に。怖いですねえ。

お気に入りの1台、〈シャープ〉の「GF-305SB」。
〈ソニー〉の「TCM-4000」は軽いので、持ち運んで使うと楽しい。
〈シャープ〉の「GF-919」と、〈アナバス〉のポータブルレコードプレイヤー「GP-N3R」。

最近では、趣味が高じて壊れたラジカセをBluetoothスピーカーに改造し、販売などもしています。気になる方は「ラジカセスピーカー山口屋」で検索してみてください。

ラジカセの良いところは、持ち運べること。風呂場の前に持ち込んだり、庭仕事の時に外へ持って行ったり、車で移動する時に助手席に乗せて音楽を流したり。大きめのオブジェのような感じで、部屋の床に何気なく置いていてもラフな感じでカッコいいです。僕は金具でキッチンの壁に引っ掛けて、Bluetoothで使ったりもしています。大がかりなオーディオはちょっと……という方にもおすすめです。

好きなラジカセはたくさんあるのですが、最初に手に入れた〈シャープ〉は自分好みのデザインが多いです。「GF-305SB」はいわゆるラジカセらしいデザイン。無骨な仮面ライダーみたいでカッコいい。「GF-919」は、最初に手に入れた「GF-999」の海外輸出仕様。メタリック感がカッコいいです。この機種はポータブルレコードプレイヤーを繋いで、東京の事務所でレコードを聴くのに使っています。大きい機種は拡張性があるので、いろいろ使えます。

出典 andpremium.jp

カセットテープは、ほとんどミックステープしか聴きません。今回は、学生時代から聴いているMUROの『Diggin’ Ice ’98』と、須永辰緒の『Organ b. Suite No.7』を、仕事をしながら改めて聴いてみました。お店でラジオが流れているような感覚で、聴くというより自然に耳に入ってくる感じ。作業が捗り、とても良い時間でした。やっぱり、ラジカセってカッコいい!

フォトグラファー 山口 明

出典 andpremium.jp

やまぐち・あきら/1978年生まれ、京都府舞鶴市出身。主に雑誌、広告、書籍、カタログなどを手がける。〈ラジカセスピーカー山口屋〉として、壊れたラジカセをBluetoothスピーカーに改造して販売もしている。飼い猫の本『白黒猫のパンチョとガバチョ』(hayaokibooks) も発売中。

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