1. トップ
  2. 30年の歳月が紡ぐ、センチメンタルなカリフォルニアの記憶。写真家・戎康友の写真集が刊行

30年の歳月が紡ぐ、センチメンタルなカリフォルニアの記憶。写真家・戎康友の写真集が刊行

  • 2026.4.21
Yasutomo Ebisu

ELLEをはじめ、さまざまな雑誌や広告、ポートレートなど第一線で活躍し続ける写真家・戎康友(えびす やすとも)。彼が1993年から2025年までの約30年間にわたり、カリフォルニアで撮影してきた断片を凝縮したアンソロジー『A Whole California Anthology 1993-2025』が、2026年5月下旬に発売される。

Yasutomo Ebisu

本書で描かれるのは、単なる風景写真ではなく、自由と創造性が交差した70年代カリフォルニアへの深い敬意とオマージュ。夕景を背景に、静かなビーチでたたずむひととき。一人の少年が近づき、「タバコを一本くれないか」と問いかけてくる。その彼は生まれて初めて海を見たという――映画のワンシーンのような出来事から、この物語は動き出す。

Yasutomo Ebisu

ロイド・カーンやリッキー・スワロー、そしてリチャード・ブローディガン。ライフスタイルの先導者として知られる彼らのゆかりの地を訪ねて撮影した写真は、どこか懐かしく、今こそ求める「心地よさ」の原風景を感じさせてくれる。 ページをめくるたび、カリフォルニアの乾いた風と、そこに生きる人々の息遣いが伝わってくる一冊になっている。

Yasutomo Ebisu

また、この写真集の刊行を記念し、東京と京都で展覧会およびトークショーを開催予定。写真家が30年をかけて向き合ったカリフォルニアの空気感を体感したい。

Yasutomo Ebisu
『A Whole California Anthology 1993-2025』

写真・構成:戎康友
価格:¥8,900(税抜き)
発売日:2026年5月下旬予定
発行:HeHe(ヒヒ)

展覧会およびトークショー


東京会場
会期:2026年5月28日(木)〜 6月16日(火)
会場:BOOK AND SONS(東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番)

京都会場
会期:2026年7月予定
会場:誠光社(京都府京都市上京区俵屋町437-4)

※トークショー等の詳細は後日、公式WEBサイトにて発表予定。

戎康友(えびす・やすとも)

写真家。長崎県生まれ。写真館を営んでいた祖父と父の影響で写真を撮り始める。日本大学芸術学部写真学科卒業後、写真家として独立。ファッション誌のエディトリアルや広告ビジュアルの撮影、海外を旅しながら撮影したポートレート作品などを制作。加茂克也作品集『KAMO HEAD 』(KAMO HEAD)など多くのアーティストの作品集を手掛ける。著書に、編集者ロイド・カーン収集の動物の骨を撮影した『BONES 』、文筆家・鈴木るみことの共著で、イギリスの庭を収めた『みどりの王国』(青幻舎)がある。

問い合わせ先/HeHe(ヒヒ) http://hehepress.com/

元記事で読む
の記事をもっとみる