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【こんまり流】実家の片づけ“勝手に捨てるのはNG!”スムーズに進める「寄り添い方」

  • 2026.4.20

こんにちは! 福岡市在住のこんまり流片づけシニアコンサルタントの安部綾子です。

帰省するたびに少しずつ増えていく、実家のモノ。「これ、もう使わないんじゃない?」「危ないから片づけたら?」……。

自分の親ならまだしも、義理の実家となると、気になってもなかなか口に出せませんね。

関係が悪くなりたくはない、傷つけてしまうかもという思いがよぎり、結局何も言えないまま帰宅して、モヤモヤだけが残る。そんな経験はありませんか?

実家の片づけが進まないのは、やり方がわからないからでも、時間がないからでもありません。実は、その根底にあるのは「気持ち」の問題なのです。

なぜ進まない?実家の片づけを阻む3つの心理

こんまり流片づけにおいて、最も大切にしているのは「何を捨てるか」ではなく「どう生きたいか」という考え方です。実家の片づけが進まない背景には、いくつかの共通した悩みがあります。

多すぎる 食器 実家 片づけ こんまり
画像:安部綾子

1:勝手に捨てることへの罪悪感

まずひとつは、勝手に捨てることへの罪悪感。

自分のモノではないからこそ、どこまで手を出していいのかわからない。もし何かを手放してしまって、あとから「大事なものだった」と言われたら……。そう思うと、心配で動けなくなることもあります。

2:親との価値観の違い

そしてもうひとつは、親との価値観の違い。

子どもにとっては「減らしたほうがいい」「捨てていい」と思うモノも、親にとっては大切な思い出だったり、あることで安心できる心の拠り所だったりします。

子どもが考える「実用面」などだけで片づけを進めようとすると、親の感情とぶつかり、トラブルの元になってしまいます。

3:いつかやらなきゃという重圧

さらに多いのが、「いつかやらなきゃ」と思いながら動けない状態です。

このままじゃいけないと分かっているからこそ、向き合おうとすると気が重くなり、つい後回しにしてしまう。実家の片づけは、単なる作業ではなく親の人生や親子関係と向き合うことそのものだからです。

誰もが実家の片づけではこんな悩みとぶつかるのだと理解しておくだけでも、向き合うことがずっと楽になるのではないでしょうか。

ここからは、そんな悩みにどう向き合うかを考えていきましょう。

実家の片づけ・タンスイメージ
画像:Shutterstock

プロでも失敗!親の引越しで気づいた寄り添う大切さ

実は私自身、昨年親が引越しをした際に、片づけの難しさを痛感しました。 もともと親は年齢のわりには片づけができている方だと思っていましたが、いざ荷造りを始めると、想像以上のモノの量に驚きました。

実家
画像:安部綾子

新居は今より狭くなるから減らさなきゃいけない。そう分かっているはずなのに、親の口からは「これはまだ使うから」「きれいだから残しておきたい」という言葉ばかり。 気づけば私は、「こんなに持っていくの?」とイライラをぶつけて、親を責めるような感覚になってしまっていました。

そのとき、ふと「このままじゃいけない」と思いました。こんまり流で大切にしているのは、そのモノが今、自分をときめかせてくれるか(=幸せにしてくれるか)です。私が正しいと思うやり方を押し付けることではなく、まずは親の気持ちを受け止めることが大事だと思ったのです。

そこで、多少モノが多くてもいいので、一度それを受け入れてみようとそのまま段ボールに詰めることにしました。

実際、新居に移ってみると、やっぱりモノは入りきらず、「このままだと多いね」と親自身が実感する場面がありました。

すると、親自身が少しずつ、「やっぱり減らさないとね」と、ちょっとずつ時間をかけて手放していったんです。

親の片づけは、一気に進めるのは難しいもの。会うたびに「まだモノが多いよ」とダメ出しをするよりも、「ずいぶんスッキリしてきたね!」と前向きな変化を見つけて励ます声かけこそが、親の背中を押す一番の力になると実感しました。

実家
画像:安部綾子

義理の実家は「いつでも味方」のスタンスで

一方で、義理の実家の片づけは、今も向き合い方を模索している最中です。

直接的に強く踏み込むのは難しいですが、夫任せにするのではなく、私からも折に触れて「何かあればいつでもサポートしますよ」と伝え続けています。

大切なのは、「片づけてほしい」というプレッシャーを与えるのではなく、「快適な暮らしをしてほしい。そのお手伝いをしたい」と伝え続けること。ゆっくりですが、少しずつ部屋が整っていく様子を見ると、うれしい気持ちになります。

片づけは「正解」よりも「優しさ」が大事

実家の片づけに向き合う中で感じたのは、この問題は、一般的に「こうするべきだ」とされているやり方だけでは進まないということでした。

親の片づけは、“モノ”を通して、時にその人の“人生”に触れることでもあります。

安全のため、健康のため……こちらの言い分は正解かもしれません。でも、親の気持ちが追いついていなければ、無理に進めても後悔が残るだけです。

完璧を目指さなくていい、大きく変えようとしなくていい。 小さな関わりでもいいから、関係を途切れさせずに寄り添い続けること。それが、あとから振り返ったときに後悔しない秘訣ではないでしょうか。

そしてもうひとつ大事なこと。それは、この実家の片づけ問題は、いつかの自分自身の姿でもあるかもしれない、ということです。

年齢を重ねれば、モノとの向き合い方や、手放し方に迷うことも増えていくものです。だからこそ、自分の子どもたちに同じような悩みを抱えさせないためにも、「今の自分の片づけ」も大切にしていきたいですね。(文/安部綾子)

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