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「あなたの実家から通勤すればいいね」義妹の新しい就職先を探してる際に、義母が放った信じられない提案

  • 2026.5.11
「あなたの実家から通勤すればいいね」義妹の新しい就職先を探してる際に、義母が放った信じられない提案

義妹の就職活動から始まった違和感

結婚していた頃の話。当時の私は30代で、義妹は、ちょうど就職先を本格的に検討する時期に入っていた。

ある週末、夫の実家に呼ばれて夕食をともにした。話題はもっぱら義妹の進路についてで、義母はあれこれと候補先を口にしていた。

「あの会社はどう?」

「こっちの会社のほうが安定してるんじゃない?」

義妹がふと、ひとつの会社の名前を挙げた。私の実家の近所にある会社だった。

「ここ、いいなって思ってるんだよね」

そう聞いて、私は「いい場所ですよ」とだけ相づちを打った。

実家の最寄り駅から数駅、通勤にも便利な町だ。

そのときだった。義母がぱっと目を輝かせ、テーブル越しに私のほうを向いた。

「あら、じゃあ」

「あなたの実家から通勤すればいいね」

明るい、思いつきの口調だった。

義妹も「えー、いいの?」と笑顔になっている。義母は止まらず、「お母さんも安心できるし、家賃もかからないし、ちょうどいいわよね」と続けた。

私の実家は、当時、定年を迎えたばかりの両親がふたりで暮らしていた。広い家ではない。

そして、何より。両親には、義妹を引き受ける筋合いがなかった。

夫の擁護を一蹴して放った一言

夕食を終えて自宅に戻った車内で、私は夫に静かに切り出した。

「ねえ、なんでうちの母が他人の面倒をみるの?」

義母の発言が、当然のものとして空気に溶けていたことが、どうしても飲み込めなかった。

夫は前を向いたまま、当たり前のように返してきた。

「他人じゃない、親戚だろ」

その瞬間、こちらの体温がすうっと下がっていくのが分かった。

私は息を整えて、低い声で言った。

「は?他人です」

夫はぐっと言葉を呑み込んだ。信号で停まった車内が、静かになった。

言いたいことは溢れていた。

義妹はもう成人で、自分で仕事を選べる年齢だ。通勤で生活が苦しいなら、職場の近くにアパートを借りるなり、自分の実家から通うなりすればいい。

そもそも私の両親は、義実家とは血のつながりがない。義妹にとっても、ほとんど面識のない他人だ。

「親戚」のひと言で、勝手に部屋を提供できると思われては困る。

家に帰り着く頃には、夫はもう「親戚」とも「他人」とも言わなくなっていた。

後日、義母には夫からきっぱり伝えてもらった。「妻の実家から通うのは無理です」と。

義妹はその会社を選ばず、別の道に進んだ。

あのとき、流されて受け入れていたら、両親の老後の生活までも巻き込んでいたはずだ。

「は?他人です」のひと言は、今でも自分を守ってよかったと思える、数少ない冷静な一撃だ。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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