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夫の“太い実家”にGW帰省中、突如訪れた夫婦の危機。義母が涙目で言った「驚きの要求」とは

  • 2026.5.8
ゴールデンウイークに実家や義実家へ帰省し、思いがけないトラブルに見舞われたという人もいるかもしれない。42歳女性は裕福な夫の実家で3泊したが、帰りがけに義母から「息子には内緒にして」と驚くべき要求をされたのだという。※サムネイル画像:PIXTA
ゴールデンウイークに実家や義実家へ帰省し、思いがけないトラブルに見舞われたという人もいるかもしれない。42歳女性は裕福な夫の実家で3泊したが、帰りがけに義母から「息子には内緒にして」と驚くべき要求をされたのだという。※サムネイル画像:PIXTA

ゴールデンウイークに実家や義両親宅を訪ねた人たちも多いのではないだろうか。「孫の顔を見せたい」「孫の顔を見たい」と気持ちは一致しているはずなのに、あちこちでさまざまな齟齬(そご)が起こっているようだ。

実家に帰省したら家の様子がおかしい

「珍しく夫婦で1週間の連休がとれたので、本当は家族で旅行したかったんですが、とてもそんな経済的余裕がない。そこで4泊くらいで私の実家へ行くことにしました。車で2時間ほどの距離だから新幹線や飛行機を使って旅行するより安くあがる。両親もうちの子どもたちに会いたがっていたし、私たちも少しゆっくりしたかったから」

そう言うのはルリさん(42歳)だ。10歳と7歳の子どもたちも、久しぶりに祖父母に会うのを楽しみにしていた。親たちも楽しみにしているはずだった。

「ところが行ってみたら、なんとなく家の様子がおかしい。がらんとしているというか。行ったその晩、母に尋ねると『家を処分しようと思って片づけているの。あなたたちに迷惑かけたくないし』と。

あまりに急な話なので、どうして相談してくれないのと言ったら、『もう世帯が別なんだから相談する必要もないでしょ。私たちは自分たちの後始末をしてからあの世へ行くから』って」

両親はまだ70代。二人とも特に大きな持病もなく、元気そのものだが、そんなことを考えていたなんてと、ルリさんは衝撃を受けた。

実の親の苦しさとは

「母が言うには、『お父さんは転職を繰り返して最後は自営業だったから、年金が少ないの。今も私たちはアルバイトをしている』って。それも初めて知りました。家と土地を売って、二人で高齢者用のマンションに入る予定なんだそうです。

私には兄がいるんですが、兄にも一言も相談していないと。親離れならぬ子離れよ、居場所が決まったら連絡するからとあっさり言われました」

そんな事実を聞かされると実家でのんびりしたいという気持ちも消え失せた。親を頼るつもりはなかったが、老いた親を放っておくつもりもなかったから、逆に突き放されたような寂しさが募った。

「4泊するつもりが結局、2泊で実家を辞しました。自分が生まれ育った家を見るのも最後だろうと、私自身の思い出の品もいくつか持ち帰って。兄に連絡したら『親は親で自立してくれてありがたいじゃないか』と。そういうものなんですかね。みんなドライ過ぎてショックです」

夫は「きみのご両親は、誰にも頼らないと決めたのだから尊重しよう。オレたちもあんなふうに潔く老後を迎えないといけないんだろうね」としみじみつぶやいたという。

ゴールデンウイークは義実家へ

「もともと夫の両親とはつかず離れずの関係を保ってきました。でも息子が来年は中学生になるし、これから受験体制に入るので、しばらく義両親に息子を会わせられない。だからこのゴールデンウイークには息子と夫と3人で義実家に泊まる予定をたてました」

エリさん(42歳)はそう言った。夫は大手企業の会社員でエリさんは専業主婦だが、子どもの教育費を考えれば決して経済的ゆとりがあるわけではない。

「その点、郊外とはいえ東京に持ち家があって年金もけっこうもらっている義両親の方が余裕があるように見えました。夫婦で時々旅行などもしているようですし。今回は、来年もし息子が私立中学に受かったら、教育費の一部を負担してもらえないかという相談もしたかった」

夫は「そんな話は受かってからでいいよ」と言ったが、エリさんは言質をとっておきたかったのだ。自分の両親にはまったく頼めないと分かっているから。

「頼めないどころか、うちは年金も少なくて公営住宅に住んでいますから、本当は両親を援助したいくらい。でも夫には言い出せず、私が家でできる仕事をしながら、ほんの数万円を時々送ることしかできていません。それでも両親は喜んでくれているんですが」

実家の「太さ」が違い過ぎると、常々、エリさんは感じていた。夫がそのあたりをどう感じているのかは「怖くて聞いたことがない」という。

宿泊費を要求してきた義両親

「今回は3泊させてもらったんですが、結局、『中学に合格したらたっぷりお祝いさせてもらうわね』という義母の一言しかもらえませんでした。それでも私立へ行くことだけはしっかり分かってもらえたという点では満足した。帰りに義母が、『悪いんだけど』といいながら『5万でいいから払ってもらえる?』と。

はあ? と聞き返したら、ホテルに泊まるより安いでしょ、食事もついていたわけだしと。おみやげももっていってるし、着いた翌日の夜にみんなで行った焼肉屋の支払いはうちがもってる。戸惑っていたら、『息子には内緒にして。お願い』と義母が涙目になって……。払うしかありませんでした」

帰宅してから夫にその話をすると、「きみの働いた分から払ってよ。だって、きみは実家に送金してるよね」と言った。内緒で送っていたのがバレていたのだ。

うちは生活していくのがやっとだからというと、「うちだって同じだよ」と夫は言った。夫の両親は別荘を所有している。もともとの「生活のレベル」が違うとエリさんは反論したが、夫としてはエリさんが実家にだけ送金しているのが納得できないらしい。自分の親も大事にしろというわけだ。

「5万円請求は夫の差し金だったようです。なんだかガッカリしました。夫こそ私の両親のことなんてちっとも考えていない」

ひょんなことから夫の心の内を知ってしまったエリさん、今後の結婚生活に影響があるだろうと実感しているという。

文:亀山 早苗(フリーライター)

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