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【ホラー】「6階には行かない方がいい」エレベーターの押し間違いで行ってしまったら…!?異常事態の中で感じた“気配”にゾッ【作者に聞く】

  • 2026.4.19
仕事仲間に「6階には何があるのか」と尋ねただけなのに「行っちゃった?大丈夫だった?」と心配される。一体何があるの…!? 画像提供:退屈健(@sentakubasami1)
仕事仲間に「6階には何があるのか」と尋ねただけなのに「行っちゃった?大丈夫だった?」と心配される。一体何があるの…!? 画像提供:退屈健(@sentakubasami1)

商業施設内のスーパーで働いていたときの実体験をもとにした、じわりと恐怖が迫るエピソードがある。従業員用エレベーターに存在する“6階”。誰もが知っているのに、誰も詳しく語ろうとしないそのフロアに、退屈健(@taikutsu1)さんは足を踏み入れてしまう。退屈さんはライブドアブログ「底辺絵描き・退屈健の毎日カツカツ生活」で、日常の出来事に加え、不定期でホラー漫画を発表している。本作『バイト先でゾッとした話』も、そうした体験のひとつだ。

誰も止めはしないが「行かない方がいい」と言われる階

『バイト先でゾッとした時の話』01 画像提供:退屈健(@sentakubasami1)
『バイト先でゾッとした時の話』01 画像提供:退屈健(@sentakubasami1)
『バイト先でゾッとした時の話』02 画像提供:退屈健(@sentakubasami1)
『バイト先でゾッとした時の話』02 画像提供:退屈健(@sentakubasami1)
『バイト先でゾッとした時の話』03 画像提供:退屈健(@sentakubasami1)
『バイト先でゾッとした時の話』03 画像提供:退屈健(@sentakubasami1)

退屈さんが働いていたスーパーの従業員エレベーターは、B2階から6階まで存在していた。B2階はバックルーム、B1階が売り場、1階は出口、4階がロッカールーム、5階が資材置き場と、それぞれ用途が明確に分かれている。一方で6階だけは、存在こそ知られているものの、実際に行ったことがない場所だった。

気になった退屈さんが勤務歴の長い社員に尋ねると、「行っちゃった?大丈夫だった?」と、妙に含みのある返答が返ってくる。「ダメではないけど、行かない方がいい」とだけ告げられ、その理由は最後まで語られなかった。その曖昧さが、かえって不気味さを際立たせていた。

エレベーターが降りてくれない!?

しばらくして、その言葉を忘れかけていたある日。ボタンの押し間違いで、退屈さんは6階に到着してしまう。そこに広がっていたのは、イベントで使われるワゴンやケースが無造作に積まれた空間だった「先入観のせいかもしれませんが、ただ暗いだけではないような不気味さを感じました」と振り返る。違和感を覚えつつも、すぐに戻ろうと下のボタンを押す。

しかし、何度押しても反応しない。「なるほど、行かない方がいい」と言われた意味を、そのとき初めて実感したのだ。

出口のないフロアで見た“誰かの気配”

エレベーターが使えない以上、階段で降りるしかない。だが、6階は薄暗く、わずかな照明しか届かないうえに、通路はワゴンやケースで塞がれていた。完全に行き止まりである。退屈さんは一つひとつそれらを動かし、自ら道を作って進むしかなかったという。

「こうして漫画に描く前までは、バイト先の人以外には話していません」と語る。その体験の終わりに、視界の端に映ったのは“薄っすら微笑む女性”の姿だった。

読者からは「謎を残す絶妙な塩梅」「心理的な恐怖が際立つ」といった声が寄せられている。本作は派手な演出ではなく、現実と地続きの違和感によって恐怖を描き出している点が特徴である。語られない“理由”こそが、最も強い不安を生むのかもしれない。

取材協力:退屈健(@taikutsu1)

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