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お笑い芸人をリスペクトするからこそ「笑わない」 市川團十郎インタビュー 『笑わせたら1000万円』最もマークしていたのはあの“世界的”芸人「失敗していたら…」

  • 2026.4.18
【写真・画像】お笑い芸人をリスペクトするからこそ「笑わない」 市川團十郎インタビュー 『笑わせたら1000万円』最もマークしていたのはあの“世界的”芸人「失敗していたら…」 1枚目
ABEMA TIMES

ABEMA開局10周年記念特番『30時間限界突破フェス』が4月11日、12日の2日間にわたり放送。2日目には『市川團十郎を笑わせたら1000万円』が展開された。

【映像】市川團十郎が最もマークしていた芸人のネタ

制限時間1分間で渾身のネタを披露し、團十郎が歯を見せる、もしくは声を出して笑えば1000万円獲得となる本企画。『R-1グランプリ』優勝者や『M-1グランプリ(以下、M-1)』決勝進出コンビを含むお笑い芸人24組の猛攻に耐え、團十郎は見事に1000万円を守り切った。ABEMA TIMESでは生放送直後の團十郎取材を実施し、番組を終えての感想を聞いた。

■團十郎、“笑ってはいけない責任感”で1000万円を死守も…「笑いたい」

――生放送お疲れ様でした。この番組に出演するにあたり、事前のブログで「笑っちゃうよ、絶対、、」と書かれていましたが、実際は笑わずに1000万円を死守しました。芸人さんたちの猛攻はいかがでしたか?

團十郎:いや、マークしていたところがやっぱり面白かったので。ウエスPさん、シシガシラ、ランジャタイ、トム・ブラウン、原西孝幸さん、ハリウッドザコシショウ…この辺は笑わされる率が高いのかなと思って、過去の『M-1』や『ドキュメンタル』、『ザ・イロモネア』なんかの動画を見て、予習して臨みました。1分間笑わないように頑張りましたよ。

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――本番ではランジャタイに対し「一番面白かった」と言い、ネタの後半は我慢比べのようにも見えました。

團十郎:結構ストレスでしたよ、この番組。だって本当は笑いたいですから。でも今回は笑わないことが仕事なので。私は意外と真面目なんです。

――賞金は『M-1』と同じ1000万円ですが、今回審査員は團十郎さんお1人だけでした。ご自身が笑うことで、1000万円という大金が動くというプレッシャーはありましたか?

團十郎:『M-1』は毎年見ていますし、最近は1万組超が参加している中で、私1人が笑って賞金1000万円だなんて、『M-1』にも申し訳ないので、笑ってはいけない責任感はありましたね。

――その責任感はいつ頃から感じていましたか?

團十郎:この番組のお話をもらったときからです。24組参加で1分のネタで賞金が1000万円……お笑い芸人をリスペクトしているからこそ、ここは絶対に笑っちゃいけないだろうと思いました。

――そもそもこの番組の企画を聞いたときはどのように思いましたか?

團十郎:ABEMAが今年開局10周年を迎え、開局のときに、1日密着番組をしてもらって、藤田晋(サイバーエージェント会長でAbemaTV社長)さんとも共演したんです。そういった思い出がありつつ、今日までの藤田さんの苦難の様子も拝見していて。そんな中で、10周年を迎えて、今回こういったお話をいただきましたので、ご縁に導かれて出演できたことは非常にうれしく思っています。

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――MCの東野幸治さんはネタの途中、誘い笑いをしているようにも見えました。

團十郎:東野さんが一番面白かったですよ。ちょこちょこ私が笑うように芸人さんたちにパスを出していましたよね。それと東野さんの見た目が中村勘九郎さん(6代目)にちょっと似ているから、それも含めて面白かったです(笑)。

――先ほどは対策してきた芸人さんの名前を挙げていただきましたが、改めて本番で対峙して「危なかった」方は?

團十郎:原西さんとザコシが面白かったのと、やはりランジャタイは危なかったですね。ランジャタイは序盤で私が明かした“笑いのツボ”を踏まえて、ネタを調整してきたと思うんです。

――確かにランジャタイは「静」の笑いを体現していました。(2番手に登場したママタルトが、序盤の約30秒間をネタ振りのためだけに使用。團十郎はその構成を「あと15秒何も起きなかったら笑っていた」と評価していた)

團十郎:そうですね。あれは危なかった。それと、何と言っても“世界のウエスPさん”ですから、一番マークしていたんです。何をされるのか注目していたんですけど、(進化型テーブルクロス引きを披露)、失敗していたら笑っていたでしょうね。それと島田珠代さんも面白かったです。あの方は舞台に登場したときからすごかった。

■この10年は「子どもたちの成長が感じられました」 自身の目標は

――先ほど2016年4月11日に配信された團十郎さんの密着番組(当時は市川海老蔵)に触れていただきましたが、あれから10年が経過しました。團十郎さんにとってこの10年はどのようなものでしたか?

團十郎:色々頑張ってきたとは思いますけど、やはり團十郎襲名は大きかったと思いますし、一方、プライベートでは子どもたちの成長が感じられました。

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――「ABEMA」はテレビのイノベーションを目指し、この10周年では「ABEMAは、ABEMAを、超えてゆく。」をスローガンに掲げています。團十郎さんは様々な「挑戦」をしてこられたと思いますが、今後の10年はどういったものにしていきたいでしょうか。

團十郎:良いスローガンですね。私としてはABEMAは次の10年が本当にビッグチャンスだと思っています。コンテンツ制作会社として、“世界のABEMA”になって欲しいと願っていますし、制作している番組を世界の方々に楽しんでもらうために、どのように動いていくのかはすごく楽しみです。ぜひ、Netflixを超えて欲しいですね。

私個人の活動としてもビジョンはあります。ただあまりこういう場で明確にお伝えすることではないと考えています。まずは目の前のことをコツコツとやっていこうと思っています。

目標はありますし、進んでいくべき方向も見えていますけど、歌舞伎の世界は「伝統を守り続ける」ことがやはり基本。次の世代に継承していくために何をすべきかを基本軸にしながら、ご縁を大切にして生きていけたらなと思います。

――最後に今回の1000万円企画を見て、“團十郎さんを倒したい”と考える芸人さんはほかにもいるかと思いますが、第2弾のオファーがあった場合は…?

團十郎:かなりキツイですね(笑)。

――“團十郎さんを笑わせたい、俺ならやれるんじゃないか”とか、“制限時間は2分くれ、そしたら笑わせられる”などと鼻息を荒くしている芸人もいそうです(ABEMA関係者)。

團十郎:そうですか。そういう空気を作っていただけるのならば……出ます。

――ありがとうございます。ではそのときをまた楽しみにしております。

團十郎:そうですね。でもお笑いが大好きなので笑えないのは苦しいですね。本当によく見ているんですよ。『M-1』も初回から直近の大会まで何回も見ていますし、この番組で“お笑い”を素直に笑えなくなるのが怖いですね(笑)。

取材・文:中山洋平
編集:ABEMA TIMES編集部

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