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「酷暑日」の背景 北海道の最高気温の記録は実は真夏じゃない!今後の注意点も気象予報士が解説

  • 2026.4.17

気象庁は、ホームページで実施したアンケートの結果や有識者の意見を踏まえて、最高気温が40度以上の日の名称を「酷暑日」に決定しました。

最高気温が25度以上の「夏日」、30度以上の「真夏日」、35度以上の「猛暑日」に次いで新しい暑さの表現になります。

Sitakke

連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」

近年は40度以上が当たり前に

「地球温暖化の影響で気温が上がっている」ことは誰もが聞いたことがあると思いますが、実際に国内では2018年以降、毎年のように40度以上の気温を観測しています。

特に、2025年は夏の間に9日間、25地点で40度以上の気温を観測し、群馬県の伊勢崎市で41.8度と、国内の最高気温の記録も更新しています。

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こうした「危険な暑さ」がめずらしくなくなってきたことを受けて、気象庁では40度以上の日を「酷暑日」と呼ぶことを決めました。

「猛暑日」は2007年から

気象庁では今回の酷暑日のように、定期的に用語の改定をおこなっています。
「猛暑日」が正式に使われ始めたのは、2007年。

この時の改定では「熱中症」も正式な呼び名として決まり、暑さに対しての注意喚起が整備されていきました。

意外に最近?と思われるでしょうか。

北海道の記録は、実は真夏じゃない!

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北海道における歴代の最高気温は、2019年に佐呂間町で観測された39.5度です。

実はこの記録、5月に観測されたもの。
記録的な暖気やフェーン現象など様々な気象条件が重なった結果、気温が急上昇しました。

夏の気温の記録(6月~8月)は、2025年に北見で観測された39.0度になります。

2025年は夏の暑さの記録を更新したことで、印象に残っている方も多いかと思います。

このまま地球温暖化が進めば、北海道でも40度を超える日もあるかもしれません…

気象庁によると、今年の夏の気温も「平年より高い」と予想されています。

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北海道はようやく桜の便りが届き始めたばかりですが、エアコンの設置なども暑さがやってくる今、検討したほうがいいかもしれません。

そして、いざやってきた暑いときには外出を控えるほか、子どもの熱中症やペットの熱中症にも十分注意するなど、夏の暑さ対策を改めてアップデートしていきましょう。

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連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」

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文: HBCウェザーセンター 気象予報士 篠田勇弥
札幌生まれ札幌育ちの気象予報士、防災士、熱中症予防指導員。 気温など気象に関する記録を調べるのが得意。 趣味はドライブ。一日で数百キロ運転することもしばしば。
HBCウェザーセンターのインスタグラムでも、予報士のゆる~い日常も見られますよ。

※掲載の情報は記事執筆時(2026年4月17日)の情報に基づきます。

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