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4月、進級や進学で急増する「読み聞かせ卒業」の罠とは

  • 2026.4.17

こんにちは。小学生を12年間教えていた元教員で、3歳の娘を知育でIQ130まで伸ばしたまーやです。4月。ピカピカのランドセルや新しい名札。いろんな場面でかけてもらう「おめでとう」の声に、子どもたちは誇らしげな表情は見ていて嬉しいものですよね。この時期、成長するきっかけになるからこそ、つい無意識に使ってしまう言葉があります。それは「もう1年生(年長さん)なんだから、1人でできるでしょ?」というフレーズ。特に、お子さんが文字を読めるようになると「練習のために自分で読んでごらん」と、読み聞かせを卒業させてしまうご家庭が急増するんですね。でも、実はここに、子どもの心を不安定にさせてしまう意外な落とし穴が隠れているんです。今回は、そんな絵本の読み聞かせの卒業のタイミングについてお話ししますね。

「服が可愛くない」と言われた娘。私がワクワクした理由

周りのお友達が1人で絵本を読んでいる姿を目にすると「うちの子もそろそろ1人で読んでくれないかしら」「私が読み聞かせをしているから、いつまでたっても1人で読まないのかも」と思って焦ってしまったことはないでしょうか。実はこの焦りから「もうそろそろ読み聞かせ卒業しようか」と提案するご家庭は少なくありません。絵本の読み聞かせの話とは少しずれてしまうのですが、二つのエピソードをお話しさせてください。かつて娘が、クラス替え直後の4月に珍しく落ち込んで帰ってきたことがありました。「お友達の男の子に、服が可愛くないって言われたの……」小学校では日常茶飯事の、いわゆる「好きな子へのちょっかい」です。でも、本人にとっては大問題。そこで私は、あえて深刻にならず、少しワクワクしながらこう返しました。「きっとその子は、あなたのこと可愛いって思ったけど、恥ずかしくて反対のことを言っちゃったのかもね。男の子って、気になる子にしかそんなこと言わないのよ。良かったね!」娘は一瞬キョトンとした後、「えへへ」と照れくさそうに笑い、さっきまでのどんよりした空気はどこかへ消えてしまいました。また、ある教え子の保護者の方の話も忘れられません。仲の良かった友達から「明日からは別の子と登校したい」と言われ、ショックを受けていたお子さんへの対応です。そのお母さんは、動揺する心を抑えて、あえて軽くこう言ったそうです。「せっかく色んなお友達がいるんだから、違う子と行ってみるチャンスじゃない?」翌日、その子はケロッとして別の子と登校し始めたといいます。この二つのエピソードに共通するのは、親が過剰に介入せず、でも「あなたの味方だよ」という安心感をどっしり構えて伝えていることです。

「自分で読める」ことと「読んでほしい」ことは別物

実は、読み聞かせもこれと全く同じです。子どもが「読んで」と言ってくるのは、文字が読めないという理由ではないことがほとんど。慣れない新生活で外で気を張っている分、家ではママの声を聴きながら、100%自分に愛情が注がれている時間を確認して、心のガソリンを給油したいことがほとんどなんですね。園や学校で頑張ってきた分、家ではたくさん甘えたいのです。文字を読むのは学習ですが、読み聞かせを聴くのは情緒の安定。親が「もう大きいんだから」と言うことは、子どもにとって、唯一の安全地帯から追い出されるような寂しさを感じることも。特に、今まで1人で読んでいたのに、急に「ママ、読んで」と言ってくる場合は、ママの声を聞いて安心したい気持ちの表れかもしれません。新学期は、大きく成長するチャンスだと思って「頑張ってごらん」と言いがちですが、4〜5月は子どもにとってはストレスがかかりやすい時期。だからこそママができることが、子どもが自分の力で荒波を越えていけるよう、背中を押しながらも「いつでもここに帰ってきていいよ」という港のような場所で居続けることだと思っています。読み聞かせは、その「港」を象徴する親ができるプレゼントなんですよね。

大切なのは愛情を伝えること

とはいえ、毎日仕事に家事に追われ、寝る前に本を開く体力が残っていない夜もありますよね。私だって、読み聞かせをしながら、「もう眠くて限界!」と思って絵本のページをこっそり飛ばしたことは数知れずあります(笑)。大切なのは、年齢という物差しで無理に卒業させるのではなく、子どもが「読んで」と甘えてくる間は、その手を離さないであげること。まずは今日、寝る前に一冊だけ。あるいは本を読めない夜は、お子さんの目を見て「今日も頑張ったね、大好きだよ」と伝えてぎゅっと抱きしめるだけで十分なんです。親がどっしりと構え、愛情を伝え続けること。その安心感さえあれば、お子さんは明日も自分の足で力強く外の世界へ踏み出していけます。新学期は、心も不安定になりがちだからこそ、いつもよりたくさんの愛情を伝えられるよう意識してみてくださいね。

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