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旅行代理店での苦悩の日々。先輩に「企画書を渡して」と命じられた私が、あえて少し前のデータを渡した結果

  • 2026.4.19
Team of professionals in a conference room; a presenter shows a laptop displaying hotel renovation plans, others react.
旅行代理店での苦悩の日々。先輩に「企画書を渡して」と命じられた私が、あえて少し前のデータを渡した結果

私の努力を自分のものにする先輩

旅行代理店の法人営業部で勤務する私には、日々頭を悩ませている問題がありました。

それは、ことあるごとに私の成果を自分の手柄にしてしまう先輩の存在です。

私が何日も残業して作り上げた社員旅行の企画書も、上司への報告の場では「私が細かく指導したおかげで、ようやく見られるものになりましたよ」と抜け抜けと言い放ちます。

現地の宿泊施設や交通機関に何度も連絡を取り合って苦労して集めた情報さえも、さも自分が元から知っていた知識のように振る舞うのです。

ある日、大口顧客である有名企業の報奨旅行を決める重要なコンペがあり、私は今回こそ自分の実績として認めさせようと、綿密な準備をしていました。

ところがプレゼンの数日前、私の作業画面を後ろから覗き見ていた先輩が「この企画、悪くないわね。プレゼンは私が主導でやるから、今すぐファイルを送っておいて」と命じてきたのです。

またしても私が苦労して作った土台に乗り、自分の手柄にするつもりなのでしょう。

ふつふつと湧き上がる怒りで手が震えましたが、私は大きく息を吐き出し、ある計画を実行することにしました。

渡したのは旧データ、プレゼンでの逆転劇

私は決して、数字を改ざんしたり見積もりを狂わせたりといった、会社に迷惑をかけるような真似はしません。

ただ、現地の最新情報を盛り込んだ「最終完成版」のデータは自分の手元にだけ残し、先輩にはあえて数日前の「アップデート前のデータ」を送信したのです。

そして迎えた、クライアントへのプレゼン当日。

先輩は得意げな表情で古いデータをスクリーンに投影し、滑らかな口調で解説を進めていきました。

しかし、メインとして提案した宿泊施設の紹介ページを開いた瞬間でした。

「おかしいですね。このホテルは今月から大掛かりな改修工事が始まっているはずです。景観が損なわれるため、そういった宿は絶対に外してほしいと事前にお願いしたはずですが?」

クライアントの担当者が、不信感を露わにして指摘したのです。

「えっ? いや、その……」

旅行業界では致命的ともいえる最新情報の確認不足を突かれ、顔から血の気を引かせて口ごもる先輩。

会議室の空気が凍りついたその瞬間、私は静かに立ち上がりました。

「失礼いたしました。工事の件を反映させ、景観に影響のない別の上質なホテルを手配した最新の代替案がございますので、こちらをご覧ください」

私が手元のパソコンからすぐに新しいプランを提示すると、クライアントは「なるほど、これなら安心です。見事なリカバリーですね」と表情を和らげてくれました。

その場の嫌な空気は一瞬で払拭され、私たちは無事にこの大型案件を受注することができたのです。

後日、上司から「君の用意周到さにはいつも感心させられるよ」と直接褒められ、私はこの大型プロジェクトの主担当に任命されました。

先輩とは以前よりも会話が減り、少しぎこちない関係になりましたが、自分の仕事に責任とプライドを持ち、立ち向かうことで確かな自信を得られた出来事です。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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