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「え、それ、私が持ってきたお菓子だよね」義実家に持ってた手土産。だが、義母の信じられない行動に絶句

  • 2026.7.10
「え、それ、私が持ってきたお菓子だよね」義実家に持ってた手土産。だが、義母の信じられない行動に絶句

開けられなかった手土産

結婚して間もない頃の話だ。

休日に、私は夫と連れ立って義実家へ泊まりに出かけた。

玄関で、用意しておいた手土産を差し出す。

少し奮発した和菓子の詰め合わせだった。ちょうどその日は、義母の姉も遊びに来ていた。

義母の姉は、はきはきとした気さくな人だった。

「あなたが噂の新しいお嫁さんね」と、にこやかに声をかけてくれる。

緊張していた私も、少しほっとして頬をゆるめた。

「あら、ありがとうね」義母は包みを受け取ると、開けもせずに棚の上へ置いた。

和やかにお茶を飲んでいると、義母の姉が「そろそろ帰るわ」と腰を上げた。

帰り際、姉は持参した菓子折りを義母に手渡す。

次の瞬間、義母がすっと私の和菓子を手に取った。

そして封も切らないまま、姉へ差し出したのだ。

「これ、お姉さんにどうぞ」

(え、それ、私が持ってきたお菓子だよね)

あまりのことに、私は固まってしまった。

お返しがなかったからか、もらったばかりの手土産を、そのまま横流ししたらしい。

隣で夫が、気まずそうに苦笑いしている。

夫の一言で凍った食卓

何か言わなければと思うのに、言葉が喉に張りついて出てこない。

姉も戸惑ったように、私と義母を交互に見比べている。

姉が恐縮しながら包みを受け取ろうとした、その時だった。

夫が穏やかに、けれどはっきりと口を開いた。

「それ、嫁からの品だよ」

義母の手が、宙でぴたりと止まった。

「あら…そうだったかしら」

みるみるうちに、義母の顔が赤くなっていく。

言い訳を探すように口を開きかけて、結局言葉が続かない。姉も「まあ、それはいただけないわ」と苦笑して、そっと包みを義母へ返した。

いつも堂々としている義母が、こんなに慌てる姿を見たのは初めてだった。

「せっかくですから、皆さんで召し上がってください」

私が自分で箱を開けてみせると、義母は決まり悪そうに小さくうなずくのが精一杯だった。

帰りの車の中で、夫は「ごめんな、母さん昔からああなんだ」と苦笑いした。

私は「ううん、あなたが言ってくれて嬉しかった」と笑い返した。

それ以来、義母は私が何かを持って行くたび、その場できちんと包みを開けて「ありがとう」と言うようになった。あの日の夫の一言が、静かに効いたのだと思う。

今となっては、笑って話せる思い出だ。あの慌てふためいた義母の顔を思い出すと、今でもつい笑ってしまう。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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