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江戸時代の蔵で時を味わう♪ ノスタルジックに浸る小田原の隠れ家で蕎麦ランチを「そばと板わさ 美藏」

  • 2026.4.12

箱根登山鉄道「風祭駅」すぐ。「そばと板わさ 美藏(みくら)」は、1日中行列が絶えない、小田原の人気店です。江戸末期の蔵を活かした建物は、国の登録有形文化財にも指定。歴史的な空間に酔いしれながら、石臼で丁寧に挽いたお蕎麦や名物の板わさを味わえます。日々の喧騒を離れ、上質なひとときを。いつもとは違う、非日常ランチを楽しんでみませんか?

江戸時代の蔵で時を味わう♪ ノスタルジックに浸る小田原の隠れ家で蕎麦ランチを「そばと板わさ 美藏」
江戸時代の蔵で時を味わう♪ ノスタルジックに浸る小田原の隠れ家で蕎麦ランチを「そばと板わさ 美藏」

漆喰の壁になまこ壁のコントラストが美しい蔵

江戸時代の蔵で時を味わう♪ ノスタルジックに浸る小田原の隠れ家で蕎麦ランチを「そばと板わさ 美藏」
蔵周辺には、春になると大漁桜が咲く

小田原駅から箱根登山鉄道でひと駅。「風祭駅」に直結した「鈴廣かまぼこの里」内に「美藏(みくら)」はあります。

重厚な佇まいの建物は、かつて秋田で「森林王」と呼ばれた実業家・菊池家の邸宅を移築したもの。明治時代、熟練の職人たちが丹念に作り上げた蔵を一度解体し、この場所でふたたび組み立てなおしました。

江戸時代の蔵で時を味わう♪ ノスタルジックに浸る小田原の隠れ家で蕎麦ランチを「そばと板わさ 美藏」
ことりっぷ

入り口では、訪れる人を招き入れるように、漆黒の扉が左右へ開かれています。吸い込まれるように、階段を一段、また一段。歩みを進めるたび、歴史ある蔵の中へ入る高揚感に包まれます。

ノスタルジーが息づくチョコレート色の店内

江戸時代の蔵で時を味わう♪ ノスタルジックに浸る小田原の隠れ家で蕎麦ランチを「そばと板わさ 美藏」
複雑な意匠でありながら、釘を一本も使っていないというから驚き

外観は純和風の佇まいですが、中に入ると一変。飴色に光る太い梁や柱を、丸い照明の柔らかな光が優しく照らし出し、まるでヨーロッパの古い邸宅みたい。国も時代も飛び越え、時空を旅してきたような、不思議な錯覚に陥ります。

「蔵」と聞くと、うす暗いイメージを持つ方も多いかもしれません。けれどここは、かつて材木商として名を馳せた主が、最高級の銘木を惜しみなく注ぎ込んだ特別な場所。蔵にいるとは思えない、凛とした気品が漂います。

江戸時代の蔵で時を味わう♪ ノスタルジックに浸る小田原の隠れ家で蕎麦ランチを「そばと板わさ 美藏」
ことりっぷ

建物はゆったりとした二階建て。見上げるほどに天井が高く、突き抜けるような開放感に包まれます。

職人の手しごとが光る、毎朝打ちたての蕎麦

江戸時代の蔵で時を味わう♪ ノスタルジックに浸る小田原の隠れ家で蕎麦ランチを「そばと板わさ 美藏」
一切の作り置きをせず、その日に提供する分だけ蕎麦を打つ

お店で使うのは、北海道深川産の蕎麦の実。石臼でゆっくりと挽き上げ、豊かな風味を最大限に引き出しています。

そして何よりのこだわりは、毎朝、職人がその日の分だけを店内で手打ちしていること。打ち水に使うのは、箱根の山々が百年もの歳月をかけて濾過した、清らかな「箱根百年水」です。

お蕎麦には、かまぼこのかき揚げを添えて

江戸時代の蔵で時を味わう♪ ノスタルジックに浸る小田原の隠れ家で蕎麦ランチを「そばと板わさ 美藏」
「冷そば かまぼこかき揚げ」(1850円)

一番人気のメニューは、老舗かまぼこ屋さんのこだわりが詰まった「冷そば」です。

味の決め手となるそばつゆには、雑味のない上品な旨みが特徴の「枯れ節」を使用。手間ひまを惜しまず、温かい「かけ汁」と冷たい「つけ汁」をそれぞれ別に仕立てているのだそう。

江戸時代の蔵で時を味わう♪ ノスタルジックに浸る小田原の隠れ家で蕎麦ランチを「そばと板わさ 美藏」
ことりっぷ

キリリと引き締まったつゆでお蕎麦を楽しんだら、仕上げに「黒七味」をほんの少し足してみて。ピリッとした刺激が加わるだけで、お蕎麦の旨味がさらに深まり、お箸が止まらなくなります。

江戸時代の蔵で時を味わう♪ ノスタルジックに浸る小田原の隠れ家で蕎麦ランチを「そばと板わさ 美藏」
「おかめそば」(1650円)※具材は季節によって変わる

数量限定の「おかめそば」も、ここならではの逸品。丼の中に「おかめ面」の形を盛り付けた、縁起のいいお蕎麦です。

顔のパーツを構成するのは、もちろん鈴廣自慢の商品たち。鼻の部分には「海のスフレ」を使い、海老ボウルや信田巻(しのだまき)、ちくわ、揚げかまぼこなどが脇を固めます。

お蕎麦を待つ時間を愉しむセット

江戸時代の蔵で時を味わう♪ ノスタルジックに浸る小田原の隠れ家で蕎麦ランチを「そばと板わさ 美藏」
「そば前五種セット」(1210円)

お蕎麦が茹で上がるのを待つ間、お酒を嗜みながら肴をつまむ。そんな江戸の粋な「蕎麦前(そばまえ)」文化を、五種の盛り合わせで愉しめます。

お膳に並ぶのは、食感の違いを味わう2種類のかまぼこに、ふんわりと出汁が香る玉子焼き、本日のおすすめ「鈴廣の 一 品」。さらに、有明海産海苔やカリッとした食感がくせになる蕎麦スティックも、楽しみを広げてくれます。

江戸時代の蔵で時を味わう♪ ノスタルジックに浸る小田原の隠れ家で蕎麦ランチを「そばと板わさ 美藏」
ことりっぷ

「鈴廣」といえば、やはり板わさは外せません。セットでは、白身魚の旨みが詰まった「謹上(きんじょう)」と、職人が一本ずつ手づくりする超特選「古今(ここん)」、2種類を食べ比べできます。

注目したいのは、それぞれの厚み。かまぼこが“一番おいしい”とされる厚みで切り分けられています。しなやかな弾力を楽しみながら、わさび漬けを少し乗せて。ぷりっと贅沢な食感を噛みしめてくださいね。

ほっこりお蕎麦のスイーツも

江戸時代の蔵で時を味わう♪ ノスタルジックに浸る小田原の隠れ家で蕎麦ランチを「そばと板わさ 美藏」
「そばがき汁粉」(715円)

食後のデザートには、ぽってりとした「そばがき汁粉」を。自家製あんの中には、むっちりとした、風味豊かなそばがきが入っています。ふぅふぅと頬張れば、やさしい甘さで、体も心もじんわりと温まっていくよう。

江戸時代の蔵で時を味わう♪ ノスタルジックに浸る小田原の隠れ家で蕎麦ランチを「そばと板わさ 美藏」
「美藏そば」(616円)、「黒七味」(1210円)

旅のお土産に、「美藏そば」の乾麺や「黒七味」はいかが?パッケージも上品で、自分用はもちろん、グルメな人の贈り物にもぴったりです。

お店の営業時間は16時まで。ちょっと遅めのランチや甘味の利用もおすすめ。心ゆるむすてきな空間に身をまかせて、おいしい蕎麦をゆっくり味わいましょう。

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