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イェことカニエ・ウエストvsビリー・アイリッシュ。4年越しのバトル勃発か【ピーチズのOM(F)G!】

  • 2026.4.12
Getty Images

これまで数々の問題発言とトラブルを巻き起こしてきたイェが新アルバム『Bully』を引っ提げてカムバック。アルバムが好評を博している一方で、英国への入国禁止や、ビリーとの4年越しの確執が明るみに? 人気長寿連載セレブウォッチャーPeachesががチェック。

PORJ / Aflo

イェが正式にカムバック

ロサンゼルスで約5年ぶりとなるコンサートを行ったイェことカニエ・ウエスト。初期のサウンドを彷彿とさせると原点回帰を喜ぶファンが多く、アルバムもチャート上昇中だ。

ただし、イェといえばそのたぐいまれな音楽的才能を持つ一方で、さまざまな騒動を巻き起こしてきたトラブルメイカーでもある。

Jonathan Leibson / Getty Images

「アディダス」とも契約を解消

最も問題となったのは、反ユダヤ、ナチス礼賛的な言動だった。「(黒人)奴隷制度は当人たちの選択」というショッキングかつ無知な発言をして、白人至上主義団体KKK風コスチュームを身につけたり、自身のファッション・レーベル「YEEZY」で鉤十字がついたTシャツを販売して巨万の富を稼いだと思えば、「ハイル・ヒトラー」というタイトルの楽曲を発表。

反ユダヤ的な発言をきっかけに「アディダス」との契約解消に追い込まれた直後は、逆ギレしたように人種差別発言を繰り返した。

Arturo Holmes / Getty Images

イェ vs ビリーのことの発端は...?

今回、そんな彼の華々しいカムバックを苦々しく見ている人も多いようで、SNSには批判的なコメントも溢れた。そのうちのひとつの投稿に、ビリー・アイリッシュが「いいね」をしたことで、4年前のふたりの因縁の再燃かと話題になっている。

2022年、ビリー・アイリッシュはコンサート中に呼吸困難に陥ったファンに気づき演奏を途中ストップ。ファンの安全が確認されるまでコンサートを中断した。このビリーのファン思いの行動になぜか関係ないイェが激昂した。

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イェの思考回路は本人以外にはミステリーなのだが、おそらく、イェの弟分、トラヴィス・スコットがコンサート中に、ファンが盛り上がりすぎて多数の死傷者を出したことがあり、トラヴィスへの当てつけで、ビリーがコンサートを中断したと思ったようなのだ。

しかも、ビリーから謝罪がなければ「2022年コーチェラ・フェスティバルのヘッドライナーから降板する(※この年、イェとビリーどちらもヘッドライナーを予定していた)」と脅してきたのだから驚きだ。

Amy Sussman / Getty Images

ビリーは、ファンを助けたかっただけ

「カニエの音楽スタイルに影響を受けた」と公言しているビリーだが、脅しに屈することなく、「トラヴィスのことなど言っていません。ファンを助けたかっただけ」と反論。ビリーから逆襲されると思っていなかったのか、イェの口撃はすぐにストップした。しかもふたりとも予定通りコーチェラ音楽祭でヘッドライナーを務めていて、ふたりの間に諍いがあったことすら忘却の彼方へ!

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男性アーティストはなぜ簡単にカムバできる?

ところが今回、過去の一件が蒸し返される事態になっている。きっかけとなった、ビリーが「いいね」した投稿は、「キャンセルカルチャーに左右されるのは女性だけ。この主張は曲げられない」というインスタグラムユーザーのコメント。キャンセルカルチャーとは、炎上したセレブが表舞台に出ないようにする、あるいは出られなくなることを指す。

投稿は、イェの新作「『Bully』がSportifyでストリーミングされた初日に3000万ドル(約47億5110万円相当)以上を稼ぎ出し、16曲がチャートインしている」という「Pop Base」のニュースを引用していたものだったので、イェや復活待望論があるディディことショーン・コムズのような、ワケあり男性アーティストを簡単に許してしまうアメリカの風潮を嘆いているようにも受け取れた。これにビリーが同調したというわけだ。

Mark Case / Getty Images

英国でのフェス出演に批判殺到

とはいえ、イェが非常に危うい立場なのは間違いない。7月にイギリスで行われるワイヤレス・フェスティバルのヘッドライナーをイェが務めることが発表されるや、批判が殺到。フェスの後でコンサートを行いたいとイェが希望していた、「トッテナム・ホットスパーFC」の本拠地は「クラブチームのスタジアムを使用することは許さない」と返答。フェスのディレクターであるメルビル・ベンは「2度目のチャンスを与えてほしい」と公開書簡を発表したものの結果は覆らず。

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フェス自体が中止に

さらに「ペプシ」や「ペイパル」、「ロックスター・エナジー」や「ディアジオ」が同フェスのスポンサーからの撤退を発表。「イェを入国させるな」などの訴えが相次いだ結果、キア・スターマー首相をはじめとする英国閣僚がイェのイギリス入国を認めるかどうかを検討した結果、渡航ビザを出さないことが4月6日に決定した。今後、事態が動く可能性があるが、現段階では同フェスのヘッドライナーは別のアーティストに変わることなく、フェス自体が中止となっている。イギリス政府がイェをキャンセルした結果がこれだ。反ユダヤ主義発言やナチス礼賛の言動は、それが双極性障害によるものだとしても簡単に許されることでは無いのだ。国家を上げての公式キャンセルは非常に重いし、彼の今後のキャリアにも触れることは間違いないだろう。

Amy Sussman / Getty Images

キャンセルカルチャーは「クレイジー」

最後に、ビリー自身がキャンセルカルチャーに対して否定的だということを忘れてはいけない。セレブであり、同世代のアーティストの中でも大いなる影響力を誇る彼女は常々、名声に伴うプレッシャーやインターネット界に蔓延する「荒らし」の危険性について言及している。ネガティブなコメントによってメンタルヘルスが悪化したと語り、キャンセルカルチャーについても「クレイジー」と一刀両断しているのだ。

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