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「漸次」の正しい意味や使い方とは? 読み方や例文・言い換えも紹介

  • 2026.4.6
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「漸次」の読み方・意味

「漸次」は「ぜんじ」と読みます。

「しだいに」「だんだん」「徐々に」といった意味の副詞で、物事の状態が時間の経過とともに少しずつ変化・進行していく様子を表します。

「漸(ぜん)」には「先に立って少しずつ進む」という意味があり、「順番」や「2番目」を意味する「次」と合わさって、「順序を追ってだんだんに進む」というニュアンスを持ちます。

日常生活よりもビジネスシーンや文書で使われることが多い言葉です。

ちなみに、「漸次」は音や字面が似ている「暫時(ざんじ)」と混同されやすいですが、「暫時」は「少しの間」「しばらく」という全く異なる意味を持つため、注意が必要です。

「漸次」を使った例文

「漸次」は、具体的にどのように使うのでしょうか。例文を見ていきましょう。

(1)日々の広報活動の成果が、漸次表れてきている

この例文は、毎日地道に続けてきた広報活動の成果が、少しずつ目に見える形になってきているという、前向きな状況を表しています。
「漸次」を使うことで、順を追って徐々に、しかし着実に向上しているという、段階的な変化の様子が伝わってきます。

(2)イベント再開の日程は、漸次お知らせいたします

この例文では、中止されていたイベントの再開日程について、決定事項から順を追って情報を公開していくという、公的な告知の場面を表現しています。
「漸次」とあると、全ての情報がそろってからまとめて発表するのではなく、状況の進展に合わせて少しずつ、順序立てて伝えていくという、丁寧で誠実な対応が伝わりやすいです。

(3)リモートワークというスタイルは、ここ数年で漸次増加傾向にありますね

この例文は、リモートワークという働き方が、ここ数年をかけて少しずつ、しかし着実に社会に広まってきている様子を表しています。
「漸次」とすることで、その増加が急激なものではなく、順を追って段階的に進んでいるという、継続的な変化のニュアンスが伝わりやすいです。

gzorgz / Getty Images

「漸次」の言い換え表現

「漸次」を言い換えるとしたら、どのような表現があるのでしょうか。言い換え表現をいくつか紹介します。

(1)徐々に(じょじょに)

「徐々に」は、「動きや変化がゆっくりで、おもむろに進む様子」を表します

「漸次」は単にゆっくりなだけでなく、段階や順序を踏んで進んでいくという計画的なニュアンスが含まれますが、「徐々に」は速度がゆっくりであることや、動きや勢いが緩やかな様子に焦点が当たっているという違いがあります。

(2)段階的に(だんかいてきに)

「段階的に」は、「物事が少しずつ、順番を追って進んでいく様子」を表す言葉です。

「漸次」は、ビジネス文書や報告書、公的なスピーチなどで使われることが多いですが、「段階的に」はメールや口頭報告など、ビジネスシーンの改まった文書以外でよりカジュアルな表現として言い換えやすいという違いがあります。

最後に

漸次とは、「しだいに」「だんだん」「徐々に」といった意味の副詞で、物事の状態が時間の経過とともに少しずつ変化・進行していく様子を表します。例文や言い換え表現などもあわせて学び、語彙力を豊かにしましょう。

※この記事は2026年4月6日時点の情報です。

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