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捨ててしまう野菜の根、ヘタを再利用!【リボベジ】の始め方。失敗しないコツは?

  • 2026.4.3

捨ててしまう野菜の根、ヘタを再利用!【リボベジ】の始め方。失敗しないコツは?

野菜の根を再利用して育てる「リボベジ」。家にある道具で今すぐ始められる、地球にも家計にもやさしい新習慣を取り入れてみませんか。

リボベジ

「リボベジ」は、リボーン・ベジタブルの略称で、普段は捨ててしまう野菜の根やヘタを水につけて、再び芽や葉を成長させる「再生栽培」のこと。特別な道具は不要で、キッチンなどの小さなスペースでできる手軽さが魅力です。身近な野菜が育つ様子は、自給自足の喜びを感じられて、さらに家計にやさしくエコと最近話題を集めています。リボべジの基本や魅力、始め方をそらべジガーデンハックさんに教えてもらいました。

そらべジガーデンハック
東京農業大学卒業後、野菜のおいしさと園芸の楽しさをSNSを中心に発信する。初心者でも失敗しない効率的な育て方を独自の視点でわかりやすく解説し、幅広い層から支持を得る。著書に『おうちで大収穫! 世界一カンタンな野菜の作り方』(KADOKAWA)。

YouTube そらべジガーデンハック
Instagram @sora_gardenhack

捨ててしまうその前に! リボべジの可能性は無限大です

リボベジの魅力は、キッチンや窓際といった身近な場所で、誰でも簡単に始められることです。そして、植物のたくましさを目で見て感じられること。小さな残り部分からみずみずしい新芽がぐんぐん伸びる姿、水の中で広がる根の力強さには、植物の生命力を感じずにはいられません。

私もこれまで、ネギやダイコンといった定番から、ドリアンやスターフルーツ、ドラゴンフルーツなどの珍しい果物まで、さまざまな実験をしてきました。なかには失敗したものもありますが、ドラゴンフルーツは今もサボテンとして元気に育っています。「これはどうなるかな?」と実験気分で楽しめるのも、リボベジならではの楽しさです。

リボべジを始めるのに特別な道具は一切不要です。大切なのは、こまめな「水がえ」と「23度以下の水温」、そして野菜がもつ「鮮度」だけ。水がえを忘れて腐ってしまうこともありますが、難しく考えなくて大丈夫です。もともと捨てるはずだったものですから、失敗しても損はしません。「再利用できたらラッキー」くらいの軽い気持ちで、いろいろな野菜に挑戦してみてください。

芽や葉の成長を毎日観察できるのも魅力。

水耕栽培と土栽培の方法がある。

水耕栽培から土栽培に移行し、りっぱに再生したチンゲンサイ。

だいたい1カ月程度で収穫を迎える。

プロから学ぶ! リボベジのギモン

身近な野菜が再び収穫できるまで栽培する「リボベジ」。基本から日々の管理方法まで、再生栽培のいろいろをそらべジさんが伝授!

ギモン① 始めるのに最適な季節はあるの?

水温が23度以下のときがベスト

水温(室温)が23度を下回る、3月〜5月上旬ごろが特におすすめです。23度を超えると水が傷みやすく、腐敗の原因になるので注意しましょう。基本は、根っこがある野菜ならなんでもOK。購入時は切り口がみずみずしく、根が長く残っているものを選んで。この鮮度へのこだわりが、再生の成功率をぐんと高めます。

ギモン② 準備するものは?

キッチンにあるものだけでOK

リボベジを始めるのに、大がかりな準備は必要ありません。使うのは、どの家庭にもある身近な道具ばかり。水耕栽培に必要なのは、つまようじ・カップ(グラス、口の広い器、プラスチック製のカップなど)・100円均一の豆苗(とうみょう)プランターや小さなプランター、プラスチック製の皿など。

ギモン③ ひとつの野菜で何回リボべジできる?

理想は1~2回。回数より質を楽しんで

根っこがあれば何度でも再生は可能ですが、水だけで育てる水耕栽培は、土に比べ栄養が不足しがちで難易度が上がります。回数を重ねるほど芽が細くなり、勢いも衰えてしまうのが現実。おいしく、たくましい姿を楽しむなら1〜2回を目安にするのがよいでしょう。

ギモン④ 液体肥料を入れると育ちがよくなる?

入れっぱなしは厳禁!

水耕栽培でも液体肥料は有効ですが、注意したいのがコケやヌメリの発生。肥料分が光に反応すると水質が悪化し、大切な根を傷めてしまいます。おすすめは、週に1〜2日だけ規定より薄めた液体肥料を与え、その後の1週間は真水で育てるメリハリ栽培。毎日与える場合は、水がえ時に器を洗って清潔にするように。

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ギモン⑤ 日々の管理は何をする?

「水がえ」と「水温23度以下」を習慣に

水がえと水温がいちばん大事。特に暖かい季節は涼しい場所を選び、毎日水がえを。また、水がえの際は容器をサッと洗うのもポイント。ヌメリを取り除き、常に清潔な環境を整えることで根がのびのびと成長します。置き場所はキッチンまわりが最適です。日を当てれば、色鮮やかで丈夫な野菜に育ちます。

監修/そらべジガーデンハック 撮影/柴田和宣(主婦の友社)

※この記事は『園芸ガイド』2026年春号の記事を、WEB用に再編集したものです。

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