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「家事は嫁に任せて安心」と思っていた私→嫁が里帰り出産で不在の1ヶ月間、自分が何もできないことを知った

  • 2026.4.2
ハウコレ

結婚した息子夫婦と同居を始めて、正直ほっとしていました。「これで家のことは安心ね」と思っていたのです。でも、お嫁さんが里帰り出産で不在になった1ヶ月間、私は自分がいかに何も見えていなかったかを、思い知ることになりました。

「嫁が来てくれて助かった」と本気で思っていた

お嫁さんが来てから、家の中がみるみる整っていきました。料理も掃除も洗濯も、気づけば全部やってくれている。私は「若い人はテキパキしているわね」と感心しながら、自然とお任せするようになっていたのです。

近所の友人には「うちに嫁が来てくれて、本当に楽になったわ」と話していました。その言葉に悪気はなかった。むしろ自慢のお嫁さんだと、心から思っていたのです。

ただ、今思えばそれは感謝ではなく、甘えだったのかもしれません。

里帰りの翌週、家の中が音を立てて崩れ始めた

お嫁さんが実家へ帰った最初の数日は、「なんとかなるだろう」と思っていました。

ところが、何がどこにあるのかまるでわからない。洗剤はどれを使うのか、ゴミはいつ何を出すのか、冷蔵庫の中に何があるのかさえ、把握できていなかったのです。

シンクに洗い物がたまり、洗濯物が山になっていくのを見ながら、手が止まりました。「やり方がわからない」という言葉が自分でも情けなかった。

息子に「お母さん、大丈夫?」と聞かれたとき、「私はずっとやってなかったから」と答えるしかなかった。

その言葉を口にした瞬間、自分でも気づいてしまいました。ずっとやってなかったのは、誰かがずっとやってくれていたから、なのだと。

近所への自慢が、恥ずかしくなった

家が回らなくなって初めて、お嫁さんが毎日どれだけのことをしていたかがわかりました。

料理だけじゃない。買い出しの段取り、食材の管理、義父の晩酌のおつまみまで。それを当たり前のこととして受け取り続けていた自分が、みっともなくて、申し訳なくて。

「嫁が来てくれて楽になったわ」と話していた近所の友人の顔が浮かびました。あれは自慢じゃなかった。お嫁さんの労働の上に胡坐をかいていただけだった。そう気づいたとき、顔が熱くなりました。

そして...

お嫁さんが赤ちゃんを連れて戻ってきた日、私は何と言えばいいかわからなかった。隣に立っていた義父が先に頭を下げました。「あんたがいないと、何もできなかった。いつもありがとう」と。

その言葉を聞いて、私もようやく口を開けました。「全部任せきりにしてきて、ごめんなさい。もうそんなことはしない」と。

うまく言えたかどうかはわかりません。でも、言わなければいけないと思いました。「家事は嫁の仕事」だと信じ切っていた。自分が何もできないことを、認めたくなかった。その両方が、あの1ヶ月で崩れたのです。

赤ちゃんの顔を見ながら、この子が育っていく家を、もう少しまともな場所にしなければと思いました。遅すぎたかもしれないけれど、気づけたことを、せめてこれからの行動で示していきたい。そう思っています。

(60代女性・主婦)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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