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〝サビ歌わせがち〟桜井和寿が「ミスチルあるある」の真相を激白 ファンに寄り添う唯一無二の表現力

  • 2026.4.1
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3月29日放送のMBS・TBS系バラエティー『日曜日の初耳学』(日曜夜10時)では、先週に続き日本を代表するロックバンド「Mr.Children」を特集。MCの林修さん(60)が、24年ぶりのトーク番組出演となったボーカル・桜井和寿さん(56)の本音に迫る、独占ロングインタビュー「完結編」がオンエアされました。

番組では、〝ミスチルあるある〟の真相や名曲誕生秘話、独自の創作術やその原動力などが惜しみなく語られ、桜井さんの深い〝バンド愛〟がファンの心を熱く揺さぶる放送となりました。

徹底調査で暴かれた〝ミスチルあるある〟に本人も驚愕

これまで計42曲ものドラマ・映画主題歌を手掛けてきた桜井さん。最近おもしろかったドラマとして『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)を挙げつつ、今回の出演に際しては、自身の楽曲『Sign』が主題歌となったドラマ『オレンジデイズ』(TBS系)の第1話と最終回を改めて鑑賞。「ひとしきり泣いてきました」と、万全の準備を整えて収録に臨んだというエピソードを明かしました。

番組側も3カ月前から徹底的な準備を行い、ライブDVD全23本・計73時間を細かくチェック。そこから導き出された〝ミスチルのライブあるある〟のリアルを桜井さん本人に直撃しました。

最も演奏された曲は?

桜井さんは『Tomorrow never knows』(6位・10回)と予想するも、正解は『終わりなき旅』(1位・15回)。この結果に桜井さんは「だいぶ違うな」と苦笑い。「披露するポイントを考えて考えて演奏しているような気がしていましたが…そうではなかったということですね」と、予想外な結果に驚いていました。

サビを歌わせがち?

大ヒット曲『innocent world』のサビを観客に歌わせる確率が「ほぼ100%」に達するという衝撃の調査結果に対し、桜井さんは小さく頷きながら自覚があることを認めました。

1994年、当時24歳の桜井さんが手掛けた同曲は、日本レコード大賞を受賞し、ミスチルが国民的バンドへと駆け上がる象徴となった思い出深い一曲です。放送ではサビだけでなく、なんと冒頭から1番まるごとを観客に委ねるという驚愕のシーンも紹介されました。

こうしたパフォーマンスの理由について、桜井さんは「ミスチルを多くの人に知ってもらった曲だから、その象徴や喜びをみんなで分かち合いたい」という温かな思いがあったからだと告白。かつては「みんなが歌いたいものだと思っていた」そうですが、「桜井さんの声で聞きたい」というファンの本音を知ってからは「最近は(自分で)歌うようにしている」とお茶目に明かし、スタジオの笑いを誘いました。

驚異のVネック着用率とメンバーの個性

ライブ中の服装についても徹底調査が行われ、桜井さんの「Vネック」着用率が91.3%(21/23本)を占めることが判明。これに対し桜井さんは「Vネック好きです」と即答し、その理由を「猫背なので丸首だと違和感があることと、鎖骨が好きだから」と明かしました。さらに、ギタリストの田原健一さん(56)の長袖着用率が100%を記録する一方で、ドラマーの鈴木英哉さん(56)の「裸率」が17%にものぼることが指摘されるなど、個性豊かな装いにスポットが当たりました。

メンバーの話題になると、桜井さんは「鈴木くんのおしゃべりで社交的なところは、どんどんエスカレートしている。それに引き換え、僕も含めた他の3人はどんどん喋らなくなっている」と笑いを誘う一幕も。最後には「それぞれ人間としても変わっていくけれど、4人で上手くバランスを取りながら回っている気がします」と語り、長きにわたりともに歩んできたメンバーへの揺るぎない信頼を滲ませました。

「無意識が優位になる瞬間」 武道家にも通ずるストイックな創作術

放送では、桜井さんの独創的な作詞・作曲術の深淵にも迫りました。

名曲『Sign』の誕生秘話として、二日酔いの状態で「なぜかメロディーが降りてきた」という驚きのエピソードを激白。楽曲制作の極意を「武道家」に例え、サウナやジョギングを通じて「意識よりも無意識を優位にさせること」が重要だと明かしました。

また、数多くのドラマ主題歌を手掛けてきたこだわりについては、「ドラマ自体にメッセージや物語があるので、あえて歌詞の中に具体的な小道具や場面を描かないようにしている」と言及。「抽象のパーセンテージを増やすことで、ドラマの物語を歌が邪魔しないようにしています」と持論を述べ、ミュージシャンとしての真摯な姿勢を覗かせました。

「みんな苦しい。俺も知ってる」名曲に込めた思い

桜井さんは、これまでに手掛けてきた数々のドラマ主題歌を当時の思いとともに振り返りました。

ドラマ『14才の母 ~愛するために 生まれてきた~』(日本テレビ系)の主題歌『しるし』については、「最高のラブソングができた」という自負を明かし、恋愛の成就も別れも包み込む楽曲の懐の広さを再確認。続くドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(フジテレビ系)の主題歌『HANABI』では、当時の「最高傑作」という自賛を指摘され苦笑いしつつも、「今もそう思う」と即答。死と向き合う現場の葛藤に寄り添い、紡いだ言葉の背景を語りました。

さらに、ドラマ『ピュア』(フジテレビ系)の主題歌『名もなき詩』の歌詞に触れ、「みんな苦しい。俺も知ってる。それを共有することで楽になれる…そんなことを言い続けてきたのがMr.Childrenというバンド」と自己分析。長きにわたるキャリアを経て、自らが定義するバンドの核心を静かに明かしました。

創作の原動力は「メンバーのリアクション」

桜井さんの楽曲制作の根底にあるのは「共感性」というキーワード。この日は、映画『君の膵臓をたべたい』の主題歌『himawari』をメンバーに初披露した2016年の貴重な映像も公開されました。

映像では、一節を弾き終えた瞬間に拍手が沸き起こり、ドラムの鈴木さんから「新曲? いいじゃん」と絶賛されるシーンも。それに対し、桜井さんは「お金ちょーだい」とお茶目に返して笑いを誘いました。この発言は「恥ずかしくなっちゃった」という桜井さんなりの照れ隠しだったそうですが、改めて「メンバーのリアクションはとっても大事。それが原動力」と告白。メンバーへの深い愛と信頼が溢れる姿を見せていました。

「Mr.Children」であり続けるために課した〝終わりなき努力〟

ミスチルを「いつまで続ける?」かと問われた桜井さんは、「続けられるだけ続けたい。そのための努力はし続けたい」と断言。人気バンドであり続けるために「タイアップ曲」に力を入れるのは、「音楽をやる以外に、自分が適応できる場所がないと思っている」からだと明かし、「音楽を続けるために何が何でも売れたかった」と当時の切実な生存戦略を打ち明けました。

「歌詞は、星みたい」独自の美学と、理想や縁を大切にする真摯な生き方

さらに、新アルバム『産声』の収録曲を現代文講師の林さんが独自の視点で徹底解剖した場面では、歌詞について「聞いてくださった方のイメージが一番。星座で言ったら、本当にその形で星があるわけじゃない。そういう風に見える星の配置と名前があるからそう見えている。歌詞は、星みたいに配置だけ。形は聞いている人が自由に作ってほしいと思う」と独自の美学を披露しました。

桜井さんは自身が大切にしている考え方について、「自分が思い描く理想や正義に対して誠実であること」「人として縁を大事にしたい」と語りました。さらに、リスナーが抱く楽曲のイメージを尊重し、「曲を聞いてできたイメージを汚さないようにやっていきたい」と、創作に対する真摯な姿勢を明かしました。

このほか、番組後半では、先週に続きB’zの稲葉浩志さん(61)がVTRで出演。音楽シーンの第一線を走り続ける2人の絆を感じさせる、リスペクトに満ちた言葉の数々が届けられました。

SNS「なんか泣きそうになった」「私の人生そのものです」

放送を受け、SNSでは「完成したばかりのhimawariをメンバーの前でギター一本で演奏するミスチル桜井さんの映像が神過ぎた」と貴重なシーンに興奮する声や、歌詞を「星座に例えるなんて…なんか泣きそうになった」「話すこと全て詩的なんだよな」と、その哲学的な人柄に魅了される人が続出。「ミスチルの楽曲に対する解像度上がった気がする最高でした!」「初耳学のミスチルが良すぎて、最新のアルバムをしっかり聴き込み始めました」と、改めてその音楽性に触れる声も目立ちました。

また、「ミスチルの曲聴くと中学生から今までの当時の色んな思い出が蘇る」「私の人生そのものです」と自身の歩みを重ね合わせるファンも多く、「良い時も悪い時もミスチルさんが傍にいてくれた ありがとう」「何ひとつとして色褪せないし、むしろ好きが増すばかり」と、長きにわたり第一線を走り続けるバンドへの深い愛と感謝が溢れる温かな反響を呼んでいます。

ライターコメント

放送中、照れくさそうに苦笑いを見せたかと思えば、一転して真剣な眼差しで言葉を紡ぐ。そんな桜井さんの姿が印象的でした。また、新曲を披露した瞬間のメンバーの反応を何よりも大切にする姿には胸が熱くなります。「メンバーが原動力」と言い切る揺るぎない絆こそが、最高傑作を生み出し続ける理由なのだと確信させられました。「ファンが歌いたがっていると思っていた」という可愛らしい誤解を解き、今は「ファンのために歌う」と語った桜井さん。レジェンドでありながらどこまでも聞き手に寄り添おうとするその謙虚な姿勢に、多くのファンが改めて心を掴まれたはずです。

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