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夫から罵られ自己肯定感がゼロに。それでも彼のために尽くしてしまう女性に必要なもの【離婚カウンセラーインタビュー】

  • 2026.3.29

【漫画】本編を読む

夫の策略に嵌められ、借金を背負わされた妻の復讐を描く『夫がゴミだと気づいたので捨てさせていただきます』(ゴルゴンゾーラ:原作、とあじゃぱ:漫画/KADOKAWA)。はたして妻に逆転できる未来はあるのか。

元No.1キャバ嬢の菜々は、「会社のお金を使い込んだ」という夫・圭介のために、借金をしながらお金の工面をする。しかしそれは夫の仕掛けた罠だった。卑劣な印象操作で、逆転不可能な状況に追いやられた菜々…彼女はどう窮地を脱する? 本作の夫婦を例に、離婚カウンセラーでもある「家族のためのADRセンター」代表・小泉道子さんに、夫婦の在り方やお金についての話を伺った。

――本作をお読みになり、専門家としてこの物語のどのような点に注目されましたか。

小泉道子さん(以下、小泉):夫の身勝手な態度には驚きました。このレベルの悪意をもつ男性はフィクションならではかも…と思った反面、彼が「家庭的な妻と非日常感を味わえる浮気相手の両方のいいとこどりをしたい」と願うシーンを見て、そのような願望を持つ人はリアルでも多そうだなと感じました。

――夫から罵られ自己肯定感が低下している…夫を信じたいがために、彼のために尽くしてしまう…。本作の妻のような心理状態に陥っている人に、もっとも必要なものはなんでしょうか?

小泉:原因となっている人物から物理的に距離を置くことが大切です。また、ひとりで悩まず、誰かに相談することも必要です。そして、涙が止まらない、眠れない、食べられないといった症状が出るなど「いつもの自分じゃない」「何だかおかしい」と感じたら、迷わず心療内科や精神科を受診してほしいと思います。

――借金や浮気をでっち上げられ、親族も味方につかず、圧倒的不利な状況にある妻。このような状況から逆転するための勝ち筋はありますか。

小泉:何を「勝ち」と設定するかが重要だと思います。その場の感情に囚われず、自分はどう生きたいのかを考えることが大切です。

これがもしも現実であれば、たとえ借金を背負わされ慰謝料を支払わされたとしても、一刻も早くこんな相手から離れて自分のメンタルを正常に保つんだ、という道があってもいいと思います。

取材・文=あまみん

小泉道子(こいずみ みちこ)

「家族のためのADRセンター」代表。家庭裁判所調査官として、夫婦の離婚調停の仕事に15年間従事。その後、民間調停機関「家族のためのADRセンター」を立ち上げる。離婚カウンセラーとして、親の離婚に直面する子どもたちのケアにも力を入れている。

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