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彼氏も、お金も、夫までも奪われた…人生をことごとく邪魔してきた双子の妹へ、姉が復讐に立ち上がる!【書評】

  • 2026.4.19

【漫画】本編を読む

『リベンジ~サレ姉の復讐~』(あいか:原作、矢森てん:漫画/KADOKAWA)は、妹に人生をことごとく壊され続けてきた姉が、どん底から這い上がり、本当の幸せをつかみ取ろうとする執念の復讐劇だ。

主人公のめぐみは、結婚の挨拶のために夫の真治と実家に向かっていた。しかしめぐみは実家との折り合いが悪く、久しぶりの帰省も心が重かった。その折り合いの悪い原因は、双子の妹・みちるの存在だった。幼いころに大病を患ったみちるは母親から特別扱いを受け続けたことで異常にわがままな性格に育ってしまい、その反面、めぐみは妹が優先され続けたために自分の気持ちを押し殺して生きてきたのだ。

「妹ファースト」の家庭環境から生まれた歪みは大人になっても変わることなく、みちるはめぐみの彼氏やお金を平気で奪い続け、そして夫の真治にまで手を伸ばす。姉を踏みにじることに執着を持ち、なんのためらいもなく幸せを壊していく姿には強い怒りを覚えるだろう。

さらに憤りを加速させるのが、真治の情けなさだ。めぐみと5年間も付き合い、妹の危うさを聞かされていたはずなのに、あっさりとみちるの罠に落ちてしまうのだ。

しかし、めぐみの強い覚悟によってストーリーは大きく動き始める。すべてを失い、ひとりきりになった彼女の前に、友人のカイが救いの手を差し伸べるのだ。彼が味方となったことで、めぐみは長年閉じ込められていた「自己犠牲」という檻から抜け出す勇気を得る。この展開から鮮やかな「再生」の物語へと変わっていく。

長年搾取されてきためぐみが、カイとの関わりの中で本当の自分を取り戻していく過程から目が離せない。理不尽に奪われ続けた人生に終止符を打つその瞬間を見届けてほしい。

文=ゆくり

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