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「1週間お湯なしは辛い」突然、シャワーが水に…60代夫婦が告げられた“恐怖の見積もり額”

  • 2026.5.12
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。大手不動産会社で10年以上現場経験を積み、現在は不動産ライターとして活動する宅地建物取引士のT.Sです。給湯器の故障は突然やってきます。特に真冬にお湯が使えなくなる事態は、生活を直撃する深刻な問題ではないでしょうか。

今回は、築15年の戸建てで突然の給湯器故障に見舞われ、急ぎの対応を迫られたご夫婦のエピソードから、給湯器の計画的な交換の重要性を解説します。

「1週間お湯なしは辛い」突然の故障と45万円の見積もり

66歳の夫とパート勤務の64歳の妻は、首都圏郊外にある築15年の4LDK戸建てで暮らしています。1月の寒波の朝、入居時から15年間使用してきたガス給湯器が寿命を迎えました。シャワーが急に水になり、給湯器本体にエラー表示が出て完全にお湯が出なくなったのです。

契約しているガス会社に連絡すると、翌日訪問での見積もりは本体と工事費込みで45万円でした。担当者からは「年末年始明けで部材需給が厳しく、施工は最短で1週間後です」と告げられます。

夫は「15年前の設置時は20万円台だったのに今は2倍近い」と驚きを隠せません。妻も「1週間もお湯なしは辛い」と途方に暮れてしまいました。

補助金が使えるエコキュートへの切り替えを断念した理由

高額な出費を前に、夫は以前から気になっていたエコキュートへの切り替えも検討し始めました。調べてみると、「給湯省エネ2026事業」の補助金を活用すれば、ランニングコストもガスより安くなる試算もあり、魅力的な選択肢に思えます。

しかしエコキュートの導入には、貯湯タンクを設置するための基礎工事が必要です。さらに業者の空き状況を確認すると、お湯が使えるようになるまで2〜3週間かかると判明しました。真冬に2週間以上もお湯がない生活は現実的ではないと判断し、エコキュートへの切り替えはやむを得ず断念することになります。

夫婦は「壊れてから慌てて業者を探すと、高い見積もりを受け入れるしかない状況になりやすい。もっと早く情報を集めておくべきだった」と振り返りました。

業者選びはサービスの違いを理解して比較検討を

最終的に、夫はインターネットで見つけた給湯器専門業者に相見積もりを依頼します。エコジョーズへの交換を約28万円で契約し、3日後には施工してもらう手はずが整いました。結果として、ガス会社が提示した金額よりも約17万円安く収まり、納期も大幅に短縮できました。

ただし、これは「ネット系業者の方が良心的」という単純な話ではなく、給湯器の交換業者はそれぞれ異なる強みを持っています。ガス会社は24時間対応の緊急サポートや長期保証、既存契約者向けの安心感を提供する一方で価格は高めの傾向です。大手量販店は店舗での相談対応や独自の延長保証が魅力で、価格は中間的な水準。ネット系の専門業者は仕入れの効率化と広告コストの削減により低価格を実現しています。

給湯器の寿命は10年から15年といわれています。完全故障してからでは業者の選択肢が狭まるため、設置から10年を超えたらお湯が出るうちに複数業者から見積もりを取って予防交換を検討しましょう。また「給湯省エネ2026事業」などの補助金を活用した計画的な切り替えを進めるためにも、事前の情報収集が大切です。

参考:給湯省エネ2026事業(経済産業省資源エネルギー庁)



ライター:T.S(宅地建物取引士)
大学卒業後、大手不動産会社に入社。10年以上にわたり、都心のタワーマンションから郊外の築古戸建てまで、数多くの現場経験を積む。現在は不動産ライターとして、住宅購入や住宅設備に関する読者目線の記事を執筆している。


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