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駐車場付きなのに毎月2万、徒歩5分かけてミニバンへ…30代父親が新築入居初日に青ざめた“大誤算”

  • 2026.5.19
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

連休前になると、車での外出や帰省の準備をされる方も多いのではないでしょうか。特にお子さまがいるご家庭では、車は生活の必需品と言っても過言ではありません。そのため、住宅購入の際にも「駐車場付き」は重要な条件のひとつです。

しかし「駐車場付きだから安心」と思って購入した結果、まさかの“車が入らない”という事態に陥ったらどうでしょうか。

今日は、駐車場の見落としによって年間24万円の損失と、日常の不便を背負うことになった30代男性のエピソードをご紹介します。

「駐車場付きなら安心」と思って決断した30代男性

数年前、他社で物件を購入された方の相談事例です。相談者は30代前半の男性Aさん。奥さまと小さなお子さまがいるご家庭で、ミニバンを所有していました。

Aさんの希望条件は明確で「駐車場付き」であることが絶対条件でした。内見の際、Aさんは安心した様子でこう話していました。

「駐車場があるなら、それだけで安心ですね。車がありますので」

物件には確かに駐車場があり、見た目にも1台分のスペースが確保されていました。そのため、Aさんは安心感を持ち、サイズや利用条件までは深く確認せず、そのまま購入を決断しました。

入居後に発覚「ミニバンが入らない…?」

引き渡し後、引越しも無事に完了。いよいよ新生活がスタート…のはずでした。しかし、初日にトラブルが発生します。

「車が入らない…」

現地で確認すると、原因はすぐに分かりました。駐車スペースが想像以上に狭かったのです。実際の区画サイズは以下のとおりでした。

  • 幅:約2.2m
  • 奥行:約4.5m

軽自動車やコンパクトカー向けのサイズであり、Aさんのミニバン(全長約4.8m)は物理的に収まりませんでした。

さらに管理会社に確認したところ「規約上、大型車は利用不可となっています」との回答。つまり「駐車場付き」であっても、すべての車が利用できるわけではなかったのです。

毎月2万円の外部駐車場生活がスタート

結局、Aさんは近隣の月極駐車場を契約することになりました。

  • 月額:約2万円
  • 年間:約24万円

住宅ローンとは別に、年間24万円の固定費が発生する形です。さらに問題は、金銭面だけにとどまりませんでした。契約した駐車場は自宅から徒歩5分ほど離れており、日常生活の中で次のような不便が積み重なっていきました。

  • 雨の日の送迎が負担になる
  • 荷物の積み下ろしに手間がかかる
  • 子どもを連れての移動がストレスになる

Aさんは当時、こう話していました。

「駐車場付きだから安心だと思っていましたが、まさかこんなことになるとは思いませんでした」

駐車場があるから安心ではなく、サイズまで細かく確認する

今回のような失敗は、決して珍しい話ではありません。「駐車場付き」という言葉だけで判断すると、思わぬ落とし穴にはまることがあります。

購入前には、次のポイントを必ず確認することが重要です。

  • 幅・奥行・高さ・重量制限
  • 自分の車種が入るか(車検証でサイズ確認)
  • 実際に現地で入庫できるか
  • 将来の車買い替えにも対応できるか
  • 周辺の月極駐車場の相場

住宅は人生で最も大きな買い物のひとつです。見た目の安心感だけで判断するのではなく、「実際に使えるか」という視点まで踏み込んで確認することが欠かせません。

同じような後悔を防ぐためにも、一歩踏み込んだチェックを意識しておくことが大切です。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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