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アートを知る。もっと楽しむ。心を豊かにするためのアプローチ

  • 2026.3.24

アートと出合いに、気軽に出かけましょう

Photo by ART FAIR TOKYO photography team

『ART FAIR TOKYO』というアート展を知っていますか?日本に限らず世界中の優れたアートを扱うギャラリーが一堂に介し、現代美術、近代美術、古美術、工芸といった幅広い分野のアートの展示を行う日本最大規模アートフェアで、国内のみならず世界のディラーやコレクターからも熱い注目を集めています。2005年にスタートし、今年で20回目。3月13日から15日まで開催されましたが(残念ながら今年は開催終了)141のギャラリーどこもが多くの人で埋め尽くされるほど連日大盛況の様相でした。

『ART FAIR TOKYO』では展示物をその場で購入することが出来ます。珠玉の宝庫のような物凄い数のアートピースのなかから手に入れたいものを選び放題というわけ。もちろんお高いものが多いのでリアルに購入するのは大変なのかもとは思いますが、このアートを手に入れられたら楽しいだろうな!とか、これリビングに飾りたい!なんて夢のような妄想をしつつアートを見つめブースを巡るのはかなり楽しい体験となります(桁がすごいものもあり、購入額を聞くのもちょっと楽しいです、笑)。

前途のように展示のジャンルが多岐にわたっているのもこのアート展の魅力の一つ。話題のモダンアートの作家の方の作品も間近で見られますし、全体を見回すと今のアートトレンドがよくわかります。現代アートの勢いと対比してみることで古美術の持つ奥深さや面白みも際立って感じられ、その素晴らしさを識るいいきっかけも持てます。アートフェアではどんなギャラリーに行くよりもいっぺんに多くの刺激を受けることができます。興味を持った方はぜひ来年会場に足を運んでみて下さいね。

AFT FAIR TOKYO19の会場風景 Photo by ART FAIR TOKYO photography team

さて、このようなアートフェアは香港(アート・バーゼル・香港)、韓国(Art OnO)、アメリカ(FOG Design+Art、フリーズ・ニューヨーク、フリーズ・ロスアンゼルスetc)、スイス(アート・バーゼル)、フランス(アート・バーゼル・パリ)などなど、世界中で開催されています。アート展を目的に旅行を組み立てると、満足度の高い有意義な旅をすることができそうです。

世界各国で活発に開催されているアート展。美術的な注目度はもちろん高いのですが、それだけではなく最近海外ではアート市場の制度を変えて、国をあげてアートを経済成長戦略の一つにしようという動きも活発になっているのだそう。

たとえばイタリアでは美術品などに対する付加価値税をこれまでの22%から5%へと大幅ダウン、ドイツも19%から7%に、フランスも標準税率20%のところ美術品は5.5%の軽減税率を設置するなどアートマーケットが活発に動くよう国家レベルでの改革が進んでいます。これってアートの価値を文化的な意義だけではなく経済的価値を付随した形での発展を目指しているという意識の表れ。経済も動くし、アートが広く社会に求められ流通する量や機会も増える。そしてそれはもともと持っている文化的な価値をさらに高めるという相乗効果も期待できますよね。

日本でもそんな動きをしていってくれるとアートがもっともっと身近な存在になるのにな。心を豊かにしてくれるアート、その市場が活発に動くと素敵ですよね! それには税制や規制が整備が必要です。期待はしていますが待っていてもすぐには動きそうもないので、アートに触れる時間を持ってみたいなと思った人はまずは直近のアートイベントを探してみましょう。春以降も結構いろいろなところでアートフェアや特別展が開催される予定です! 季節も良くなって来ました、アートを巡る心地よい散策に出かけてみてはいかがでしょうか。

TEXT=青木貴子

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