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ハンドファーストは危険⁉ アプローチで簡単に寄せる方法

  • 2026.5.3

「オープンスタンス」に構えて「ハンドファースト」に打つという、従来のアプローチの常識には、ミスを引き起こしやすい側面もあると警鐘を鳴らすのは、気鋭のコーチである池田宗央。

「ヘッドをどんどん走らせれば、アプローチはもっと簡単になります」という池田コーチの”新常識”を学び、”寄せワン”マスターになろう!

ハンドファースト&オープンスタンスは「ヘッドの遅れ」のミスを招く!

ハンドファースト・オープンスタンスは「手首をロックする」「上半身を目標方向へ回転させやすい」という特性から、手打ちを防げるメリットがあります。しかしそれは、アプローチで「大ミス」を引き起こす"諸刃の剣"でもあるのです。

ハンドファースト・オープンスタンスのもっとも大きなリスクは「ヘッドが遅れやすい」ということ。体の回転にヘッドが追いつかず、リーディングエッジが必要以上に立ちやすい。いわゆるザックリの原因となります。それを嫌がるとトップしてしまうなど、ミスのループに陥りがち。

アマチュアはしっかりとヘッドを走らせて「ハンドファーストにしない」ことが、つねに安定したアプローチを打つコツになります。

ハンドファースト

アドレスやスイング中のハンドファーストは、目標方向に対して手よりもヘッドがつねに後方にあることになる。じつは、この形が危険!

軸が右に傾く

手よりも後方にあるヘッドは加速させにくい。無理に加速させようとして、体の軸を右へ傾けるとザックリする確率がアップしてしまう。

オープンスタンス

オープンスタンスは切り返し以降に体を左に回転させやすくなるが、「回りすぎ」がミスにつながってしまうアマチュアは多い。

上半身の回しすぎ

上半身が回りすぎると手元が目標方向に動きすぎてヘッドが遅れてしまう。これが強くなると、シャンクなどの大きなミスにつながる。

掃き掃除のイメージで振ってバンスを効かせる

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グリップのちょうど真ん中が支点です!

アプローチでもっとも大切なことはヘッドをスムーズに動かすこと。そのためにはヘッドを積極的に走らせてほしいです。ヘッドを走らせるメリットは、バンスを有効に使えること。多少インパクトが手前から入っても、バンスがしっかりと効いてくれれば、ソールは前に滑っていきます。

ハンドファーストやオープンスタンスはそれ自体が悪いわけではないですが、ダウンスイングでグリップ中央部分の支点が体の正面から飛球線方向へズレやすく、ヘッドを走らせにくい。ヘッドをスムーズに動かすためには、この支点がなるべく動かないようキープしながら打つことが重要。ホウキで掃き掃除をするときの動きをイメージしてほしいです。

ウエッジのバンスはリーディングエッジからトレーリングエッジにかけて丸みを帯びている。この形に逆らわないように動かすことが、アプローチでミスをしない秘けつだ。

右手での「押し引き」が”支点”を固定しながら”ヘッドを走らせる”コツ!

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ホウキで掃くイメージで振ります

ホウキで掃くイメージなので、左手は固定。右手をバックスイングでは「引く」、ダウンスイングでは「押す」ように動かして振る。すると、支点をズラさずにスムーズにヘッドを動かせる。

ハンドファーストはダフりもトップも出やすい

ハンドファーストに構えると、クラブの構造上、リーディングエッジが刺さりやすい(写真右)。また、ヘッドの最下点がボールより手前になると、ヘッドの上がり際でボール上部に当たりやすくなり、トップも出てしまう(写真左)。

グリップの支点が飛球線方向へ流れるとヘッドは遅れる。これがミスを生み出す温床。

支点を動かさないキーポイントは「クローズスタンス」と「骨盤右高」

ヘッドを走らせ、安定性や再現性を高めるための重要ポイントとなる”支点”の位置のキープは、アドレスのひと工夫によって身につきやすくなる。ふたつのキーポイントを意識し、支点を動かさないスイングをマスターしよう!

支点を動かさないポイント①クローズスタンスが上半身の過回転を防ぐ

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右足を半足から1足ぶんうしろへ引きましょう

前に出ている左足が上半身のブレーキ役

グリップ中央の支点を、なるべく動かさないようにスイングするためには、右足をうしろへ引いたクローズスタンスがオススメです。アドレスで、すでに体の右サイドにスペースを作っているので始動がしやすいことに加え、ダウンスイングでの体の回りすぎを抑制できます。バックスイングでもダウンスイングでも、ヘッドに十分な運動量を与えることができる、まさに一石二鳥のアドレスです。

右足をうしろへ引くと左サイドのカベができ、手元が飛球線方向へ出づらくなる。グリップ中央の支点が体の正面にキープされるので、インパクト付近でヘッドが手元を自然と追い越す。これがヘッドを走らせるポイントだ。

支点を動かさないポイント②骨盤は「右高・左低」左足体重でヘッドの最下点を安定させる

右太モモの内旋で左足に体重が乗る

ヘッドの最下点を安定させるには、ダウンスイングで骨盤の右側が高い状態をキープし、左足体重で打つのがポイントです。骨盤の左サイドが上昇していくと、右足に体重が残り、上半身が起き上がってしまう。これだとヘッドの最下点がボールより手前にきてしまいミスが出ます。

ここで重要なのが右足の使い方。右太モモを内旋させながら蹴り伸ばすことで自然と体重が左足に移り、インパクトで左サイドにカベができる。このカベを維持しながら振るとヘッドを走らせやすくなります。

骨盤の左サイドが高くなると、右足体重になって上半身が右へ傾く。腰が開き過回転を助長するので、ヘッドを走らせにくくなる。

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右カカトを上げると”太モモ内旋”の感覚がつかめます!

右足の太モモを内旋させる感覚をつかみづらい人は、右ツマ先立ちのトップを作ってからスイングしてみよう。右足の内旋がしやすくなり、骨盤の右サイドを高くキープできる。

いかがでしたか? ヘッドを走らせるレッスンをぜひ参考にしてください!

レッスン=池田宗央
●いけだ・むねひさ/1987年生まれ、奈良県出身。PGAティーチングプロA級。独自理論「ハサミスイング」を考案。身体構造に基づいた再現性の高いスイング指導を行なう。プルーフコーポレーション所属。

構成=岡田豪太
写真=田中宏幸
協力=ジャパンゴルフスクール

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