1. トップ
  2. 「KYOTOGRAPHIE 2026」へ。メゾンがサポートする特別な展示で感性を磨いて

「KYOTOGRAPHIE 2026」へ。メゾンがサポートする特別な展示で感性を磨いて

  • 2026.3.18
Woman in middle of night, 2022 © Lebohang Kganye

京都の町を舞台にした国際写真祭「KYOTOGRAPHIE」が今年も開催されます。2026年のテーマは、「EDGE(エッジ)」。2026年4月18日(土)からおよそ1ヶ月にわたり、町家から美術館、ギャラリー、寺院にいたるまで、京都のさまざまな建築空間が、生きた写真の舞台に。南アフリカ共和国を含めた世界8の国と地域から13組のアーティストが参加し、メインプログラムに加え、トークイベントやワークショップなど多彩なサテライトイベントを展開します。

Hearst Owned

リンダー・スターリング/Presented by CHANEL Nexus Hall

写真というメディウムは誕生以来、芸術の周縁に位置し、「記録と芸術」「真実と虚構」の間を揺れ動いてきました。そして、新たなテクノロジーの到来と画像が氾濫する今、写真の存在は新たな臨界点に立たされています。その先に何があるのか。そもそも、そこには別の世界が広がっているのでしょうか。

「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2026」では、名だたるメゾンがアーティストの展示をサポートし、「エッジ」について想起させるような多彩な作品が登場します。

シャネル・ネクサス・ホールは、京都文化博物館 別館を会場に、英国出身のアーティスト、リンダー・スターリングの回顧展を開催。1970年代後半のパンクシーンから登場した彼女の創作活動をたどりながら、主要作品を紹介します。

What I Do To Please You I Do, 1981–2008
Courtesy the artist and Modern Art © Linder

Hearst Owned

写真やフォトモンタージュを大胆に使い、欲望や女性の身体に対する既成概念に挑みながら、それを再構築してきたスターリング。その表現は、ダダイズムやシュルレアリズムから着想を得ながらも、現代的な感性と視点を鮮烈に示しています。日本におけるリンダー・スターリング初個展となる本展。英国アートシーンにおいてフェミニズムの先駆者として独自の地位を築いてきた彼女の軌跡を、その目で確かめてください。

会場:京都文化博物館 別館
京都府京都市中京区三条通高倉西入菱屋町48
時間:10時~19時 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:4月20日(月)・27日(月)、5月7日(木)・11日(月)
入場料:大人¥1,200 学生¥600(学生証の提示が必要です)

Oedipus, 2021
Courtesy the artist and Modern Art © Linder

Hearst Owned

レボハン・ハンイェ/Presented by DIOR

ディオールがサポートするのは、南アフリカ共和国のヨハネスブルグを拠点とするレボハン・ハンイェ。切り抜かれたシルエットに、影のようなイメージの重なり——ハンイェは、多様なアプローチを通じて、個人的な記憶の断片が、より広い政治的な現実と重なり合う世界をつくり上げます。

Setupung sa kwana hae II, 2013
© Lebohang Kganye

Hearst Owned

今回は、《Keep the Light Faithfully》をはじめとする重要な5つのシリーズを東本願寺 大玄関で展示。ハンイェはこれにより、他者の歴史をどう守るのか、そしてときに「虚構」こそが、より誠実なかたちで「真実」を照らすことがあるのはなぜなのか、鑑賞者に問いかけます。「写真はずっと『証拠』のための道具だと言われてきましたが、実際には『想像』のための道具でもあるのです」という彼女の言葉を思い出しながら、鑑賞したい作品たちです。

会場:東本願寺 大玄関
京都府京都市下京区烏丸通七条上る
時間:10時~17時 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:無休
入場料:大人¥1,000 学生¥500(学生証の提示が必要です)

Woman in middle of night, 2022
© Lebohang Kganye

Hearst Owned

ジュリエット・アニェル/Presented by Van Cleef & Arpels

フランス生まれのアーティスト、ジュリエット・アニェルは、ヴァン クリーフ&アーペルとのコラボレーションで制作された《Dahomey Spirit》と《Susceptibility of Rocks》を展示。会場は、有斐斎弘道館。鉱物や植物を静謐に写し出すアニェルの作品は、聖なる場所に宿る見えざる力と大地の強靭なスピリットを感じさせます。

©Juliette Agnel / courtesy Galerie Clémentine de la Féronnière & Photo Days

Hearst Owned

人間と自然、そして両者を結びつける力学を探りながら、暗闇が広がる深夜、砂漠、氷河といった辺境の地で制作を続けてきたアニェル。彼女は、創作活動の原動力について「私たちを深いところで結びつけているものを捉え」、その上で「小さな人間の身体もまた宇宙を構成するひとつの重要な断片なのだということを思い起こす」ことであると語ります。その作品の前に立つと、人間に本来備わっている感性が、研ぎ澄まされていきそうです。

「KYOTOGRAPHIE」ならではともいえる、メゾンのアートへのパトロネージュ精神により実現した、世界で活躍するアーティストの展示をお見逃しなく。

会場:有斐斎 弘道館
京都府京都市上京区上長者町通新町東入ル元土御門町524-1
時間:9時半~16時半 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:4月22日(水)・30日(木)、5月13日(水)
入場無料
事前予約にて呈茶あり(展覧会オリジナル菓子抹茶付き ¥2,000)

©Juliette Agnel / courtesy Galerie Clémentine de la Féronnière & Photo Days

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2026
会期:2026年4月18日(土)〜5月17日(日)
パスポートチケット:一般¥6,000(前売り¥5,500~)
学生¥3,000(前売りも同額)


※この記事は、2026年3月18日時点のものです。

元記事で読む
の記事をもっとみる