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石川県立看護大学の学生とスギヨが地域の声を活かした「防災おでん」を発売!

  • 2026.3.15

スギヨは、石川県立看護大学の学生とともに、地域の声を活かした防災食「Hotでホッとな 防災おでん 〜いつでも おでん たべまっし〜」を商品化し、1月に発売を開始した。

販売場所はスーパーと能登スタイルストア(ネットショップ)。

「いつもの味」でホッとする防災食を発売

同商品は、災害時にも「いつもの味」でホッとしてもらいたいという想いから生まれた。スギヨでは2022年より、防災や災害食に関心を持つ地域住民の有志「スギヨアンバサダー」とともに、「食の備え」をテーマに学び合う活動を継続。

2024年1月1日の能登半島地震後は、アンバサダーの災害時の経験や必要と感じたものを共有し合い、商品化を進めていた。そこに加わったのが石川県立看護大学の学生たちだ。

人(人間)が生活することを探究し看護学を学ぶ基盤を養うことを目的に行っているフィールド実習で、彼女らは「災害食にいつもの味を」というテーマを掲げてスギヨを訪れた。

学生たちの掲げたテーマと学びの成果により、商品のコンセプトが明確になったという。そのため、学生たちに商品のネーミングとパッケージデザインを担当し、「日常の中に防災を届ける」役割を担ってもらうことにしたそうだ。

そのままでも炊き込みご飯でも使えて栄養にも配慮

同商品は、レトルトのおでんとしてそのまま食べられるだけでなく、無洗米2合の炊き込みご飯が炊ける汁量に設計。

水が限られる環境でも、汁をそのまま全量入れて炊飯できるため、断水や計量が難しい災害時にも対応できる。湯煎調理にも対応している。

また、災害時に不足しがちなタンパク質も豊富で、栄養バランスにも配慮している。

キャッチコピー「いつでも おでん たべまっし」は石川の方言で、日常にも非常時にも寄り添う食品であることを表現した。

地域の声を反映し、学生の思いも込められた同商品は、今年1月に発売を開始。今後もスギヨと地域、学生が連携し、災害に強い地域づくりに貢献していくとしている。

石川県立看護大学の真田弘美学長のコメント

以下は、石川県立看護大学の真田弘美学長のコメント。

「本学は、令和6年能登半島地震を経験した震源地に最も近い大学として「災害に強い看護職の育成」を使命に掲げ、防災期から復興期まで市民のこころと身体の健康、そして生活の安寧を支える看護を探究しています。私たちは、災害が起きても誰も取り残されない社会の実現を目指しています。

フィールド実習で学生たちは、話し合いや活動の中で、震災の経験や地域の声に触れ『災害食に“いつもの味”を』というテーマを掲げました。

震災時、多くの方が水不足や栄養の偏り、冷たく味気ない食事に苦労されたことを学びました。災害時だからこそ、温かく、食べ慣れた味が人の心を支える――その気づきが、この商品の原点です。

学生にとっては、教室を超え、地域とともに社会課題に向き合う貴重な学びとなっており、「日常の中に防災を届ける」という新たな看護の形で学生の中に育まれていくものと信じております」

スギヨ代表取締役社長の杉野浩也氏のコメント

以下は、スギヨ代表取締役社長の杉野浩也氏のコメント。

「防災食の商品化は能登半島地震以前に始めた取り組みですが、自分たちが被災したことで、改めて災害時の食べ物の大切さを実感しました。地震後は断水が長く続き、いつもとは違う食事に1週間でつらくなりました。

ストレスが掛かる被災後の生活で、少しでも人々の負担を減らしたい。地域に根差す食品メーカーとして何ができるかを改めて考え、今回の商品化に至りました。

災害が起きると精神的な余裕を失いがちです。そんな中、食を通してホッとする時間を持てるようにという学生さんの思いをのせて開発しました。

心にゆとりが生まれると、助け合える環境が醸成されていきます。復旧から復興へフェーズを移る際にも、食の果たす役割は大きいと考えています。

東日本大震災から15年。能登の復興はまだ始まったばかりですが、希望を持って暮らせる能登を次世代に渡せるように、能登のために挑戦を続けていきます」

防災食「Hotでホッとな 防災おでん 〜いつでも おでん たべまっし〜」でもしもの災害時に備えよう。

「Hotでホッとな 防災おでん 〜いつでも おでん たべまっし〜」の食べ方・開発背景:https://www.sugiyo.co.jp/sos/oden

(佐藤 ひより)

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