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がんばりすぎない新生活のコツ そのしんどさ「決断疲れ」かも?

  • 2026.3.17

人間関係や慣れない業務など、いろいろと考えごとが重なる新年度。「ちゃんとしなきゃ」とは思っているものの、考えたり選んだりすることが面倒に感じることって増えていませんか? それって、もしかしたら「決断疲れ」かも。今の自分がどんな状態かチェックして、がんばりすぎないヒントを見つけましょう。

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教えてくれたのは   堀田秀吾さん 明治大学法学部教授
出典:シティリビングWeb

シカゴ大学大学院言語学部博士課程修了。オズグッドホール・ロースクール修士課程修了。心理言語学、法言語学、コミュニケーション論を専門とし、「人はなぜそう話すのか」「言葉はどう心に届くのか」を探究。著書に『「決断疲れ」をなくす習慣』(新潮社)、『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』 (サンクチュアリ出版)ほか。

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\いくつあてはまる?/「決断疲れ」チェックテスト

☑ 最近、「なんでもいい」と答えることが増えた

☑ 何かを決めたあとに「これでよかったのか」と不安になることが多い

☑ 小さなことでも他人の意見に頼りたくなる

☑ 選択を迫られると、つい後回しにしてしまう

☑ 選択肢が多いと頭がいっぱいになる

☑ 以前より、決断することが難しく感じるようになった

出典:シティリビングWeb

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☑0~1個  決断疲れはほぼなし

出典:シティリビングWeb

決断を負担に感じることは少なく、現時点では決断疲れはほとんどなさそう

☑2~4個  決断疲れが出はじめ

出典:シティリビングWeb

気づかないうちに疲れがたまり始めているかも。早めにケアを

☑5~6個  決断疲れが蓄積

出典:シティリビングWeb

脳がかなりのお疲れモードに。意識的に負担を減らす工夫を取り入れて

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「決断疲れ」を回避して  新生活を気持ちよくスタートしよう

そもそも「決断疲れ」ってなに?

私たちは、朝起きてから寝るまでに、実はたくさんの決断をしています。たとえば「お昼ごはんは何を食べようか?」「トイレに行く前にメールをチェックしようかな」といったことも決断のひとつ。「決断疲れ」とは、そうした決定を積み重ねることで脳が疲弊する状態のことを指します。特に、職場など情報量が多い環境では判断することが増えるため、より「決断疲れ」が起きやすくなっているとも。脳も筋肉と同様に、使い続けることで疲れやすくなることが分かっています。

また、重要な判断が求められる管理職や責任のある立場にいる人ほど、負担が大きくなる傾向に。業務上の決断だけでなく、人間関係にまつわる対応も、脳にとって大きな負担になります。

決断疲れを放っておくと?

決断そのものが“悪”というわけではありません。「自己決定が自分の幸福度を高める」という研究もあります。例えば仕事では、自分で決めたことには、成果に対する努力を惜しまないため、結果に対する達成感も大きくなります。

ただ、「決断疲れ」は、体の疲れとは異なり蓄積していることに気づきにくいもの。放っておくと、判断の質が徐々に低下していきます。さらに放置すると、計画的な行動ができなくなったり、周囲の人とのコミュニケーションが雑になったりして、仕事や人間関係の満足度の低下にもつながりかねません。「決断疲れ」しないためのコツや、ケアを習慣づけるのがおすすめです。

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今すぐ実践できる!  決断疲れを回避する5つのポイント

「決断が続いたな」と感じたら積極的に取り入れて

1.呼吸に集中する

目を閉じて、呼吸に集中する「マインドフルネス」で脳を休ませましょう。ゆっくり息を吸い、ゆっくり吐くだけなので、すぐに実践できます。情報を遮断し、無心になることで再び脳が活性化します。

2.行動をパターン化

「ランチは日替わり定食」など、行動をパターン化しましょう。あらかじめルールを用意しておくことで、脳を疲労させずにすみます。

3.尊敬する人の真似をする

判断に迷う、どっちつかずで時間が過ぎる…。そんな時は尊敬する人や成功している人の行動を真似てみるのも一つの手。考える負担が軽減できる上に、物事を良い方向にもっていける可能性も高まります。

4.環境を変える

環境を変えることには、脳の疲れを回復させる効果があります。集中力が下がってきたと感じたら、外に出かける、いつもとは違う場所で休憩を取るなどで、意識的に脳に刺激を与えてリフレッシュして。

5.捉え直し(リフレーミング)をする

物事の受け止め方を変える「捉え直し(リフレーミング)」は、心理学や認知行動療法でも用いられる考え方です。「仕事とはこういうもの」と割り切って捉え直すことや「ワクワクする」「楽しい」といった言葉で脳を前向きに導くことも効果的です。

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堀田先生から新生活に向けてのメッセージ

まじめな人ほど、理想と現実のギャップを受け入れにくく、新しい環境や人間関係で疲れやすい傾向があります。そんなときは、適度に休憩を取ったり、目の前のものと距離を置いたりして、現実を「こんなもの」と捉えて心を救ってあげることが大切。がんばり過ぎずに心を軽くしてくださいね。

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