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「偉いぞ、俺!」妻に出て行かれた夫が初めて炊飯器を使った話

  • 2026.3.10

仕事から帰れば電気がついていて、温かい夕食が並んでいる。そんな当たり前の光景が、実は奇跡のような積み重ねだったと気づいたことはありませんか? 失ってから「ごめん」と言っても、もう届かない場所があるのです。今回は、妻に見捨てられて初めて自分の無力さを知った男性のエピソードをご紹介いたします。

誰もいないキッチンで「初めて」を経験した

共働きの妻に甘えきり、家事はすべて「彼女の役割」だと決めつけていました。脱ぎっぱなしの靴下も、汚れた食器も、明日になれば勝手に綺麗になっていると思い込んでいたんです。ある日、仕事から帰ると部屋は真っ暗で、妻の荷物はすべて消えていました。連絡も取れず、僕は生まれて初めて一人きりで家の中に取り残されたのです。数日が経ち、食べるものに困って、僕は人生で初めて炊飯器を使いました。お米を研いで水を入れるだけの作業に四苦八苦し、ようやく炊き上がった湯気を見たとき、柄にもなく「できた!」「偉いぞ、俺!」と独り言を漏らしてしまいました。誰かに自慢したくて、反射的に妻の名前を呼びそうになり、誰もいない静まり返ったリビングに自分の声だけが響きました。ただお米を炊けただけで、まるで大仕事を成し遂げたような高揚感に包まれていた自分。でも、ふと視線を移せば、数日放置されて異臭を放つゴミ袋と、カビが生え始めたシンクが広がっていました。彼女が毎日当たり前にこなしてきた膨大な家事の重みを、僕はたった一度の炊飯という「イベント」で理解したつもりになっていた。あの冷ややかな空気に包まれた部屋で、自分がどれほど彼女に依存し、孤独な未来を自ら招いたのかを痛感し、目の前が暗くなりました。(体験者:30代男性・会社員/回答時期:2025年3月)

▽ 「やってあげている」という慢心が、大切な人を追い詰めてしまうことがあります。炊き立てのご飯の香り以上に、隣に誰かがいてくれる温かさを守る努力は、失う前に始めなければいけませんね。

※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。

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