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『お兄ちゃんばっかり!』兄のサッカーに夢を譲った私が、30代でSNSに見つけた“本当の居場所”

  • 2026.3.30

強豪校でサッカーを続ける兄と、それを献身的に支える母。家計も時間も兄中心の生活だったわが家。そんな私が30代になり、やっと見つけた私だけの新しい人生の描き方とは? 友人が体験談を語ってくれました。

画像: 『お兄ちゃんばっかり!』兄のサッカーに夢を譲った私が、30代でSNSに見つけた“本当の居場所”

当たり前だった兄中心の毎日

私には2つ上の兄がいますが、小中高とずっとサッカー一筋。

中学もサッカーの強い私立に行き、高校も強豪へ。

当然学校は家から遠いため、いつも母が送迎、遠征に付き添っていました。

小学生の私は、目標を持ってサッカーを続ける兄も、それを支える母もすごいと思っていました。

私が中学生になったときは、強豪校に入った兄が自慢。

でも、母があまりにもサッカーに割く時間が多く、「お兄ちゃんばっかり!」と反抗したときもありました。

言えなかった本音

私は中学で美術部に入って、漫画や絵を描いていました。

それから漠然と声優になりたいという夢ができましたが、兄のサッカーにお金を費やしていたため、私は専門学校の夢を諦めざるを得ませんでした。

もっと強く親を説得すればよかったのかもしれませんが、兄のサッカーで家計が切迫していることは聞いていたので、無理は言えませんでした。

今振り返ると、声優という夢も、なにか強いものではなかった気がします。

1枚の絵が変えた世界

結局兄は大学進学を機にサッカーを辞めました。

私は漠然と兄はプロになるものかと思っていたので、「私の犠牲は何だったの?」という微かな怒りがありました。

今、私は実家にいて、父の介護を母としています。

正直、「私の人生は何だったのか」と虚しさが襲ってくる日もあります。

けれど最近、介護の合間にまた絵を描き始め、ふとSNSに投稿してみました。

すると少しずつフォロワーが増え、ファンが付くように!

かつては誰にも見せなかった絵を、今はSNSを通して世界に向けて発信しているということが、密かな私の自信になっています。

時間がかかりましたが、私にやっとできた夢。

それは絵を描く時間をもっと増やし、仕事につなげていくことです。

【体験者:30代・女性パート、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。

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