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「自分だけじゃない」と孤独を解消する力がある。夫への怒りをSNSに投稿する妻たち【著者インタビュー】

  • 2026.3.30

【漫画】本編を読む

夫に対する不満や怒りをSNSに匿名で投稿する妻たちがいる。社会的に話題となった「#旦那デスノート」。そのハッシュタグに着想を得たのが、「#夫デスブック」という投稿をしながら、夫が消えることを願う妻の物語『夫の死を願ったらダメですか?』(草餅よもぎ:原案、まきりえこ:作画/KADOKAWA)だ。

夫や義母のモラハラに苦しむ妻・梨央はSNSに投稿される「#夫デスブック」に共感。そこには多くの妻たちの夫への不満や、やり場のない怒りがぶつけられていた。夫の不倫が発覚したことをきっかけに梨央も投稿するようになり、似た境遇の人々との交流が始まる。しかしある日、現実で一線を越えようとする夫デスブック友だちが現れて……。

原案者である草餅よもぎさんは自身も夫のモラハラに悩み、離婚。自身の経験をどのように作品に落とし込んでいったのか。本作に込めた想いを伺った。

――草餅さんは「#旦那デスノート」の存在や書き込みする人の心理についてはどう感じていますか?

草餅よもぎさん(以下、草餅):同じ境遇の人こそが一番の理解者ですが、現実で出会うのは簡単ではありません。だからこそSNSを通じて心の内を吐き出すことで、「自分だけじゃない」と安心したり、心が少しでも軽くなったりするんだと思います。共感し合うことで孤独を解消する、そんな力がSNSにはあると信じています。

――草餅さん自身も書き込んだことがあるのでしょうか?

草餅:元夫への怒りが収まらないときはSNSに愚痴を吐き出していました。ただし、鍵アカウント(内容を読める人を限定的にしたアカウントのこと)でしたが…。吐き出すことですっきりして、救われていましたね。

――なるほど。主人公が初めて「#夫デスブック」とハッシュタグをつけて書き込んですっきりするシーン、かなり共感しました。

草餅:そこは「書くことで救われる」という実体験を作中に落とし込んだシーンですね。ただ、私の中でSNSに書き込むときのルールがあって。「身バレするようなことは書かない」「他人に個人を特定されるようなことは書かない」を徹底しています。モラハラ人間は何をしてくるかわからないので「名誉棄損だ!」などと訴えてくるかもしれません。リスク管理は徹底すること。それは私が今運営しているブログでも同様です。

取材・文=原智香

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