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いちごが彩る「ナポレオンパイ」に熱視線! 見逃せない名品4選

  • 2026.3.9
Haruna Kamihashi

ケーキを彩るいちごの愛らしさとレトロ人気が相まって、今、「ナポレオンパイ」の人気が再燃して話題に。フレッシュないちごに香ばしいパイ、そして濃厚なカスタードが織りなす三位一体のおいしさがパティスリーやカフェで注目の的。パティシエの技とこだわりがダイレクトに現れるのもシンプルな伝統菓子だからこそ。今回はスイーツジャーナリストの瀬戸理恵子さんが、都内で出合えるおすすめの「ナポレオンパイ」をチョイスしてくれた。各店のこだわりと共に味わえば、おいしさは一層深まること間違いなし。

教えてくれたのは…

瀬戸理恵子さん

大学卒業後、会社勤めの傍ら東京とパリの製菓学校で菓子ディプロムを取得。渡仏してピエール・エルメ氏のもとで研修。帰国後はフード雑誌の編集者を経て2009年フリーランスに。パティシエの素顔と生き様に迫るYouTubeチャンネル「パティシエ・ノート」を主宰。
Instagram/@rieko_seto

Photos HARUNA KAMIHASHI Text RIEKO SETO

Haruna Kamihashi

Patisserie SATSUKI(パティスリー サツキ)/東京・紀尾井町

圧倒されるいちごの存在感

厳選した素材と職人の技を駆使して生まれる「スーパースイーツシリーズ」など、進化した定番スイーツが人気を集める「ホテルニューオータニ(東京)」の「パティスリー SATSUKI」。

2Lサイズ以上の「博多あまおう」を贅沢に使ったナポレオンパイもまた、圧巻の風格を漂わせる。香ばしく焼き上げられ、密で存在感のあるフィユタージュの間には、2種の洋酒の芳しい香りが広がる、濃厚な質感と味わいのクレーム・ディプロマット(カスタードに泡立てた生クリームを合わせたクリーム)がたっぷり。

断面の美しさにも目を奪われる大粒いちごの「博多あまおう」が、ジューシーさとみずみずしい甘みを放ち、長崎県産「太陽卵」を使用したスポンジ生地がふんわりとした質感とまろやかなコクでやさしさを添える。

トップを飾るのは、ツヤツヤと輝く「博多あまおう」と、軽やかなクレーム・シャンティイ。すべてがバランスよくマッチして食べ応えたっぷり、贅沢気分を心ゆくまで楽しめる。

Haruna Kamihashi

「パティスリー サツキ」のこだわりをチェック!

1 フランボワーズのジャム
いちごの風味をさらに高める、色鮮やかでツヤツヤのジャム。

2 フィユタージュ
バターを含まない粉のみの生地でバターを包んだ、ノーマル生地で折り込み、サクサクした質感に。

3 いちご
甘みと酸味のバランスが取れた大粒の「博多あまおう」を、ごろりと贅沢に。

4 クレーム・ディプロマット
2種類の洋酒を香らせ、濃厚な質感と味わいに。

5
スポンジ生地
まろやかな甘さと深いコクが特徴の長崎県産「太陽卵」を使用。

6 クレーム・シャンティイ
軽やかさと華やぎをプラス。

あまおうナポレオンパイ ¥1,782
販売期間/2026年5月6日(予定)

パティスリー サツキ
住所/東京都千代田区紀尾井町4-1 ホテルニューオータニ ザ・メイン ロビィ階
営業時間/8:00~20:00(ケーキ、パンは11:00~)
電話番号/03-3221-7252(11時より受付)
無休
公式HP

Haruna Kamihashi

feuquiage(フキアージュ)/東京・調布

見た目の華やかさとエレガントさを追求

2021年、東京・調布に「フキアージュ」をオープンした畠山和也さんのモットーは、「良質の材料を使ってシンプルに作る」。調布本店でのみ販売される「ナポレオンパイ」は、満足感のある味わいとともに見た目の華やかさ、エレガントさを追求した、クラシックなスタイルのひと品となっている。

フランス産発酵バターの風味豊かなフィユタージュは密な層が口の中でほろほろと崩れ、香ばしさいっぱい。一方、クレーム・ムースリーヌ(カスタードとバターを合わせたクリーム)は、インドネシア産バニラが豊かに香るカスタードに、やさしい風味のフランス産発酵バターを合わせ、甘さ控えめながらまろやかでコク深い味わいに仕上げられている。

そしていちごは、フィユタージュ、クリームとバランスよく混ざり合うよう、適度な厚みにスライスしてからサンド。甘酸っぱいフランボワーズジャムがアクセントを添え、一体感のあるおいしさに心奪われる。

HARUNA KAMIHASHI

「フキアージュ」のこだわりをチェック!

1 フランボワーズのジャム
ベリー感が凝縮した、お酒不使用の自家製ジャム。

2 いちご
果肉がしっかりしていて酸味のあるいちごをチョイス。

3 クレーム・シャンティイ
エレガントさと軽やかさをプラス。

4 フィユタージュ
層が密で歯触りよく、フランス産発酵バターが風味豊か。

5 スライスしたいちご
フィユタージュ、クリームと一体となるほどよい厚み。

6 クレーム・ムースリーヌ
口溶けなめらかでコク深く、濃縮乳が隠し味。

ナポレオンパイ¥920
販売期間/2026年5月上旬(予定)

フキアージュ 調布本店
住所/東京都調布市小島町1-2-5 アジャンタ調布2 1F
営業時間/10:00~18:00(売切次第終了)
電話番号/なし
定休日/火曜
Instagram/@feuquiage


Haruna Kamihashi

Equal(イコール)/東京・幡ヶ谷

トンカ豆が香る皿盛りデザートのようなひと品

ミシュランの三ツ星に輝くフランスのレストラン「トロワグロ」で、アジア人として初のシェフ・パティシエを務めた後藤裕一さんが、2019年にオープン。親しみがありながらも、レストランでの経験を生かして磨き抜かれたお菓子作りが輝きを放つ。

いちごがおいしい季節限定で登場する「ナポレオンパイ」は、花を思わせる愛らしい佇まいが印象的。カップ状に焼いているのは、全粒粉とライ麦粉を配合したフィユタージュ・アンヴェルセ。真ん中にもふわっと焼いたフィユタージュ・アンヴェルセが重ねられ、ザクッとした食感と香ばしさ、深みある味わいがインパクトを放つ。

その上下にぎっしり詰められたいちごを包むのは、トンカ豆の香りがふくよかに広がるまろやかなクリーム。カスタードに生クリームを少し合わせ、とろりとした質感に仕上げられている。

さらに、ソースのようないちごのジャムと、表面を艶やかに覆ういちごのゼリーが甘酸っぱさと果実味を力強く際立たせ、クレーム・シャンティイが軽やかさとミルキーさをプラス。アシェット・デセール(皿盛りデザート)に勝るとも劣らない、至福の調和にため息がこぼれる。

Haruna Kamihashi

「イコール」のこだわりをチェック!

1 いちごのゼリー
フランボワーズが隠し味。艶とともに、ベリーの鮮やかな風味をプラス。

2 クレーム・シャンティイ
やや甘さ控えめで少し脂肪分高めのクリームを、程よい厚みに塗って理想的な味の比率に仕立てる。

3 トンカ豆のクリーム
桜を思わせるトンカ豆の香りでいちごを華やかに引き立たせ、質感はとろりと。

4
フィユタージュ・アンヴェルセ
全粒粉とライ麦で味に深みを加え、ざっくりと。やわらかなクリームやジャムを受け止めるカップ形。

5 半割りのいちご
旬のいちごをぎっしり、ゴロゴロ詰めて、季節の香りあふれるひと品に。

6
いちごのジャム
フレッシュないちごを潰して煮上げ、ソースのようにみずみずしく香り高いジャムに。

ナポレオンパイ ¥950
販売期間/2026年3月29日(予定)

イコール
住所/東京都渋谷区西原2ー26−16
営業時間/10:00~17:00
電話番号/03-6407-0885
定休日/月・火・水曜
Instagram/@equal_pastryshop

Haruna Kamihashi

Patissier Shima(パティシエ・シマ)/東京・麹町

伝統とエスプリが光るスペシャリテ

2015年に惜しまれつつ閉店したレストラン「銀座 マキシム・ド・パリ」の名物といえば、「ナポレオン・パイ」とも呼ばれたイチゴの「ミルフィーユ」。同店でシェフ・パティシエを務めた島田進さんが1998年に開いた「パティシエ・シマ」では、開業当初からそのエスプリを受け継ぎ、看板メニューのひとつとして作り続けている。

はずせないのは、風味豊かなフィユタージュ、コアントローが香る濃厚なクレーム・ディプロマット、甘酸っぱいいちご、コク深いクレーム・シャンティイ、アクセントとなるアーモンドスライス、そして秘伝のフランボワーズジャム。

現在は2代目シェフの島田徹さんによるアレンジが加えられ、フィユタージュは、口の中でほろほろとほどける食感のアンヴェルセとなっている。また、層の数やサンドするイチゴの有無はそのときどきで変わり、異なるスタイルや味のバランスに出合える楽しみも。

いずれの場合も変わらないのは、キルシュが香るフランボワーズジャム+いちごで醸し出される、“島田流”のいちごらしさ。いちごの香りと味わいに奥行きが生まれ、クリームから広がるコアントローの香りと相まって優雅な余韻を漂わせる。

Haruna Kamihashi

「パティシエ・シマ」のこだわりをチェック!

1 いちご
いちごの甘酸っぱさと果実味が、フランボワーズのジャムと相まって増幅。

2 フランボワーズのジャム
気品高いキルシュの香りと凝縮した果実感があふれる秘伝の味。

3 クレーム・ディプロマット
コアントロー(オレンジリキュール)のさわやかな香りと甘さ、をまとった、濃厚なクリーム。

4 フィユタージュ・アンヴェルセ
北海道産バターと小麦の風味が広がる、クリームに負けないしっかりとした味わいがポイント。ほろりとした食感も魅力的。

5 クレーム・シャンティイ
北海道根釧地区の良質な生乳で作られた生クリームが、ミルキーさとコクをプラス。

6 アーモンドスライス
香ばしさと軽い歯触りがアクセントに。

ミルフィーユ・ナポレオン ¥810
販売期間/通年 ※スタイルは、その時々で変更あり。

パティシエ・シマ

住所/東京都千代田区麹町3-12-4 HP麹町ビル1F
営業時間/11:00~19:00(月~金曜)、11:00~17:00(土曜、月によって店休あり)
電話番号/03ー3239-1031
定休日/日曜、祝日
Instagram/@patissiershima

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