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「なんか部屋暗くない?」リモートワークで詮索してくる上司。だが、会議での失態で態度が一変【短編小説】

  • 2026.3.6

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものとして描かれており、実在のものとは一切関係ありません。

プライベートを暴く上司

自宅でのリモートワークは、私にとって集中できる貴重な時間です。しかし、週に一度の定例ミーティングだけは憂鬱でなりませんでした。

画面の向こう側に座る上司は、会議が始まるとすぐに私の部屋を物色し始めるからです。

「お、後ろに映ってるの、高いギターじゃない?」

「なんか部屋暗くない?日当たりが悪いところに住んでいるの?」

上司はニヤニヤしながら、仕事とは関係のないプライベートな詮索を繰り返してきました。

カメラの角度を変えても、わずかに映り込む家具や壁の色にまで口を出します。

自分の聖域である部屋を土足で荒らされるような感覚。私は曖昧な愛想笑いを浮かべ、話題を本題に戻そうと必死でした。

役員の前で流出した裏アカ

そんなある日、役員も出席する重要なプロジェクト報告会が行われました。上司は手柄を誇示しようと、並々ならぬ気合いで画面共有を開始しました。

しかし、その瞬間、会議室の空気は凍りつきました。

上司が共有したのはプレゼン資料ではなく、ログインしたままのSNSの「裏アカウント」の画面だったのです。そこには、会社や役員に対する辛辣な不満がびっしりと書き込まれていました。

「役員連中の考えが古すぎる」「こんな会社、早く辞めたい」

静まり返るオンライン画面。上司の顔はみるみる青ざめ、震える手で共有を停止しました。

しかし、時すでに遅し。役員たちの厳しい視線が上司を突き刺していました。当然、その後の叱責は想像を絶するものだったようです。

翌週の定例ミーティング。現れた上司に、かつての横暴な態度は微塵もありませんでした。画面越しに見える姿はどこか小さく、私の部屋に触れるどころか、一度も目を合わせようとしません。

「……では、今日の進捗を確認します」

上司が放った言葉は驚くほど事務的でした。詮索のない、静かな仕事の時間。自業自得な失態が、私に平穏をもたらしてくれたのです。私はようやく、自分の部屋で深く安らかな息をつくことができました。

 

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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