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「私の案をベースに進めさせました」と他人の成果を横取りする先輩。しかし、重要会議で上司の鋭いツッコミが炸裂した結果

  • 2026.3.5

見事な「手柄の横取り」

私の部署には、他人の努力の結晶を、さも自分の成果であるかのようにアピールする先輩がいます。

「私が全部やりました」とあからさまに嘘をつくわけではありません。

会議の場などで、周囲が勘違いするような絶妙なパス回しをしてくるのです。

「このプロジェクトは、私の案をベースに進めさせました」

何日も残業して私が作り上げた企画書。

それなのに、いつの間にか「先輩の指導のおかげ」という空気にすり替わっていく理不尽さ。

若手の私からは「私が作りました」と割って入る隙もなく、毎回苦い思いを噛み締めていました。

そんなある日、上司も同席する重要な進捗報告会でのこと。

先輩はいつものように私の作った資料をモニターに映し、堂々とプレゼンを始めました。

「現状の報告になりますが、私が作成したこちらのデータをご覧ください」

(また私の手柄を持っていくのか……)

下唇を噛んで俯く私。しかし、この日はいつもと少し展開が違ったのです。

「ちょっとストップ。ここの数値予測だけど、どういう根拠でこの結果を導き出したの?」

突然飛んできた、上司からの鋭い指摘。

資料の細部に踏み込んだ、かなり専門的な質問でした。

当然、自分で一からリサーチしていない先輩の口はピタリと止まります。

「え、ええと……そちらはですね……おおよその推移をもとに……その……」

みるみるうちに顔が引きつり、しどろもどろになる先輩。

形勢逆転の瞬間

助け舟を出すこともできず沈黙する先輩を見て、上司は少し呆れたようにため息をつきました。

「実務を担当した本人に聞いたほうが早そうだね。君、この部分の補足はできる?」

上司の真っ直ぐな視線が、私を捉えました。

私は姿勢を正し、一つ深呼吸をしてから、はっきりと口を開きました。

「はい。そちらの数値は、昨年度の四半期実績に、直近の市場トレンドを加味して算出しました。詳細な内訳ですが」

自分が頭を抱えながら分析し、苦労してまとめたデータです。

スラスラと論理的に説明し終えると、上司は感心したように大きく頷きました。

「なるほど、非常に説得力があるね。よし、君のこの分析通りにプロジェクトを動かそう」

「ありがとうございます!」

私の隣で、先輩は居心地が悪そうに小さくなっていました。

会議の後、自分のデスクに戻ろうとする私を、上司が呼び止めました。

「今日のデータ、すごく精度が高かったよ。裏でしっかり準備してくれていたんだね」

ずっと胸の奥に抱えていた重たいモヤモヤが、一陣の風で吹き飛ばされたような感覚でした。

誰かを直接責め立てたわけではありません。それでも「ちゃんと見てくれている人はいるんだ」と胸が熱くなりました。

静かだけれど、これ以上ないほどスカッとした瞬間でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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