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【60代エンタメ】片岡愛之助がルパン三世に!歌舞伎初心者にもおすすめ♪新作歌舞伎「流白浪燦星(ルパン三世)碧翠の麗城(へきすいのれいじょう)」公開舞台稽古

  • 2026.3.6

3月4日、東京・新橋演舞場で新作歌舞伎「流白浪燦星(ルパン三世) 碧翠の麗城(へきすいのれいじょう)」の公開舞台稽古が行われ、主演の歌舞伎俳優 片岡愛之助さん、中村米吉さん、市川笑三郎さん、市川笑也さん、市川中車さんが登場しました。2023年12月に初演となった新作歌舞伎『流白浪燦星(ルパン三世)』の第2弾として注目の集まる作品でもあり、いよいよ3月5日より東京を皮切りに全国4大都市にて公演されます。歌舞伎初心者の方にもおすすめの作品の見どころや、初日を控えたみなさんのコメントをお届けします!

冒頭メインキャストからのあいさつでは意気込みも語られました

公開舞台稽古は囲み取材からスタート。翌日の初日を控え、主演の歌舞伎俳優 片岡愛之助さん、中村米吉さん、市川笑三郎さん、市川笑也さん、市川中車さんが冒頭のあいさつでコメントしました。

主演・流白浪燦星(ルパン三世)役 片岡愛之助

撮影/素敵なあの人編集部

「『流白浪燦星 碧翠の麗城(へきすいのれいじょう)』で第2弾となりうれしく思っております。このように続けることができるのもみなさまのおかげです。今回、流白浪燦星(ルパン三世)に加えて石川五ェ門を二役、早変わりで務めさせていただきます。この作品はみんなで力を合わせて練りに練った物語。立ち回りあり、早変わりあり、宙乗りあり、大スペクタクルなお芝居です。 普段歌舞伎をご覧になられているお客様は、「この場面知ってる」と気づくいろんな歌舞伎のオマージュもあり、原作の場面のオマージュもあります。歌舞伎を初めてご覧になられるお客様にも、わかりやすく楽しんでいただける退屈しないお芝居になっています。妥協なき稽古で、原作の『ルパン三世』のファンのみなさまにも納得していただける作品に仕上がっております。千秋楽まで全力で務めたいと思いますので、ぜひ劇場に足をお運びください」

ヒロイン・瀬織姫(せおりひめ)役 中村米吉

撮影/素敵なあの人編集部

「今回のお芝居のオリジナルキャラクター、ヒロイン瀬織姫(せおりひめ)を務めさせていただきます。前回から続くルパンファミリーに入り、ルパンらしさと歌舞伎のお姫様らしさを大事にしながらお兄さん方の胸をお借りして、まずは東京公演を大成功させて次へつなげていきたいと思います」

銭形刑部役 市川中車

撮影/素敵なあの人編集部

「2作目でも、引き続き銭形刑部をやらせていただきます。今回も銭形らしくやらせていただきたいと思います。愛之助さんがおっしゃったように、いろいろな仕込みのある作品です。来年の2月博多座まで、どうぞよろしくお願い致します」

峰不二子役 市川笑也

撮影/素敵なあの人編集部

「峰不二子をやらせて頂いております市川笑也でございます。今回の不二子のテーマは「エロ」です。ぜひ劇場に観に来てください。以上です(笑)」

次元大介役 市川笑三郎

撮影/素敵なあの人編集部

「第1作に続き、次元大介を務めさせていただきます。ルパンでの愛之助さん、そして石川五ェ門での愛之助さん、ずっとご一緒する場面が多ございます。ルパンと次元、石川五ェ門と次元という距離感をきっちりとお見せできるよう努めたいと思います。来年2月までと長丁場の公演ですので、健康にも努めますし、お芝居もさらに良くなるように日々精進してまいりたいと思います。まずはこの新橋演舞場の公演が無事に終わりますよう、みなさまのご声援どうぞよろしくお願いいたします」

質疑応答では役づくりについてもコメント

一人二役に挑戦した片岡愛之助さん。ルパンから石川五ェ門へ、いつ着替えて出て来たか気づかないほど驚きの早変えも見どころです! 撮影/素敵なあの人編集部

Q 3月4日でお誕生日を迎えられたばかりの愛之助さんですが、新作への意気込みは? 片岡愛之助:
いい感じに仕上がりました。私、誕生日迎え、54歳の第一歩に『流白浪燦星(ルパン三世)』を歩ませて頂きます。お客様が入って初日を迎えないと(反響が)わからないので、心配になるのですが、明日の初日で安心するのか不安になるのか決まりますが、楽しみながら務めさせて頂けたらと思います。 Q 石川流白浪燦星(ルパン三世)と石川五ェ門をやるにあたり、ご苦労はありましたか? 片岡愛之助:
前回は尾上松也さん、尾上右近さんが務められて、ふんどし一丁のシーンがあったんですが、今回は無かったのでホッとしておる次第です(笑)。 Q 中村米吉さんも、演じるうえでご苦労はありましたか? 中村米吉:みなさまのチームワークができている中に参加させていただき非常にプレッシャーもありましたが、私が入ることで新しい空気感を提供することができたのかなと思っております。新作を作るという現場において経験豊富なみなさまとご一緒させて頂き、心強くお稽古させていただいています。 Q 今作でパワーアップしたところは?

片岡愛之助:
『ルパン三世』をどうやって歌舞伎に落とし込むのかという迷いの中で第一作目をつくったので、そういう意味ではすっかりキャラクターも出来ておりますので、方向性に迷うこともなくできました。米吉さんに新たな風を吹き込んでいただき、新鮮な第2弾になりました。 Q 流白浪燦星(ルパン三世)から見た、共演者のみなさんの役の見どころを教えてください。 銭形刑部について
とっつぁんが出てくるだけで「来た来た来た!」となって自然と盛り上がります。また、みなさんがご存じの原作『ルパン三世』に出てくる音も全部和楽器で演奏していますし、タイプライター音なども使わせていただいてますので、きっとテンションが上がるのではと思います。 峰不二子について
不二子ちゃんはエロなんです。いつもはセクシーなんですけど。今回はエロです。これは観ていただいたら「おおっ!」と思うので、楽しみにしてください。 次元大介について
次元はいつも通りですが、(役の中で)買い物するときにお金を払ってもらったり、流白浪燦星(ルパン3世)でも石川五ェ門でも助けてもらいます。最高の相棒です。 瀬織姫(せおりひめ)について
瀬織姫はやはり米吉さんでないと務まらないと思い熱烈オファーさせていただきました。かわいさ、ピュアで透き通る透明感が必要で、流白浪燦星(ルパン3世)と瀬織姫がラブラブになってはいけないんです。このきわどい淡い恋物語を見ていただきたい。ぴったりだと思います。 Q 愛之助さんはアニメ『ルパン三世』のルパンの声優さんの声を聴きながらお化粧されているとのこと、他のみなさんはアニメ版から参考にしたものはありますか?

銭形刑部役 市川中車:

銭形警部というと、幼いときに観て、すごく怖もてで、あごがふたつに割れていたり、ましかくの顔をしているにもかかわらず、下まつげがクリっとなっているイメージがあったので、下のまつげを必ず書かせていただいてます。それを見た米吉さんが今朝「フランケン?」とおっしゃいました。 中村米吉:「フランキー! ワンピースの」(と、修正する場面に。) 市川中車:あ、そっちですか(笑)。(と、会場の笑いを誘いました。) ――仲がいいんですね? 中村米吉:家が近いんですよ。なのでいつも送ってくれるんです。でもちゃんとメーター料金払ってます(笑) 市川中車:ついてないよ(笑)。 中村米吉:懐が大きい方なので、かまってくれるんです。 峰不二子役 市川笑也:
そうですね、やはり格好が歌舞伎なので、メイクを極力寄せようと思ったり。みそ汁にバターを入れたり…?違うか(笑)。 次元大介訳 市川笑三郎:
扮装など、私は一番アニメ版とかけ離れた仕上がりになっていると思うので、キャラクターの中身の部分で、ニヒルなところやおちゃめなところを出すべく、アニメを見て研究してやらせていただいています。 Q ロングラン公演、そして第2弾の新作です。人気の秘訣はどこにあると思いますか? 片岡愛之助:
原作の力がすごいのではないかなと思います。子どもの頃から見ていたという方もいらっしゃるので、原作のファンのみなさまのパワーはすごいなと思いますし、そこは裏切れないと思います。何としてもその部分を歌舞伎でうまくつなげていきたいです。そしてまた、この作品で初めて歌舞伎を体験されて、歌舞伎にハマる人生をスタートしていただけたらと思います。 Q 日ごろからプライベートでルパンっぽさが出るところはありますか? 片岡愛之助:
この作品をやっていると、ルパンのしゃべり方のギアが入るところがあります。例えば、飲食店で注文するときに出ます。「こーれでいいんじゃねえかぁ~?」とか(笑)。普段お芝居ではそういうのを引きずらないタイプなんですけどね。 ――ご自宅に、リアル不二子ちゃんもいらっしゃいますからね。 片岡愛之助:
恐縮でございます。 Q 最後にメッセージをお願いします! 片岡愛之助:
新橋演舞場で待ーってるぜぇ~!(ルパン風に)

この日は愛之助さんの誕生日!サプライズでお誕生日をお祝いする場面も

この日は愛之助さん54歳の誕生日。サプライズでケーキが登場し、54本のバラの花束が贈られました。「ありがとうございます。すごいですね。嬉しいです。今日の舞台稽古頑張れそう」とうれしそうな笑顔を見せていました。

いよいよ5日からスタート。歌舞伎が初めてでも楽しめる4つのポイントをチェック!

その1 原作の『ルパン三世』を再現した衣装や音楽に注目!

撮影/素敵なあの人編集部

それぞれの衣装を見ると誰だか一目瞭然。原作アニメーション『ルパン三世』の登場人物のイメージを歌舞伎の衣装に落とし込み、原作に忠実に再現された和風のデザインがおしゃれで新鮮。さらには劇中音楽も歌舞伎仕様になっていて、原作アニメの聴き慣れたテーマソングが「和風だとこうなるんだ!」と、感激してしまうこと必至です。

その2 迫力のある大立ち回りに圧倒!

撮影/素敵なあの人編集部

大人数相手に火花を散らす殺陣シーンや、巨大ムカデとの闘いのシーンなど、迫力のある大立ち回りには目がくぎ付け。宙返りなどのアクロバティックな動きもあったり、「ツケ打ち」という床に置いている板を手に持つ2本の木で打ち鳴らす、歌舞伎独特の効果音が迫りくる緊迫感をあおります。

その3 宙乗りや客席降りなど、舞台を飛び出す演出の数々に興奮

撮影/素敵なあの人編集部

舞台や花道を使った演出はもちろんですが、宙乗りも披露。着物姿でダイナミックに宙を舞う姿に歓声が上がります。また、舞台から客席へ降りて散策する演出も。近くで目の当たりにするリアルな俳優さんのお芝居にも興奮してしまいます。

その4 壮大なシーンを描くセットがすごい

撮影/素敵なあの人編集部

町並みの景色から壮大な山や海など、めくるめく場面ごとに展開される豪華なセットも必見。また、生の音で盛り上げる歌舞伎ならではの演出も見どころ。三味線伴奏で物語を語る義太夫節は、初心者にとってはシーンを理解しやすくサポートしてくれます。 長年愛される国民的なアニメ『ルパン三世』が歌舞伎になったらどんな風になるのか、気になったらこの機会に是非足を運んでチェックしてください。

歌舞伎『流白浪燦星(ルパン三世)』待望の第2弾 新作『流白浪燦星 碧翠の麗城(へきすいのれいじょう)』

全国4大都市でのロングラン公演
2026年3月5日~27日 東京・新橋演舞場
2026年4月3日~26日 名古屋・御園座
2026年9月2日~26日 京都・南座
2027年2月6日~26日 福岡・博多座

演目と配役
[原案・原作]
モンキー・パンチ
[劇作・脚本・演出]
戸部和久
[出演]
流白浪燦星/石川五ェ門 片岡愛之助
瀬織姫 中村米吉
峰不二子 市川笑也
次元大介 市川笑三郎
花屋久松 市川寿猿
七藍屋雅吉実は守矢正之助 市川猿弥
銭形刑部 市川中車
瀧津弾正久永 中村錦之助

あらすじ
流白浪燦星(ルパン三世)
碧翠の麗城
時は封建時代。諏訪の太守、春宮家の息女・瀬織姫(せおりひめ)は鎌倉初瀬寺で静かな日々を送っていたが、父の死により、お家存続のため執権の弾正と無理やり結婚させられることに。そこへ、寺にがっぽり貯め込まれた金を盗みに流白浪燦星がやってきて、二人は出会う。自由を夢見ていた深窓の姫に、流白浪という風が吹いたとき、幻の古城に秘められたお宝を巡る冒険が始まる。流白浪と姫、淡く通ってゆく二人の思いは、それぞれの定めの狭間で揺れ動く。流白浪と姫、次元、五ェ門、不二子が大敵の弾正と宝を争い、銭形がそれを追う。歌舞伎とルパン三世の“ヒロイン物語”が今、幕を明ける。

この記事を書いた人 加藤文惠

これまで生活情報誌やファッション誌のWEB媒体、エンタメ媒体、アイドル誌などで記事を担当。近年は様々な媒体でK-POPアイドルのコンサートやショーケース、韓流ドラマ俳優のファンミーティングや韓国エンタメのイベントレポート、インタビュー、などを執筆。

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