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【60代エンタメ】ミュージカル『最後の事件』は加藤和樹ほか主演がトリプルキャスト!虚構と現実が交錯する化学反応に注目!

  • 2026.2.13

名探偵の代名詞とも言えるシャーロック・ホームズと、その生みの親であるアーサー・コナン・ドイルの知られざる心の内面と苦悩を描いた2人芝居、ミュージカル『最後の事件』が東京・大阪で上演。世界的な人気者を生み出した作家が、そのキャラクターと対立することとなった理由とは? 成功の裏にあった物語が舞台上で明らかに——。

右から太田基裕、加藤和樹
写真:田中亜紀

アーサー・コナン・ドイルが1893年に発表した短編「最後の事件」をモチーフに創作されたのが、ミュージカル『最後の事件』。幕開きとともに、あっという間に舞台の世界に引き込まれるのは、歌唱でリズミカルに展開されるミュージカルならではの醍醐味。シャーロック・ホームズシリーズの代表的な作品や登場人物の名前が出てくるのも、面白さのひとつです。

右から太田基裕、髙橋颯
写真:田中亜紀

大きな見どころは、ひとりの作家と「彼が創作した名探偵」という異なる次元に存在する2人が、ときには相棒のように、ときにはライバルのように対峙することで描かれる、夢と葛藤。
 
作家として大成功を手にしたものの、やがてシャーロック・ホームズの人気を、創作の自由を脅かす原因と感じるようになるコナン・ドイル。一方、そんなコナン・ドイルに対して、シャーロック・ホームズは、これまでの偏屈で変わり者というイメージからするりと抜け出して、チャーミングな一面も魅せて……。
 
脚本・作詞・演出を手掛けたのは韓国のクリエイター、ソン・ジェジュン。アーサー・コナン・ドイル役は加藤和樹・矢崎広・髙橋颯、シャーロック・ホームズ役は渡辺大輔・太田基裕・糸川耀士郎というトリプルキャストがつとめ、その組み合わせは実に9通り。キャストそれぞれの個性と強みを生かした贅沢な演出で、舞台の化学反応に満ちた空間と時間が楽しめます。

右から矢崎広、糸川耀士郎
写真:田中亜紀

《あらすじ》
患者が訪れない病院の医師であり、読者に見放された作家、アーサー・コナン・ドイルは人生を変えるため探偵小説を書き始める。その小説の主人公の名はシャーロック・ホームズ。ホームズは完璧なプロファイリング能力を備え、探偵として必要な全てを兼ね備えた最高の探偵である。 作家と小説の中の登場人物でありながら、ドイルとホームズは最高のパートナーとなり、探偵短編小説を完成させていく。 小説内の様々な事件を華麗に解決していくホームズに、人々は熱狂していった。ドイルはホームズが主人公の探偵短編小説で成功しているなか、長年夢に見てきた歴史長編小説を書きたいと願うが、出版社からは「ホームズが登場しない小説は必要ない」という拒絶ばかりを受ける。 ドイルは自身の夢を叶えるため、ホームズとの運命を変える重大な決断を下す。 小説と現実が入り混じる中、果たして二人の結末はどうなるのか—。

右から髙橋颯、渡辺大輔
写真:田中亜紀

《各キャスト  コメント》 ▼アーサー・コナン・ドイル役
 加藤和樹
日本で初めて上演される2人ミュージカル「最後の事件」。演出家のソン・ジェジュンさんの想い・こだわりが詰まったこの作品をカンパニーみんなでディスカッションを重ねて練り上げてきました。様々な組み合わせで稽古をして、それぞれのペアの違いや面白さも感じています。アーサー・コナン・ドイルとシャーロック・ホームズ……2人の織りなす濃密な時間を是非劇場に体感しに来てください。 矢崎広
アーサー・コナン・ドイル×シャーロック・ホームズ。作者と登場人物の設定にずっとワクワクしたまま、歌稽古から本当あっという間にここまで来た感じです。ソン・ジェジュンさんの素晴らしい脚本と演出の元に、キャスト6人のパワーと様々な組み合わせによる相乗効果で作品の彩りも魅力的に広がっています。ここからはぜひ観に来てくださる皆様と「最後の事件」を盛り上げていければ。沢山のご来場お待ちしております。 髙橋颯
ここまで積み重ねて来た時間、悩み、発見を舞台上で息づかせて、この作品が観てくださる皆さまの心にそっと触れ、明日を迎える気持ちが少し変わるような時間になれば嬉しいです。劇場という特別な空間で生まれる、今この瞬間をぜひ一緒に味わってください。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。 ▼シャーロック・ホームズ役
渡辺大輔
いよいよ韓国発、ソン・ジェジュンさんオリジナルミュージカルの幕が上がることに、嬉しさと興奮を隠しきれません。この作品は、交わることのない2人が相対することで、さまざまなドラマが展開していきます。アーサー・コナン・ドイルとシャーロック・ホームズを知っている方でも、出会ったことのない感情を抱くことになると思います。交錯する2人の感情、友情、そして決断。6名の役者がそれぞれの経験をもとに、魂を込めて創り上げた役をお楽しみください。 太田基裕
舞台上にはたったの2人。最後まで支え合い、楽しみながらも真剣に向き合っていきたいと思っております。3×3の9通りのペアが生まれます。どんな緊張感、空間が広がるのでしょうか。ぜひお客様もドキドキしながらライブ感を楽しんでいただけると嬉しいです。劇場でお待ちしています! 糸川耀士郎
シャーロックホームズはドイルの作り上げた最も完璧な創作物という事で、その説得力を出す事を一番大切に役作りしてきました。その為には自分の歌のスキルを大幅に上げなければならないと思いましたが、そこに全力で直向きに挑戦できたと思います。きっとこの作品を見れば、稽古期間中になぜか消えてしまったフォロワーも帰ってくることでしょう。頑張ります!!

右から糸川耀士郎、太田基裕、渡辺大輔、髙橋颯、矢崎広、加藤和樹
写真:田中亜紀

《ソン・ジェジュン プロフィール》
『SINGLES』(08)で第2回ミュージカルアワード最優秀賞及び作詞/脚本賞を同時受賞に続き、『READY TO FLY』(19)で第3回韓国ミュージカルアワード・ニューウェーブ賞を受賞、脚本・作詞・演出を担当した『CAFFEINE』と『RUN TO YOU』(原題:「StreetLife」)を韓国で初演後に日本進出も果たし、『MUSIC BOX』、『地球滅亡30日前』など様々な作品を幅広く演出。

ミュージカル『最後の事件』 東京公演:2026年2月7日(土)~3月8日(日) 銀座 博品館劇場
大阪公演:2026年3月13日(金)~3月16日(月) サンケイホールブリーゼ
https://finalproblem.jp

スタッフ
脚本・作詞・演出:ソン・ジェジュン
作曲:ホン・ジョンイ 翻訳・訳詞・演出補:福田響志
音楽監督:岩崎 廉
振付:松田尚子
美術:伊藤雅子
照明:杉田諒士
音響:佐藤日出夫
衣裳:小西 翔
ヘアメイク:水﨑優里
歌唱指導:吉田純也
アクション:冨田昌則
稽古ピアノ:treetop (栗山梢、豊住舞、久保奈津実 )
通訳:シンユ
演出助手:坂本聖子
舞台監督:仲里 良
キャスト:
アーサー・コナン・ドイル:加藤和樹、矢崎 広、髙橋 颯
シャーロック・ホームズ:渡辺大輔、太田基裕、糸川耀士郎
演奏:treetop (栗山梢、豊住舞、久保奈津実)

この記事を書いた人 杉村道子

カルチャー系を中心にインタビュー記事を執筆しています。趣味は歌舞伎、落語、ミュージル、ストレートプレイに小劇場と、ひたすら雑食舞台鑑賞。年に何本見ているのか、最近は怖くて数えていません。

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