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【ひとりに優しい温泉宿】穏やかな暮らしを感じる島時間へ 島宿真里[香川・小豆島温泉]

  • 2026.2.28

CREAが取材してきた数多の温泉宿から、ひとりに優しい魅力ある温泉宿をセレクト。いつか訪れたい憧れの宿、再訪したい思い出の宿、絶景を楽しむサウナも併せてご紹介。

歴史ある優れた建築と向き合うのも、ひとり温泉の醍醐味。歳月を重ね、こだわりあるお手入れが施された館内で、心と体の休日を。


穏やかな暮らしを感じる島時間へ

●島宿真里[香川・小豆島温泉]

高松−小豆島間を結ぶ高速艇からの景色。きらめく波光が旅情を誘う。

冬の低い陽射しを受けて、凪いだ瀬戸内の内海がきらきらと輝く。

高松港から高速艇で約35分。周囲が雨でも、不思議と晴れる日が多いという小豆島は、いつもまばゆい光に溢れている。

どこか懐かしい印象のエントランス。

全国的にも有数の日照時間の長さと温暖な気候を活かし、オリーブや柑橘類の栽培が盛んで、古くから醤油の生産でも栄えてきた。

木造の醤油蔵と民家の並ぶ、なだらかな上り坂の途中に島宿真里はある。

麻暖簾を透かす眩い光が美しい。

暖簾をくぐると館内のあちこちに光が躍っていた。

昭和初期に建てられた自宅で、50年ほど前に現オーナーのお母さんがはじめたという小さな民宿。建物は国の有形文化財に登録され、現在でも食事処の一部として大切に使われている。

島で穫れた八朔や早生みかん、島すももなどを漬け込んだ自家製の果実酒。20種類以上を楽しめる。

この辺りは、「醤の郷(ひしおのさと)」と呼ばれ、400年前から「木桶仕込み」で時間をかけて小豆島醤油を作り続けてきた。宿ではその特産品を主役に、地元食材を使った醤油会席が供される。

館内のあちこちに愛らしい花や植物が。
館内のあちこちに愛らしい花や緑が。

母屋に合わせて増築された館内には、建物と同様に囲炉裏やガラス戸など、時を経た家具や調度品が静かに佇んでいる。

先ほどまで、長椅子に射していた光が、ほんのわずかのうちに梁の木目を照らす。フロントでは古い壁掛け時計が心地よく時を刻んでいる。

ひとり、島を流れる時間に耳を傾けると、普段より穏やかな気持ちになった。

眺望のよさが魅力の「も」の部屋は湯船からの眺めが特にすばらしい(湯船は2020年取材時からリニューアルされている)。

全室に部屋風呂があり、やわらかな肌触りの湯にも癒やされる。

ここには確かにもうひとつの日常があり、流れる時間は島の陽光のようにやさしく心をほどいてくれる。

ひとりで宿泊可能な4室のうち、坪庭に面した「す」の部屋は現在ツインべッドを導入。客室は全8室、自家源泉の部屋風呂付き。

島宿真里

所在地 香川県小豆郡小豆島町苗羽甲2011
電話番号 0879-82-0086
ひとり料金 1泊2食付き46,475円~
ひとり対応 平日のみ
アクセス 高松港よりフェリーで小豆島へ。下船後、車で約20分

※掲載されてる情報は、2025年12月現在のもので、諸事情により変わる場合もあります。今号に掲載した各施設、店舗などの情報は通常営業時のものです。実際の運営・営業状況については、ホームページなどをご参照いただくか直接お問い合わせください。お出かけの際には、政府・各自治体などから出ている要請措置、注意喚起をご確認ください。

※価格は表示がなければ、消費税込み(標準税率10%もしくは軽減税率8%)です。施設によりサービス料、入湯税など別途加算される場合があります。


続きはCREA Due「楽しいひとり温泉。2026」でお読みいただけます。

Photographs=Mitsugu Uehara

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