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離婚後、突然のマンションからの退去通知。絶望から前を向いて築いた【小さな暮らし】

  • 2026.4.3

離婚後、突然のマンションからの退去通知。絶望から前を向いて築いた【小さな暮らし】

人生の後半戦、“自分サイズ"を見直して、シンプルかつコンパクトに暮らし替えをされた方を紹介する「小さい暮らし」の見本帖。人生の後半戦、“自分サイズ"を見直して、シンプルかつコンパクトに暮らし替えをされた方を紹介する「小さい暮らし」の見本帖。今回、登場いただくのは、インスタグラム講師のエクリュさん。後編では、離婚後に住まいを失ったあとの話をうかがいました。

突然の退去通知に「人生終わった!」

夫は黙って家を出て行き、その後離婚。エクリュさんは2人の子どもと神奈川県内の夫名義の分譲マンションに残った。

「収入の少ない私が子どもと出て行くという選択肢はなく、愛着のあった当時の住まいにしがみついていました。でもどこかで不安を感じていて、のちにそれが現実に。夫側の弁護士からマンションの退去通知が届いたのです。人生終わったと、絶望感でいっぱいになりました」

それでも「前を見るしかない!」と腹をくくったエクリュさん。「せっかくなら一軒家に住んでみようよ」と明るい提案をしてくれた子どもたちにも救われた。関東で数軒の賃貸住宅に暮らしたのち、57歳で故郷の大阪にUターン。一時は気ままなひとり暮らしも経験し、現在は長女と二人、3DKの賃貸マンションに落ち着いた。

数回の引っ越しで、持ち物のスリム化にも成功。食器棚も冷蔵庫も以前より小さくなった。

「景品など、ささいなものでも受け取らないようにして、ものを増やさないように心がけています。目指しているのは、好きなものだけに囲まれた空間。目に入るものをお気に入りだけにしていきたいですね」

仕事のメイン舞台はインスタへ移行し、受講者の「リール(ショート動画)を作れた」「〇万再生を達成した」という声に何よりやりがいを感じている。エクリュさん自身も仕事用と個人のアカウントで投稿を続け、総フォロワー数は7.4万人に。困難があっても挑戦し続けてきた人生の経験値が、多くの女性たちを引きつけている。

「手放したもの」はなんですか?

直火で炊くほうがおいしいと聞いて炊飯器を手放しました

「ガスで炊いたほうがご飯がおいしいという情報が気になり、一つ前の住まいで思い切って炊飯器を手放しました。代わりに炊飯専用の土鍋『かまどさん』を新調。毎日おいしいご飯を食べられています。難しそうと思っていた玄米も上手に炊けます」

自分の死後に見られたくない!写真を処分してお気に入りだけに

アルバム単位でたくさんあった幼少期~中高生時代の写真。

「私が死んだあとに誰かに見られるのがイヤで(笑)、気に入っているものだけ残して処分しました」

結婚式の写真も、もう見返すことはないと2枚だけに。分厚いアルバムがなくなり、省スペースに。

「未来を心配しすぎるクセ」を手放したら、仕事も体調も順調に!

若い頃から未来を心配しすぎるクセがあり、まだ起きてもいないことを心配しすぎて眠れなくなり、健康を害してしまったことがあるエクリュさん。

「でも、心配したことはほぼ起こらないと気づいたら気持ちがラクに。体調もよくなり、仕事もうまくいくようになりました」

「やめたこと」はなんですか?

食事を適当に済ませるのをやめて、モチベアップのためコンロも新調

「60代になって体力や見た目の衰えを感じるように。今まで簡単に済ませることが多かった食事を見直し、野菜を意識してとるようになりました。料理のモチベーションアップのために購入したプロ風のガスコンロが活躍中。炒めものがおいしく作れます」

「はじめたこと」はなんですか?

チラシがきっかけではじめたピアノ。気がついたら1年半続いています

ポストに入っていたチラシをきっかけに、以前から通ってみたかったピアノレッスンをスタート。

「認知症予防になればと思っていたら、楽しくて1年半続いています。毎日自宅でも弾きたくて、『カシオ』の5万円前後の電子ピアノを購入。音がよくて気に入っています」

ストレッチ用ポールで凝り固まった体をリセット。就寝前の新習慣に

以前通っていたジムで見かけたストレッチ用ポールを自宅用に購入。デスクワークが多いエクリュさんにとって、就寝前に体をほぐすための必需品に。

「この上に仰向けで数分横になるだけですが、胸が開いて呼吸が深くなります」。

愛猫のマーブルも一緒にストレッチ!?

「迎えたもの」はなんですか?

よく行く銭湯で使い心地がよかった「ミラブル」のシャワーヘッド。

「ちょうどふるさと納税の返礼品(香川県小豆島町)として選べたことから、洗浄力と美容効果を期待して導入。毛穴の奥の汚れまで洗い流せるらしく、肌の質感が変わった気がします」

ソファの代わりに「ニーチェア」を新調。折り畳めるのが便利です

「ソファがあるとダラけてしまいそうなのと、部屋を広く使いたいという思いから、ソファは手放してひとり掛けの『ニーチェア』を購入しました。折り畳めるので、別の場所で使いたいときに移動がラク。置いてあるだけで絵になるところも気に入っています」

Profile

エクリュさん (インスタグラム講師)
1965年大阪府生まれ。27歳で結婚し一男一女に恵まれる。30代から会社勤め以外の働き方を模索し、40代で離婚を経験。現在は「50代起業女性のインスタ集客」(instagram.com/ecru_insta)を主宰。中高年女性に特化した講座が人気。

撮影/土屋哲朗 取材・文/志賀朝子

※この記事は「ゆうゆう」2026年5月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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